仕掛人・藤枝梅安2のレビュー・感想・評価
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地味なシーンが多いのがミソ。
前作に続いてよい。
今回は梅安がエモい。
やっぱり脇からメインまで役者レベル高し。
トヨエツ、愛之助の会話が今回もよい。
なんだろなぁ、明日死ぬかも知れない事を知ってる2人がお互いに優しく静かな時間を共有する感じ。
食事のシーンも生を慈しむ、生命を大切にする感じがして機能してる。
下働きの高畑のキャラが好きだ。
椎名桔平も極端なキャラを上手く演じ分けている。
剣豪2人との戦いもあっけなくも、凄まじい。勝つにはこういう戦い方しか無いだろうなぁ。
どうやら3もありそうなので、個人的には絵作りにもう少し時間をかけてこだわって欲しいと思う。
トヨエツ最高
椎名桔平の極悪っぷり。彦二郎の嫁を犯すシーンで俺の怒りがスイッチON。とんでもない野郎だ💢
彦二郎の復讐
梅安が引き受ける仕事(仕掛け人)
それを追う佐藤浩一
ストーリーが見応えあった。初めて映画館で時代劇を観たんですが、かなり面白かった。キャスト陣も最高でした
とにかく豊川悦司が超絶絵になる。どの角度から見てもめちゃくちゃかっこいい。笑
次回作あるみたいな終わり方だったので絶対観に行きます。トヨエツ最高!
色と食事が池波正太郎の本骨頂
2作目を観たのでまとめて。
制作にテレビ局が多数参加しているので早ければ夏秋にもテレビで放送しそうだったので、初めは観に行く気が無かったのですが、タイミングが合ったので1作目を観賞、思いの外面白かったので2も楽しみにして先日観賞。
テレビはもちろん映画の時代劇としても最近ではみられない位に力が入っていた。
一つ不満なのが、良く作り過ぎているのか夜のシーンになると月明かりかろうそくしか無いので画面が暗いってとこ位。
必殺シリーズのように、弱者が悪人に虐げられなけなしの銭で仕事を依頼、出陣、悪即斬のスピーディーな展開ではなく、仕掛ける相手の動向を調べ隙が出来るまで待つやり方。
仕掛け料も最低でも100両(今なら1000万位?)ととても貧乏人の敵討ちに出せる金額じゃないと、単純な勧善懲悪では所を見て「そう言えば原作はこうだったな」とか思い出した。
最後にオマケがあるのを聞いていたので何かなと思っていたら、エンドロール中にあの人の名前が。
後で知ったけど来年にはあの人の映画もあるそうでこちらも楽しみに。
原作に出るもうひとりの仕掛人、小杉十五郎が好きなので彼が出る話も作って欲しいな。
2作目も最高に面白かった
しかし美味しそう。
年齢的にこれくらいの人数でゆったりした流れは心地よく。
マーベルやら最近の日本の不良ものは人がいっぱい出すぎでそれだけで疲れてしまうので演技のできる役者さんを堪能できます。
本編とは関係ないのですがやはり池波作品。食べるものがシンプルながら実に美味しそう。😋
ラストエンドロールのあと鬼平出てきましたが? 次作品で戦うの?なんだろう?
このメンバーなら次作品も観てみたい
極上の本格娯楽時代劇!
今年2月に公開された「仕掛人・藤枝梅安」の続編でした。池波正太郎生誕100年を記念して製作されたものですが、これまで小林桂樹や渡辺謙などの名優が演じてきた梅安先生を、今回は豊川悦司が演じました。個人的に渡辺謙版の印象が深かったため、本シリーズの1作目を観た時は若干の違和感がありましたが、2作目となりそんな違和感も消え、作品そのものに没入出来ました。
豊川版の1作目は、原作の小説でも第1作目だった「おんなごろし」をベースにしたストーリーでしたが、本作は原作の第2作目の「殺しの4人」と、第3作目の「秋風二人旅」をミックスした内容になっていました。原作がしっかりしていることは勿論、錚々たる俳優陣を揃えたこともあり、娯楽時代劇として非常に質の高い仕上がりになっていたと思います。
どうやら豊川版の梅安先生の製作は一区切りがついたようですが、次回作にも期待してしまうところです。ただ、本作のエンディングで、同じく池波正太郎生誕100年記念作として製作されることが発表されていた「鬼平犯科帳」の新作の主人公・長谷川平蔵が、チラッと登場して梅安先生とすれ違います。5代目の鬼平は、10代目松本幸四郎(ややこしいな)。撮影は2023年春・秋ということらしいので、上映はもう少し待たないといけないようですが、今から楽しみです。
そんな訳で、今や絶滅危惧種となってしまった本格娯楽時代劇の新作が楽しめたので、評価は★5とします!
前作の勢いはそのまま
エンドロール後におまけカットあり
展開は比較的単純ではあるものの、テンポよく進むため退屈さを感じることはなかった。
エンドロールに英語の字幕が入っていたり、江戸のカットに富士山が大きく描かれていたりと、海外の観客を意識したと思われる部分がいくつかある。
一方、彼らが最も好むであろう刀を格好良く振るうサムライは全て敵役になっている。敵役の派手な殺陣に対して、主人公側の戦闘シーンはやや地味であり、主人公達の仕掛人というキャラクター設定を外すことなく描かれている。
人物を雨に投影させて回想を表現するなど、ところどころやりすぎと感じる演出もあるが、商業的な成功を意識しつつも原作を蔑ろにしない作品づくりには好感が持てる。
素晴らしかった
めちゃくちゃ面白い。今回はなかなか仕掛けの場面がなかったのだけど、なくても面白い。遅くに始まる仕掛けの場面がまた最高で、常々、殺し屋のアクションは一撃必殺か、多くても2~3手で完遂できなければ逃げるしかないのではないかと考えているのだけど、そんな気持ちに同調してくれるかのような仕掛け場面だ。梅安と彦次郎がスーパーマンではなく、凄腕の剣士とはまともに戦わない戦法をとるのが最高だ。梅安は手の内を誰にも見せないとか、すごい。また、一番の標的は毒殺という地味な仕掛けぶり。
気になるのは今回も兄弟での殺し合いだった。
「こんなに面白いの」
上映時間帯だけがネックでもったいない!
1作目を観て世界観にハマり込み、今作も観に行きました。
変わらぬ手堅い面白さに貫禄を感じるばかりでした。
今回キャスティングのおかげか動きのあるシーンが多いおかげか、前作よりも更に若い世代にとって取っつきやすい絵面になっていたような気がします。
お話も前回は相関図が複雑で、どこかミステリーのような面がありましたが、今回は圧倒的に構造がシンプルなので、複雑な話が苦手な人であっても困らないくらいわかりやすい展開だったと思います。
佐々木八蔵が出てきた瞬間、「突然見目麗しい若者が出てきたぞ」と思わされたんですが、周りの渋い雰囲気の中にあってとても良いビジュアルバランスを生んでいてよかったです。かっこよすぎて正直活躍を期待しすぎてしまいましたが(笑)殺陣も素晴らしかったですし、画面の調和を感じました。
前作同様性的暴力シーンがしっかりあり、やはりその面だけがどうしても人を選ぶと思うのですが、それを乗り越えさえすればひたすら見応え満点の作品です。
今作単体でも十分理解可能な構成にはなっていますが、①と②で藤枝梅安というキャラクターの強さと弱さのようなものが表裏一体に演出されているため、可能ならば是非連作としてセットで観てもらいたいです。
トヨエツの藤枝梅安、片岡愛之助の彦さんがとても良かったので、この2作で綺麗に完結しているとは思うものの、正直もう少しおかわりがあればいいなぁ…と期待しています。笑
本気でこだわって作り上げられた映像作品。とても良かったです。
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※以下は内容についてではなくマーケティング面で惜しすぎる!!!と思っていることです
公式のプロモーション的に、時代劇に対する新規顧客層開拓を目指しておられる印象で、特に若い世代へのPRに力を入れているようなんですが…
とにかくその年齢層とは上映時間帯が嚙み合わない!!
早朝~夕方くらいの時間帯までで上映回が終わってしまうところがほとんどで、10代~30代にとっては早すぎる・学校・仕事など外しようのない用事が入っている時間帯にしかやっていないような館が多いのが本当にもったいないです。専業主婦や定年退職した人、フリーランスのような自由の利く人間しか観に行きづらい設定なのが本当にもったいない。
観やすいようならもっと勧めやすいのに!!と強く思います。
実際観ることが出来さえすれば、この魅力は十分伝えられるものだと思います。
劇場上映期間終了後、配信などで①②がまとめて観られる環境が整えば改めて積極的に人に勧めていきたいと思っています。
この本気で作られた作品を、もっといろんな人に見てもらいたいです。
エロチシズムをもう一歩!
出演者の上品で落ち着いたセリフ回しが良い、その裏に潜む憎しみや切なさをより感じる事ができる。江戸、京の風情も綺麗に描写されていて日本映画の真骨頂を感じました。
死ぬか生きるかの世界の仕掛け人の研ぎ澄まされた精神の裏にはエロチシズムは必須であり、これが合い交えてより美しい映画になると思う。決してスケベ心(笑)で言う訳ではないがR指定としてでも色のあるシーンではエロチシズムをもう一歩踏み出せないのか、そこが減点の要因です。
最後エンドロールで松本幸四郎さんの名前が、、、、?
出演してたかな?と思っていたらエンドロールが終わってから前作同様、次回作につづく前触れがあり松本幸四郎さん登場してました。
これから見る人はエンドロール中に席を立たないように!
世界観は良いが、少し飽きがくる
修羅の連鎖がリアルで臨場感抜群
楽しみにしていたトヨエツ梅安の後編。バディを組む彦次郎(片岡愛之助)の妻の仇・井坂惣市(椎名桔平)を仕掛けたあと、妻を殺された・井上半十郎(佐藤浩市)に追われ迎え討つという修羅の連鎖が極めてリアルに描かれて臨場感が抜群。観ているこっち側も当事者になったように引き込まれる。鑑賞後、印象に残ったのは井上半十郎の亡き骸を地中に葬ったあとの『私たちもいつかはこうなるんだろうね』というセリフだ。仕掛け人であれば、いつかは仕掛けが失敗し葬られる側にならないと、この連鎖は続くのである。おもん(菅野美穂)が井上半十郎に対峙したとき、半十郎の問いに心当たりがあり、梅安が苦しみを抱えていると表現。その苦しみは妻のおるい(篠原ゆき子、名演でした)を殺され、仕掛け人に転じた半十郎の苦しみと極めて近しいものであったが、復讐せずにはいられない半十郎の悲しい性が表されていた。
仕掛け人なら尚更だが、誰しも生きていれば何かに捕われてその追求の連鎖から逃れられない。『いつかはこうなる』まで、それは続くので、ただの人は、なるべく因果や修羅に近づかず平穏を保ちたい。日ごろ浮ついた我が身を戒めたいと思わされる作品だ。
仕掛人っていうのは、罪を犯しておきながら、償っているような気になるから始末におけねえ。
トヨエツ梅安、端正で凄みがあって、渡辺謙に負けぬ貫禄。おまけに着こなしが地味ながらも粋。歳のわりには身ごなしの軽やかさもほれぼれ。相棒の愛之助彦さんとの息ぴったりだった。蔓役の石橋蓮司もよかったな。悪役じゃないよね?とびくびくしながら見る石橋蓮司ってちょっとドキドキする。
だけど、このストーリーで満足度はどうかな。いくら奉行所の手配が行き届かないとはいえ、あのくらいの無頼漢を放置ってどうなのよ?しかも根城の警戒の手薄なことったらない。捕り方が乗り込めば労なく召し捕れそう。それに、辛い思いをした彦さん、嫁さんと同じ凌辱を受けている娘たちを知りながら、そこに対する怒りが全くないってどうなの?あなたは当人や家族の痛みを知ってるんでしょ?と声を掛けたくなった。梅安だって若気の至りの不始末のあと、名も変えず江戸にいる不自然さ。
どうも、物語にどっぷり浸る気分にはなれなかった。仕掛けのあとのカタルシスのなさは、たぶんそんな違和感のせい。
ネタバレありなので追記。
エンドロール、あれ?この役者いつ出てきた?の気づきは、前作同様最後の最後に。てことは、続編ありで、鬼平登場って流れか。池波アベンジャーズシリーズってか?終いには秋山小兵衛まで出てきたりして。
善と悪…人間に必ずあること。「生」と「死」をどの方角から見るのか。
お料理少なめ
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