劇場公開日 2023年4月7日

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「善と悪…人間に必ずあること。「生」と「死」をどの方角から見るのか。」仕掛人・藤枝梅安2 愚者さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0善と悪…人間に必ずあること。「生」と「死」をどの方角から見るのか。

2023年4月12日
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 殺めるのは世間から悪人と言われている人間であり、そうすることは「善い」ことをした気分でもある。しかし…次に死ぬのは…殺されるのは…自分かもしれない…いや、自分だろう…。梅安は…刺客が来るのを分かりながら、患者たちのために江戸に戻る。世話になった人たちに…別れの挨拶ともとれる会話を…積極的に試みる。「何を言ってるんですか!」と笑い飛ばす人たちに…涙目の梅安は癒やされる。
 死ぬべき存在である自分。それなのに支えてくれる人たちの存在。彼らは自分の「生」を前提とし、それを願ってる。
 圧巻の演技力の連続で…パート1を凌ぐ良作である。続編は…。

愚者