君たちはまだ長いトンネルの中のレビュー・感想・評価
全47件中、1~20件目を表示
学校の映画鑑賞に推薦したい
財務省への批判が多くなった 昨今の映画かと思ってたら、
高市早苗が総理大臣になる3年も前の映画。
どうやら主人公の名前として借りている、高橋洋一氏
(作中では高橋陽一郎)の主張が大きく影響している様子。
しかしながら、映画を企画・立案し、制作を成し遂げた者
さらに言えば、マンガ発行した原作者の行動力には脱帽する。
単に問題提起の、お堅いだけの物語ではなく、
学校生活の自分たちで考えずに教鞭をとっている教師達への不満
若者達の抱える将来への不安など、とても親近感ある筋書き
何より、主人公がカワイイ。
音声の大きさが不均一で、小さくて聴き取れない箇所が多いのが惜しいが
これなら字幕でも入れれば、学校行事で合同視聴する映画に打ってつけではないだろうか。
まあ、文科省推薦にはならないだろうが…。
スカッとする!
デフレはホラー
屁理屈全開だったらどうしようと構えていたが、しっかりエンタメしてました。
『コーヒーはホワイトで』の瞼重めのポーカーフェイスから、加藤小夏のギャップが凄い。
作品の温度感を見事に体現していました。
アサミの猪突猛進さや空気の読めなさも、高校生という年齢とそのキュートさで許容できてしまう。
政府や反対意見にも一定の理解を示し、全否定ではないところもいい。
話は、出会いや人の繋がりにご都合主義な面こそあれど、普通の女子高生の範囲で展開する。
当然日本を変えたりしないし、バズも即座に潰される。
草の根活動で興味を促したり商店街を盛り上げようとする程度で、アサミ本人も現状の無力さは自覚している。
クライマックスも、アサミではなく武藤議員の熱弁だ。
これは、日本が変わるには政治家が変わるしかない、というメッセージのように感じた。
もちろんアサミが全面的に正しいとは思わない。
ただ、こういう作品で取っ掛かりをつくったり石を投げ込むことは非常に意義深いと思う。
それを小難しい内容でなく、青春エンタメ映画として提供する手腕は素晴らしい。
アサミの主張が一貫してることが、逆に一意見の押し付けに見えかねないところだけマイナス。
戦隊ヒーローあがりの武藤議員の熱さと、落ち着いた声音と口調で説得力を出す二階堂議員の対比が好き。
勝気な女子高生と日本経済
分かりやすい。
これは広く見て貰いたいほど、分かりやすく政治について説明されています。
マスコミがいかに政治操作されているかがよく分かります。
ちょうどSNS発信で日本で起こっているデモの様子を取り上げている方が居ましたが、ニュースではどこも放送していません。
あぁこういう事なんだと実感しました。
搾取する側の天下となっている日本。
この映画は高校生が主人公であり、若い世代の心にも届きやすい。選挙に参加して、政治の風向きを変えていくきっかけになれば良いと思います。
政治家に対して物申すこの内容を、よく公開出来たと感心しました。メッセージ性のある作品で、この監督の他の方映画も気になりました。
積水成淵。
世界的に広がる貧富の格差、行き過ぎた資本主義による止まらない環境破壊。今の世界の現状を見る限り新自由主義的経済政策が失敗したのは明らかだろう。
日本もかつては一億総中流なんて言われたけど、小泉構造改革により貧富の差は広がり続けていまや子供にまともに三食与えられない貧困家庭も増加した。
政策失敗は誰の目にも明らかなのに改善されないならば有権者が政治に訴えるしかないのだが、日本ではここがまさに機能していない。
主権者である国民の意思が政治に反映されなければ民主主義とは言えない。しかし相変わらず投票率は低く、今の政権も有権者全体のたった二割の支持で政権を担える状況になっている。
せっかく一人一票という権利があるのにそれを行使しないのはあまりにもったいない。自分が一票投じたからといって何かが変わるわけでもないと考えるのは間違い。
以前検察庁法改正や入管法改正の時に多くの人々が声を上げて法案が見送られたことがあった。残念ながらその後入管法は改正されてしまったけど。
政治家は間違いなく一人一人の有権者の声を恐れている。いつ自分たちに牙が向けられるのかとびくびくしている。それでいいのだ。彼らは我々主権者からから委託を受けて政治をしているだけなのだから。国民の奉仕者たる彼らををびくびくさせておかないとまさに飼い犬に手を嚙まれることにもなりかねない。びくびくさせるには必ず投票へ行くことで有権者の意思を示すこと。そうすることで有権者の意思を反映させ彼らの独善的行為を是正する、これこそが健全な民主主義だ。
本作は消費税に関する本が原作なためそれに焦点が当てられている。政治の役割は簡単に言えば我々から集めたお金をうまく配分することにより国民一人一人の生活を豊かにすることだが、消費税で集められたお金が我々の生活に役立ったとはとても言えない。
そもそも新自由主義的経済政策は市場への政府の関与を減らして、民間にその役割を担わせるために法人税を減らしその分を消費税で賄おうとした。しかし、企業は減税分を内部留保に回し賃金は増えず、庶民の暮らしは苦しくなった。政策は失敗したのだ。
またパンデミックのような非常事態では柔軟で迅速な経済支援が求められる。今回それが充分なされていたかは疑問だ。一部の業界にだけ偏った支援がなされていたのではないかという声もある。
本作の主人公は財布のひもを締めるか緩めるかの政府の判断が間違っていると主張する。彼女のように声を上げる若者は少数だ。消費税の問題に限らず政治の問題は自分たちの身近な問題としてもっと多くの若者に関心を持ってもらいたい。せっかく18歳に投票権が引き下げられたのだから。
先の例のように一人一人が声を上げれば、たった一滴の水でもたまり続けて大河になるがごとく社会を変えられるはずだ。
残念ながら現在の学校教育では政治に関心を向けさせるカリキュラムが組まれているとは思えない。政治に関心を持たれると都合が悪いと思ってるのだろうか。
だからこそ本作のような作品がどんどん作られて若い人の目が政治に向けられればいいと思う。ただし、一方的に流される情報を鵜吞みにするのではなく自分なりに学習して腹に落とし込んでもらいたいけど。
ちなみに本作の消費税に関する問題は今まで散々言われてきたことなので個人的には主演をつとめた加藤小夏にばかり目が行ってしまった。こんなにスクリーンに映える女優さんは久しぶり。今後の活躍に期待したい。
一度は観るべき。
貴重な邦画だった!!
大手が取り扱わない題材で、貴重な邦画だと思います。登場人物が政治に関心があり、私が住むゾンビ世界とは違いました。偏りがなく、一般向けに作られていました。ヒロインが綺麗に撮れており、知的なので愛しく思いました。
現実政治で実現できるかどうか
女子高校生が経済政策にもの申して、国会にでも乗り込んでいくのかと思ったが、途中で潰されそうになり、忖度する大人とも出会い、むしろそういう大人を間接的に自分の代弁者に変えてしまうやり方は、それなりに見事だとも思った。財務官僚の父親の主張でもあったという発言から、説得力を感じるようになった。金の散蒔きによる景気浮揚策は、ある党派がよく主張している政策であり、推薦者に名を連ねている現職国会議員や元官僚もおり、監修もなされた作品なので、信頼して良いのではなかろうか。その党派も現在少数で、正論を国会で主張しても相手にしてもらえない状態なので、多数派をつくってもらわないと実現可能性が高まらない。例えば、現在検討中の少子化対策で、どの程度採り入れられていくかが試金石となるであろう。
評価は [経済に詳しい人は批判して、 経済に疎い若者は絶賛する] という状況に二分すると推定されます
この映画 [君たちはまだ長いトンネルの中] は、『こんなに危ない!?消費増税』を映画化した経済の はなしです。
結論として駄作でした。 といっても、 多分この映画の評価は [経済に詳しい人は批判して、 経済に疎い若者は絶賛する] という状況に二分すると推定されます。
基本的に経済の はなしがほとんどでした。 しかし、 偏った一部の経済理論しか説明せず、 それが絶対に正しい、 という主張をしていました。 それが駄目でした。 経済学は物理学のように正解を実験で立証できないので、 様々な理論が乱立しています。 それゆえ、 両論併記が基本です。 それができていないじてんで失格です。 少なくとも、 世界中の主要な経済学者たちの意見 (= 先進諸国の経済政策) を否定しているじてんで説得力をもちません。 この作者に経済を任せたら紙幣を大量に印刷して ばらまくのでしょうが、 それで経済が回復するとは到底思えません。 映画内でも、 それで回復した実例が紹介されていません。 むしろ、 この映画のせいで [ばら撒き せいさく賛成派] が増殖してしまうのではないかと危惧されます。
さらに、 普通の経済番組ならビデオやテロップや図表をくしして説明しますが、 それらが何もなく、 すべて口頭説明だけでした。 経済に詳しくない人向けの映画なのに、 これは不親切でした。
また、 経済の はなしを除いても、 それ以外のどうでもいい物語が追加されていて邪魔でした。 全編通して経済の はなしだけにフォーカスするべきでした。 [おばちゃんが入院した] などの はなしは どうでもいいです。
高校の政治・経済の女教師(音先生)役は世田谷区議会議員候補🏵️
主演の加藤千夏さん(23歳)はキレイで頭良さそうですね~
三年二組の高橋あさみさん。
政治経済はずっと前から苦手で、面白いジャンルの映画ではありませんでしたが、TOKYO MXテレビでやっていたので観ました。このお得感はスーパーの半額セール以上。
ヒロインの父親は財務省のお役人でありながら、定年前に辞めてしまって、一升瓶抱えて湯呑み酒。事故で亡くなった模様。事故死にみせかけて殺されたのかもと思いながら観ていました。お母さんは元々いないみたいで、親戚のそば屋夫婦に引き取ってもらったみたいでした。蕎麦屋夫婦はモト冬樹とかとうかずこに似ている俳優さんだなぁと思ったら、なんと御当人でした。
モト冬樹じゃなくて、そのまんま東だったら面白かったかも。
中島みゆきやちあきなおみのモノマネで一世を風靡した、なかじままりが朝まで生テレビの司会者田原町役。ゲスト出演者役にたんぽぽの川村エミコ。
冒頭、学校の政治・経済の先生の授業中に早弁しているヒロイン。早弁は堂々としていないとすぐ見つかりますよ。その先生役の役者さんはかなりの巨乳でした。そっちに気を取られて授業内容はよくわかりませんでしたがヒロインの立て板に水のセリフにスッキリしました。
女教師役の役者さんが気になって、調べたら、なんと今度の4月23日の選挙で世田谷区議会議員に都民ファーストの会から立候補していました。
じぇじぇじぇ。
32歳。新人。
情熱とエンタメの力で邁進するそうです。
がんばってください。
頭の悪いアタシなんかは、今の経済は大手のサービス業の人たちの間でお金が行ったり来たりしてるだけのような気がします。落語の花見酒みたいに。
この前、せかいのおきくを見たもので、税金やNHKの受信料はうんちでその一部を払えるといいなと思いました。栄養価なら負けない気がします😅
訴えかけが説教くさくない、小さくて大きいお話
2022年劇場鑑賞45本目 傑作 78点
恐らく2022年ミニシアター系純邦画ナンバーワンになりうる作品。
まず一番の衝撃なのが、主演の子が冗談抜きで堀北真希に見えた。
制服着てあの疾走感。当方一番好きな歴が長い堀北真希を劇場で彷彿させられるなんてビビりました。
作品のテーマソングにも主演の子の疾走感が写っていたので、気になる方はYouTubeで鑑賞ください。
他にはテーマが当方斬新で、鑑賞数日後に選挙があったので、より意識だったり知識を高めて向かうきっかけにもなりました。
タイトルとか、テーマソングとかセンスある。訴えてくるのがひしひし伝わる。
物語終盤の政治家が出世レースよりも正義を選んだシーンはベタだけど胸にきて涙腺にもきたのを覚えてます。
この手の映画は配信しにくいと思うので、今後今作を鑑賞する手段があるかわかりませんが、高校生から二十代の方に特に観てほしいです。
是非。
【”あ、バレちゃった・・。”と財務省官僚及び経団連所属企業で働く者が内心思った、青春社会派現代日本経済学映画。キチンと日本の実情を勉強して、選挙に行こうよ!】
ー 最初は、女子高生のこじれた恋愛映画かな・・、と思って観に行ったら、イキナリ女子高生アサミ(加藤小夏)が、”プライマリー・バランス””GDP成長率””その就業者数は、2時間パートなど非正規雇用も含むのですか!”と早弁していた癖に、社会の女性教諭に問い質している。
”何だ何だ、恋愛映画じゃないのか!”と思いながら、イキナリ物語に引き込まれる。-
◆感想
・で、学校の外部相談役の与党議員でもある二階堂が現れるがアサミは、全く怯むことなく、
”1997年の増税以降、日本の経済成長は止まっているんだよ!”橋龍”だって、当時謝罪していたじゃないか!”とまくし立てる。
ー えーっとね、確かに1997年の消費税5%増税後、世帯消費額は激減して、それ以降日本経済は20年以上も停滞しているのは、貴方の言う通りだし、梶山官房長官や田中秀征氏などは、怒っていたけれどね。
”橋龍”って・・。故人ですし・・。(”橋龍” 増税を決断した、いや大蔵省にさせられた当時の総理大臣、橋本龍太郎氏。)
女子高生が日本経済の舵取りを誤った、当時の政治に対し、怒りを爆発させるシーンが、痛快である。-
・更に、二階堂が”国の借金は一人一千万を超えて・・。このままでは未来の子供たちに負担が・・。”と言い始めると、
アサミは”出た!増税時の政府の決まり文句!あのね”国の借金”であって、”国民の借金”ではないんだよ!財務省がプライマリー・バランスを気にしているだけでしょ!いざとなったら、日銀でバンバンお金を作れば良いじゃない!”
ー えーっとね、確かに殆ど貴方の言う事は、正しいです。ですが、日銀でバンバンお金を作るのは、円の国際的価値を下げるかと・・。あー、オカシイ。-
・更にアサミの追求は続く。
”どうせ、政府は国民の事なんか、気にしちゃいないんだろ!経団連に所属する大手企業にだけ儲けさせて、その企業はドンドン、内部留保を増やしているじゃないか!”
ー えーっとね、この件については・・・・・・・・・・・、パス。-
<今作は、財務省勤めだった父を持っていた、女子高生アサミの”可なり的を得た、現代日本の財政状況”に関する意見を軸にした、面白き、経済青春コメディ映画。
あー、可笑しかった。そして、ちょっとドキドキしたよ。
今作は、実に爽快、痛快な映画である。
それにしても、端正な顔立ちの加藤小夏さんの小気味よい啖呵は、痺れたなあ・・。>
<2022年9月25日 刈谷日劇にて鑑賞>
僕もヒーローになる!!
予想以上に良かった!
おかしなことに"おかしい"と言えない世の中
公開劇場数はかなり少ないし、どうしてもチープな部分はあるものの、今年公開された日本映画の中でトップクラスの作品といえる本作。
学校の先生や政治家、池上〇といった、コメンテーターが垂れ流している間違いだらけの日本経済情報に女子高生がズバズバと切り込み、論破していく爽快感が見事で、いかに国民が間違った情報に踊らされているかが、どんどん浮彫になっていく。
それは『パンケーキを毒見する』のように、徹底的に政権批判をしているだけで、何の答えも見いだせない、ただのネガティブキャンペーンのような映画とは全く異なりながら、それでいて右翼・左翼に分かれたような極論ではない。
根本的に国の言っていること自体が間違っているという、ただ単純でストレートな主張と問題点への指摘でしかないのに、なぜかそれが変人扱いされてしまうおかしな世の中。
大人たちは、社会やメディアというものが作り出す「風潮」によって、いつしか「おかしい」と思っても、それを言う勇気や発言権さえも奪われていってしまい、それに逆らう気力も失われてしまう。
大人になるということは「疑問を持ってはいけない」ということなのだろうか……いや、そんなバカな話はない。
社会への忖度がなく、しかし社会に出ることが間近となった高校生という、子どもと大人の中間的視点だからこそ、「おかしいこと」に「おかしい」と言える。本来、全ての国民がそうでなければならないというのに、どうなっているのだろうか……。
ひとりひとりの国民がもっと日本経済というものを意識して、興味を持ち、変えていかなければならないという、そんな当たり前のことが身に沁みてわかる作品である。
文部省推薦の、ただ泣ける要素の詰まった映画よりも、よっぽど学校で見せるべき映画だと思う。
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