ファーストミッションのレビュー・感想・評価
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2回見たくなる
単純に作りが上手いわ。マジ感心。
これをたった300万で、しかも撮影期間4日ってさ。
ヤバくね?
最初の長回しは画質、音声、カメラワーク等がチープに感じ『低予算だからこんなもんなの?』『にしてもカメラワークが変。』と思っていたけど
なるほど、ホームビデオってことですか。
最初にホームビデオを見せて、あとからその撮影風景と裏方を見せる流れはシンプルに面白いし感心しました。
最初の長回しはスマホで撮影したって聞いてなるほどって思ったし、粗さがホームビデオっぽくて良い。
妹ちゃんのアクションはぎこちない『初めて』って感じが良かったし、頑張ってたと思う。
ただ、演技未経験な人や、ぎこちないアクションの人がいる中だと伊澤彩織や絢寧のアクションガチ勢が際立つよね。かっこ良かった。
そしてやっぱりアクションのメインはHAYATE。
流れるような集団戦とパルクールが凄く良かったし、ちょいちょい笑いを挟むのも良い。っていうか身体能力高過ぎる。彼の身体能力あってこその映画だと思う。
そろそろシンタイノウリョクタカインジャーに入隊したら?
この映画のコンセプトはめっちゃ良いと思うし、元気をもらえる良い映画だったな。
アクション愛
とても幸せな後味であった。
アクション映画を観てこんな感想は不思議なのであるが、それでも幸せを実感する。
ファーストミッションの題名が示すように、ファーストミッションの事のみが描かれる。
のだが、それは単純な構造をしておらず、とても込み入った構造で、これがまた味わい深い。
脚本として、とても大好物だった。
ネタバレとの注釈をつけながらも、全容を書いてしまうのが、非常にもったいなくて是非、劇場で体感してもらいたいと考える。
監督はなかなかの策士でもあり、自主映画という媒体を逆手にとった演出もあったりで、俺なんかはまんまとハマってしまい、監督の目論みにどっぷり浸かってしまい、おかげで幸せな鑑賞であったと思う。
さすがにアクションは大掛かりな仕掛けか出来るわけではないのだが、山椒は小粒でピリリと辛いかの如く、絶品のアクセントを付与してくれる。
リアクションやパルクールがそうであり、出演者達が有するスキルなんかもそうであった。
あんなに分量の多いアクションパートを全く飽きもせずワクワクしながら観てしまう事など滅多にない。
いや、待て。
この作品のアクション構成こそが、近年稀に見る事がない程、大掛かりなアクションだったのではなかろうか?
観劇後はパンフレットにあるロケMAPを参照していただきたい。
たぶん、おののく。
そして、感動すらすると思う。
今年の12月頃までは、各地での上映があるらしい。
是非、お近くの劇場で、このタイトルを見かけたら、足を運んでいただきたい。
このレビューのタイトルを実感していただければと思う。
楽しかった!
なにからなにまでスゴイ
船橋を守っているヒーローの兄妹がいて、妹が初めて悪と戦う《ファーストミッション》を遂行するって話なの。
「ふざけてるけど意外にしっかりした脚本だな」と思って観ていると、いきなり始まったアクションがレベル高くて度肝を抜かれんの。
そして延々と長回しでやってくんだよね。「この長い手数覚えたの? まさかアドリブ?」と思うんだけど、どうも覚えたらしい。すごいな。そして一つ一つのアクションがレベル高い。
ラスボスに伊澤沙織が出てきて「おお、《べいびーワルキューレ》の人だ」と思うの。
それで敵を倒してミッション完了になって、「あれ? 映画終わり? 上映時間短いのかな?」と思ってると次のシーンが始まって、どうも時系列が戻ってるんだね。
「お兄ちゃんの負傷はそんな理由かよ!」ってバカバカしくて、そこから冒頭に戻って。
妹がミッションに出る出ないのシーンで「船橋のことなんてどうだっていいよ」から「船橋をなんだと思ってるんだ」になるところはスゴく面白い。この脚本はなかなか書けない。
その後の『はじめてのおつかい』の「私も好きです」辺りも面白かった。
それで『妹は護衛が20人だと思い込んでるけど、実は200人だ』があり、『だが妹のファーストミッションは成功させる』ために兄が隠れて敵を倒してくことにすんだよね。ここで「まさかの《カメ止め!》展開か!」って気づくの。長回しも《カメ止め!》パクリだね。
ここからは冒頭長回しシーンのネタバラシしながら進むんだけど、ハヤテのアクションがすごい。パルクール見てると惚れ惚れする。長回しシーンで「ん?」ってなったところも回収してもう一回ラストへ。「実は妹、気付いてました」の一言良かったな。
エンドロール後のシーンは「いらないだろう」と思ったのね。なくて十分に成立するし、むしろない方が面白い気もすんの。
でも考えたんだけどね、これ、監督が「この出演者たちを悪役にしたくない」ってことなんだろうなって。そういうところも良かった。
出演者に長野じゅりあがクレジットされてんだよね。「敵役の誰かだったのかなあ、気付かなかったなあ」と思ってパンフレット見たら、なんと、美人秘書役の人だった。
長野じゅりあすごくキレイになってた! ビックリ!
この秘書役の人は「アクションはできないけど、見た目キレイな人をいれとこうか」って感じで配役されたと思ってたの。
だから、あんまり長野じゅりあのアクションシーンないんだよね。でも、長野じゅりあにアクションをさせなくても大丈夫なほど、他でアクションが溢れてる。そこもスゴイ。
なにからなにまでスゴイと思ったし、アクション映画について監督・脚本・演者で人材が揃ってきてるね。面白い作品がどんどんできると思うから、どんどん作って欲しいな。
がんばった
バイオテロを目論むヴィルス代表率いる悪の教団コロナを倒すべく奮闘する千葉県船橋市を古くから護るヒーロー廣瀬一族の兄妹の話。
ケガした兄に変わり、最終秘密兵器だけどまだ半人前の妹が初めての任務に就くストーリー。
序盤約25分間1カット風の長回しでひたすら格闘アクション。実際は3カットとのことだけど、約400手だって。いやー充分凄いっす。
コスチュームはダサいけどw
バトルが終わりドラマパートになって、あれ?アゲイン?あーなるほどね。
ネタ自体はお約束で目新しさはないし、もっとふざけ倒してやってくれても良かったと感じたけれど、アクションが素晴らしかったし面白かった。
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