「ほぼあらすじなのは、好きを説明したい「一心」の裏返し。。。」セイント・フランシス TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)
ほぼあらすじなのは、好きを説明したい「一心」の裏返し。。。
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34歳、「何者でもない」自分に引っ掛かりがあるものの、日々をやり過ごすブリジット。
けして「自己肯定感」が低いわけではありませんが、時に他者からの目線や扱いが「否定」と感じてしまうことは否めません。
そんなブリジットが「ナニー(Nanny)」として雇われた家族との出会いと、自身にまつわる大きな出来事が彼女に「大切なもの」を気づかせ、そして得難い経験となる物語です。
何と言っても6歳の少女フランシスを演じるラモナ・エディス=ウィリアムズが素晴らしく、抜群に愛らしいです。
「ナニー初経験」のブリジットは当初、利発で絶妙に子憎たらしいことをするフランシスに巧く距離を縮められず、また自分のことで仕事に集中力を欠いて失敗をしたりします。
でも、実は子供から信頼される「隠れた才能」でもつブリジットは徐々にフランシス、そして親であるマヤ、アニーらとも本音で付き合える仲になっていくのです。
と、今回の映画評、ほぼ「あらすじ」になってしまって大変申し訳ありません。
正直、後半は落涙しそうになりながら観続けました。まぁ、おじさんの涙腺は少々バカになっていることもあり、単純に「評価に影響」するわけでもありませんが、少なくとも「今後もたまに観たくなるであろう1本」確定のこの作品となりそうです。
そもそもかく言う私が、自身を「何者でもない」と自認していることもあり、「優しさに浸りたいとき」にまた観たいですね。
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