3653の旅のレビュー・感想・評価
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幼なじみの凪に石巻まで会いに行く話。
完全な自主制作映画のため、評価はしづらい。
東日本大震災を題材にすると、ストーリーの広がりもなかなか難しい。
主人公玲は男友達の祐太と石巻に行き、幼なじみの凪と会う。玲は引きこもりがちになっている凪と初対面の祐太の仲を近付けようと、仕事のふりをして、凪と祐太を二人きりにする。
そして、凪が祐太の元へ行く行かないという話になるのだが、短編ということもあり、まったく時間的脈略もなく恋愛感情に至るあたりは、なかなか厳しい部分がある。
野本梢監督として、映画を世に出すとしたら、やはり「愛のくだらない」を越えるものを出さなければいけなかったと思うが、かなりのバージョンダウンを感じてしまう。
「3653の旅」という題名の意味も劇中ではわからなかった。
また次回作を期待します。
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海鮮は?
東日本震災から10年後、埼玉のリフォーム会社で働く女性が、震災後引き籠もりになってしまったという幼馴染みに会いに石巻に帰る話。
働き始めて6年、石巻に帰るか否かを会社で聞かれた主人公が、後輩の男性社員を連れて石巻に出かけて巻き起こるストーリーだけど、引き籠もりちゃんを訪ねたら、あれ?引き籠もってないんですね。
そこからの話も幾ら中編とはいえあっさり急展開が多くて、結末は嫌いじゃないけれど沁みてこないし、じゃあそもそもなぜ後輩連れてった?
その他にも会社の支店が石巻にあるのももっと早く絡めて欲しかったし、8月4日も良くわからなかったしでイマイチ腹に落ちてこなかった。
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