「生活暴力」ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地 悠さんの映画レビュー(感想・評価)
生活暴力
映画の中でヨーロッパの一般の家庭のように部屋になんでもない絵画がかかってるのだが、凄く奇妙な感じがした。
絵画の中に絵画がある気がした。映画の中の映画を観てる気がして混みいった感覚を覚えた。
それくらいきれいなショットばかりかと思いきや少し斜めになってずれてるショットもあったり、同じ場所を同じ角度から撮るショットでも微妙に位置が変わってたり、不思議だった。
そしてそういう不思議なことが起きると必ず主人公は苛立っていた。
物語世界の外の音が全く無かった。
日常の動作の中の暴力性がよくでていた。
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