さかなのこのレビュー・感想・評価
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期待が大きかった分なんか残念
結構期待してたのだけど微妙だった。
能年玲奈を起用した理由がなんだったのか考えてみたんだけど、
多分あまちゃんのキャラをそのまま起用したかったところにあるのかなと。
個人的にはあまちゃんというドラマはめちゃめちゃ好きで能年玲奈演じるアキは
ものすごくキュートに感じたが、それがそのままさかなクンに当てはめるのはいかがなものか?と思えた。
ミー坊が魚好きのダメ少年で周りが心配しつつも母親だけがそれを優しく受けてめていて、
でも結局それが原因?で離婚、そしてミー坊は転職を重ねるという結果になってしまう。
現実はさかなクンは見事に成功したわけだが、母親の甘さは一歩間違えれば魚好きだけど生きていくことが困難な人になりかねなかった。
もちろんミー坊がそれで幸せならばいいのだが。
魚は好きでも構わないが魚好きを活かした職業をもう少し考えてあげられればよかったのではないかと結構親目線で見てしまったかな。
物語としてもミー坊の魚好きがイマイチ伝わらなかった。実際のさかなクンはテレビの画面を通しても強烈にそれが伝わってくるので(もちろん実生活であのテンションはないだろうが)それがもう少しドラマに反映してればよかったのかなと思う。
物語がどこに向かっているのか?リアルのさかなクンを知っているとテレビ出演がゴールのように感じるが、実際さかなクンがテレビ出演以外ではバイトを転々としていて魚好きを生かしたことは特になかった感じになっているのが気になった。
ミー坊を中性的に描いたためモモが転がり込んできた時の淡い恋心的なものもなんだか中途半端に終わってしまうし、ヒヨとの関係も微妙な描かれ方になってたと思う。
さかなクンという強烈なキャラクターの持ち主を主人公にした割には、物語の行方もわからないし、日常も淡々としすぎて能年玲奈のキャラだけでなんとかもっているような感じになっている。
どうでもいいがラストでミー坊が学校の前で待っていて子供が追いかけてくるシーンや寿司屋の外壁に人だかりができるなの演出は酷いと思った。不良の争いもなんだったのか。。
最後に海に飛び込むシーンは明らかにあまちゃんと被っていて結局それで選んだのねと思った。俳優の持つ能力を信じて普通に男優を使えば人間関係をもう少しわかりやすく描けたのではないかなあと思った。
能年玲奈は可愛かった。
この内容で、この尺はつらいかな。
さかなくんの半生をのんが男という設定で演じた作品。
女優だけれどさかなくんのキャラにはぴったり
ということでのんを起用したということなんでしょうか?
でも、正直、違和感がありました。特に、学生時代のパート。
リアル感がまったくなく、ドタバタ喜劇のよう。
しかも、おもしろくない。本人出演も不要だったんじゃないかな。
働いてからのパートも、正直退屈でした。
こんな感じでの2時間越えはきつかったです。
たくさんの人に愛されているさかなくんのキャラクター
が伝えきれてないように感じました。
見つけてこわそう
今また「あまちゃん」の再放送がオンエアされている。最初の放送当時は1日に3回くらい見ていたので(時を経た再放送に多少の改変があったとしても)嬉しい限りである。
本映画では防潮堤の先から海に飛び込むあまちゃんのシーンがオマージュされているし、何せキャストがすでにあまちゃんの劇中番組、さかなクン本人役と天野アキ役の能年玲奈が共演した「見つけてこわそう」そのまんまである。ギョギョギョのジェジェジェである。
私の携帯電話では(‘j’)(‘jj’)(‘jjj’)が今でも変換できるのはどうでもいいが、ともするとコミカルなイロモノ、企画モノで終わってしまいそうな体裁の本映画は立派な文芸作品であった。
特に一人暮らしを始めたミー坊の描写は秀逸と思った。陳腐な言葉ではあるが抒情的で水彩絵の具で描いたような「水」の印象すら感じられる表現であった。
さて、もうね、さかなクンの秘ヘアが拝めてしまうだけで遠くまで個展を見に行っちゃうファンからするとありがたや!である。
お魚大好きミー坊が、お魚博士への第一歩を踏み出すまで。
超自然体の“のん“のミー坊役へのハマりっぷりに
驚く映画だった。
お魚博士・さかなクンの自伝映画です。
ミー坊という主人公を女性の“のん“が演じた利点。
とてもプラスに働いたなと感じます。
さかなクンという【ちょっと世間からズレてて、不思議な存在】
何故にそれ程までに《魚が好き》なのか?
ミー坊・イコールさかなクン、ではないし、
さかなクン・イコール・ミー坊でもない。
そこが絶妙なバランスで、“のん“の若々しさと、
中性的で《好きなことしかしない》感じがとてもマッチしてる。
《好きなことなら夢中》
それが仕事になる、その幸福に成功例、だと思います。
それにしても本物の「さかなクン」を幼女誘拐を疑われる不審者、
《ギョギョオジサン》にしてしまう大胆な発想。
「さかなクン」が本者の不審者に見えて来て、
「ごめんなさい、さかなクン🙏」
・・・可哀想だよ、ちょっとメゲた!!
ミー坊の家族もヘンテコだ。
子供のミー坊が穫った「タコさん」
お父さんが、頭を引きちぎって、岩にたたきつけて、
「こうすると美味くなる」
焚き火で焼いて皆んなに振る舞って、美味しく戴く。
高校生になったミー坊。
防波堤で釣り糸を垂れている。
「ミー坊新聞に俺らのこと書くな!!」
因縁つけるスクーター乗りのヤンキー総長(磯村勇斗)
対抗ヤンキーのカミソリモミ(岡山天音)
そこへ割り込む狂犬(柳楽優弥・・・小学校の同級生のヒオだ!!)
ヤンキーの喧嘩がコミックだ!!
その上でミー坊に感化されて魚好きになる描写が、面白い。
飛び跳ねてる釣れたての鯵(あじ)さん。
頭を落とすと、3枚におろして刺身にしてしまう。
ピチピチ跳ねる尻尾がリアルで、ギョギョギョとして、
目を疑った。
殺生をして美味しく食べること。
この2つは共存するのだろう。
《殺生は美味しく食べることで、供養される》
食べることは可哀想ではないのだ。
徹底して母親はミー坊の魚好きを肯定して応援する。
さかなクンも演じる“のん“も、
好きを貫いている。
通じるものがあるのだろう。
お母さん(井川遥)すごいね!
ちょっと《はみ出してて》《魚を好き過ぎて》・・・
(言っちゃイケナイことだけれど、)
(ごく軽い発達障害みたいなミー坊)
その子を丸ごと認める包容力。
ラストでお母さん、実は魚が○○○だった。
衝撃の告白に笑うより泣けてきた。
後半、感動してなぜか涙目で観ていた。
総長(磯村勇斗)・・リーゼント可愛い!
カミソリモミ(岡山天音=ミー坊のアオリイカを食べて寿司屋に)
熱帯魚屋(宇野祥平=海人、ウミンチュ、沖縄でTシャツ買ったっけ)
モモコ(夏帆=小学校の同級生でシングルマザー)
モモコの娘(ミー坊の予備軍)
ヒオ(狂犬)=柳楽優弥(小学校の同級生。後にテレビ局員)
ミー坊を取り巻くみんなが素敵だ。
好きを貫くことの幸福
一魚一会
さかなクンの座右の銘
演じてる俳優が皆んな幸せそう
周りの人に恵まれて、
周りの人を明るくするミー坊。
勇気と幸せを貰える映画だった。
これは好みの問題ですが‥
(ネタバレですので鑑賞後に読んで下さい)
これは好みの問題ですが、さかなクンがモデルの少し変わった主人公のミー坊(のんさん)のどこかメルヘンに肯定された世界観を観客として肯定できるかがこの映画の肝だと思われました。
もちろん個人的にも面白さはあったのですが、自分の世界に留まってそこから世界を解釈していく描き方は、かえってミー坊の凄さを損ねているようにも感じました。
だからと言って例えばミー坊と周りとのズレや家族の離婚など、もっとリアリティある厳しい描き方をすればこの映画が必ず良くなったとも限りません。
最終的には好みの問題になります。
狭い世界に留まって肯定する邦画の問題は個人的には改善された方が良いと思われているので、しかし、のんさんの演技など他の見るべき点も多かったのでこのような点数となりました。
私はこの作品には良い観客ではなかったのかもしれません。
その点は申し訳なかったと思われました。
あなたは○○のこ?
さかなクンの自伝的小説の映画化。
さかなクンと言えば豊富な魚の知識とユニークな個性で愛されているが、かと言って半生が映画になるのか…。
なります。なるんでギョざいます。
ギョギョギョ!と驚きとギョギョギョ!とハッピーなミラクル・ムービー!
冒頭、魚を愛おしく見つめる女の子…?
この子が、さかなクンことミー坊。
演じるは、のん。
さかなクンの半生を描いているのに、のん主演で女の子…??
でも、ランドセルが黒かったり、男子の制服着たり、と言うか性別を明確にしていないような…?
開幕前にこんな言葉が。“男か女かはどっちでもいい”
そうなのだ。夢を追う事に性別など関係ない。
さかなクンの半生を忠実に描くのは誰だって出来る。誰かがあの被り物して、ギョギョギョと物真似。だけどそれだったら、ただの自伝映画。
さかなクンの魅力はそのピュアなひたむきさ。
本作が伝えたいのは、がむしゃらに好きなものが好き。人と違うはヘンじゃなく、素敵な個性。自分だけの道と夢を追い掛けていく。
さかなクンほど好きなものに没頭している人はそういない。
ただ好きってだけじゃなく、魚の事ならネットで調べるより詳しい。もはやその道の専門家、プロフェッショナル。
だけど、初めてTVに出た頃は、またまたおかしな奴が現れたと思ったもんだ。魚の帽子を被り、ハイテンションで甲高い声、ギョギョギョとヘンな喋り方をする。
今では、それがさかなクン。皆に愛されている。
が、殊にこういう人に関しては、子供の頃は決してそうじゃない。
子供の頃から無類の魚好き。見る事も描く事も食べる事も。寝ても覚めても魚の事ばかり。将来の夢はおさかな博士。
魚、魚、魚…。そんな我が子を、父親は心配。
このまま成長したらどうなるか…?
結果、心配は覆った。
夢のおさかな博士になった。自分の好きなものを極めた。
いや、今も極め続けている。謙虚に。
ようやく軌道に乗り始め、当初は魚のイラストレーターとして仕事が舞い込み、TVなどでユニークな個性が愛される人気タレントに。
タレント業はあくまで副業。本職はおさかな博士。大学の魚の教授に。
ある時凄い事が! 絶滅種の魚の再発見に貢献。その功績が称えられ、魚類学者でもある当時の平成天皇から御言葉が…!
あの魚の事が好き過ぎて将来を心配されてた子が、本当に夢を実現させ、さらには天皇陛下から称えられちゃったよ…!
これ以上ないサクセス・ストーリー。アメリカン・ドリームならぬジャパン・ドリーム。いや、フィッシュ・ドリームと言うべきか。
さかなクンを見てると、好きなものを好きで居続けられるって、何て素敵な事なんだろうと思わせてくれる。私も映画好きなもんで…。
でも当然、ここまでの道のりは平坦なものじゃなかった。あの明るいさかなクンにも苦労はあった…。
将来心配された子供時代。父親からは、ヘン。普通じゃない。
魚の事には詳しいが、勉強の方は…。もし本当におさかな博士になりたいなら、もっと勉強しないと。
だけど、どうしたらおさかな博士になれる…?
一人暮らしを始め、魚に関わる仕事をする。水族館、お寿司屋さん…。
何をやってもダメ。そのダメダメさはのび太くんレベル。それに、やりたかったものと違う…。
魚好きな事から歯医者に飾る水槽と魚のチョイスを依頼される。が、こだわり出過ぎて、コレジャナイ…。
ようやく馴染みのペットショップで仕事にありつけたけど…。
まるで小魚が大海で迷子になってるような…。
好きなものを追い続ける事は大切だけど、時としてそれが厳しい現実にぶち当たる事もちゃんと描いている。
大事なのは、ずっと好きで居続ける事。諦めない事。人の縁。…
子供時代に知り合った“ギョギョおじさん”。魚の帽子を被って、ハイテンションでヘンな喋り方で、お魚の事にとっても詳しい。まるでさかなクンみたい…と思ったら、ご本人が演じている。とってもいい人だけど、周囲からはヘンな奴。ある時誤解があって警察に任意同行されてしまったけど、ミー坊の将来の決め手になった人。
学生になっても変わらぬ魚好き。不良たちに絡まれる。が、ミー坊のピュアな心が不良たちを翻弄。見た目は“東京リ○ンジャーズ”みたいだけど、悪い子たちじゃない。不思議な事に仲良くなる。“総長”も実は魚好き。
ライバル不良チームと抗争…と言っても、ご安心下さい。『東京リ○ンジャーズ』じゃありませんから。魚が縁で彼らとも仲良くなる。
相手の喧嘩最強不良。誰かと思ったら、子供時代の幼馴染み。
この総長、ライバルチームのリーダー、幼馴染み…彼らと縁あって、ミー坊の人生が花開く。
総長とカブトガニの飼育。これに成功し、ニュースに!
ライバルチームのリーダーは寿司屋を開く。店の壁に依頼されて魚の絵を描いた所、これが大反響。イラストレーターとして注目されるきっかけに。
TVディレクターになった幼馴染み。彼の手掛けたTV番組に出演して有名に。
皆、いい奴。幼馴染みなんて、婚約者を紹介した所、将来おさかな博士になりたいミー坊を嘲笑し、ムッとする。人の夢を笑う奴なんて幾ら可愛くても好きになれない。
柳楽優弥、磯村勇勇斗、岡山天音の好演。
幼馴染みの女子とも再会。訳あってバツイチ子持ち。一緒に暮らし始め、初めて魚以外の事で楽しさや幸せを感じる。夏帆の好演。
人の縁が温かい。魚が繋いだ輪。さかなのわ。
そして、お母さん。魚好きのミー坊をずっとずっと優しく見守った。父親とは違って、我が子がとことん魚好きでも、それでいい。皆が皆同じじゃなくてもいい。個性を尊重。この支えとエールがあったからこそ。井川遥の好助演。
本作はのんの魅力無くして成り立たなかったと言っても過言ではない。
やはり最初は、さかなクンをのんが演じる?…と驚く。
だけど、さかなクンを演じられる人などいるのか…? いたとしても、先述の通りただの物真似になってしまう。
ならば、発想を変えて。誰なら演じられるかじゃなく、誰なら違和感なくいられるか。性別を超えて。
ピュアなさかなクンの姿が、のんの屈託のない魅力、唯一無二の個性、演技力にハマった。
本当に性別など違和感無くなってくる。そこには、好きなものに全身全霊の夢追い人の姿があった。
『あまちゃん』『この世界の片隅に』、そして本作と、一本一本の当たりがデカい。
諸事情で女優業をストップし、名前も変えたけど、再開。類い稀な才の快進撃はまだまだ始まったばかり。
のんもまた、夢追い人。
カブトガニの飼育、バイトを転々、ペットショップで働き、イラストレーター~TVタレントを経て、おさかな博士へ。
Wikipediaによると、さかなクンの半生に忠実なエピソードも。
それに加え、フィクションやアレンジも挿入。
のんの起用など、下手したら改悪失敗作に。
それを、見た後心温まる好編に。
そんな変化球出来たのも、沖田修一監督だからこそ。
『モリのいる場所』でもフィクション×ノンフィクションを織り交ぜ、全作品に共通するとぼけたユーモア、独特の作風、残る心地よい余韻…。
沖田修一ワールドは健在。いや、ますます絶好調。
主演がのんで良かったが、監督も沖田修一で良かった。
さかなクン×沖田修一×のん…奇跡のような巡り合わせ。
重ねて言うが、
好きなものを好きで居続けられるって事がどんなに素敵な事か、本当に教えてくれる。
好きに勝るものはナシ!
夢を追い続け、極め続ける事も。
決して自分がヘンと思ってはいけない。
そんな自分を誇りに、好きになって。
周りの縁に感謝を。
だからこそ自分の人生が好きになってくる。
いい映画だった。
さかなのこ。
この世界には、たくさんの○○のこがいる。
あなたは、○○のこ?
ドラマなさすぎ
メッセージはよくわかるしのんもよかった。しかしドラマがなさすぎる。「変わっている」さかなくんを登場人物たちが最初から最後まで応援している。ヤンキーたちも見た目は恐そうだが、いい子でぜんぜん不良じゃない。両親も離婚したっぽいのだが、あまりにもさらりとしか描かれていない。マイノリティーをとりまく世間の実態はこのようなものではないと思いながら最後まで見た。
今の日本人て、ほんとにやさしさを求めているのだなと感じた。
ドキュメンタリーではなくファンタジー
原作は読んでいないので、大人になってからの活躍しか知りません
少年時代は彼をそのまま小さくしたような個性が強いエピソードと
それを全て受け止めてくれるお母さん中心に、登場人物全員がどことなく優しく描かれています
この描写からも、少なくとも本人はそう捉えているんだろうなという事が伝わり
彼の持つ素直な人柄が登場人物の描き方に出ているような気がしてほっこりしました
冒頭のお母さんの個性を大事にしようという覚悟は、同じ親として心に響くものがありました
大人になってからのお話は事実と異なる部分が多い割に
ファンタジーとしてみてもイマイチなので私個人としてはいらなかったなと思いました
事実については、彼の目標であった「お魚博士」になったエビデンスともいえる
テレビチャンピオンで活躍した事、大学の客員教授になった事が描かれておらず
純粋な性格のお魚が好きなお兄さんで終わっている事に違和感がすごいあります
架空の人物の架空のお話だと割り切って見る分には、(着地点もある種現実味があり)心温まる良い話だと思いますが
子供のころからずっと魚が好きで、それが成果として表れてお魚博士として大成した彼の映画としてはどうなんだろうと思ってしまいました
のんさんとさかなクンの融合
いやー分類不能な映画でした。いろいろな雑音があるものの(海水浴場で捕まえたタコが作り物感丸出し、不良の喧嘩がドリフの大爆笑?!例えが古いけど…。)、何か来るものがあった。何かはわからない。
記憶に残ったのは、高校生のんさんがアパートお家に帰って壁のお魚ポスターに"ちゅ"ってするところになんだかぐっときました。
タコをしめるシーンさえ無ければ
まあまあいい映画でした。小学生時代は演じている子役の女の子が可愛らしくて明らかに女児なので、ももちゃんとの仲のよさを、エロいと男子たちにはやしたてられるシーンは女同士なのになぜ?と感じました。高校生になったのんは学ランも自然と似合い、なぜか髪が長いけど男か女かどっちでもいい自然な感じで見れました。
お母さんの教育方針とかすでにネットで知っていたので、ネットに出てないことを描いてて欲しかった。あの帽子は皮膚の一部だと言い国会でも脱がないほど被る事にこだわっているのはなぜなのかとか。本人は自分の性格に悩んで困ったことがなかったのか?いわゆる発達障害の人は生きづらさに悩むことが多いですが、そういうことはなかったのか?もう少し内面に切り込んだ描写が見たかった。あとタイトルにも書きましたが、お父さんがタコを締めるシーン、グロすぎて残酷すぎてトラウマになりそうです。何度も何度もフラッシュバックし、最後まで気分の悪さが残った。大人も子供も楽しめる映画とあるけどとんでもない!あんなシーン必要ないです。ショックなことにあのシーンを面白かったと言ってる意見が複数ありびっくりします。鮎の釣り堀で釣った魚の口からかぎ針を抜いて丸焼きにするだけで、女児が「かわいそう、食べたくない、帰る〜!」と泣き叫んで親が困っていたのを見たことがあります。今回のタコを殺すシーンはそれの比較にならないほど残酷でした。みー坊がアジをしめて、これは殺したんじゃないというシーンも残酷だけど、丁寧な手つきで捌く様子は魚への敬意が感じられてまだマシでした。
ほのぼの楽しい
さかなクンの誕生秘話
全体的にほのぼの楽しい
父親のタコ扱いや、不良同士の乱闘も楽しい
さかなクンを「のん」が演じているが、天真爛漫な演技でハマり役だと思った
脇を固める俳優たちも、変なオジさんとして登場するさかなクン本人も素晴らしい
子連れも多かったが子供は楽しめたかな?というのと、少し時間が長めなのだけ気になった
鑑賞後に心が清らかになって、純粋な気持ちになれる名作
のん(能年玲奈)さんが大好きで、そこからこの作品を観にいきました。
なので、主演重視で「さかなクンは嫌いじゃないけど、内容は別に......」といった感覚で当初いました、私は。
しかし、それは観ていくうちに変わりました。
出演者それぞれの魅力を無駄にする事なく“優しく”且つ“純粋”に描いていくストーリー。
価値観やメッセージ性を押しつけていく説教臭いものではない構成。
笑いや涙を強く誘うわけでもなく、ほのぼのと自然な演出や音楽。
どれも素晴らしいものでした。
【父親は離婚したの?】や【ヒヨの恋人との会食の意味や、その恋人が途中で怒ったように途中退席の詳細は?】はといった疑問点。
【不良にしては理解力がありすぎるし、更生だかなんだかして人生上手くやりすぎじゃね?】といったご都合主義みたいなところ。
こういった弱い点も、当然ながらあります。
そんな弱い点も吹き飛ぶくらい、全編最高な作品なんです。
のんさんの演技は、演技を通り越したような自然過ぎるものです。
本当にちゃんと聞いているのかは怪しいしっかりとした返事や、「ん?」や「へ?」といったリアクションは、見事な間や純粋な目です。
水族館の水槽に落ちても笑顔で手を振っていたかと思えば、落ち込んだ様子で仕事に向いていない事を言われる落差。
コントのそれとは違うし、演じているわざとらしい感じもなく......。
それに、いろいろな思いを抱えたながらも優しく見守る母親役の井川遥さん、とても良かった。
胡散臭さ全開でよくわからない言葉を並べていき、最後は困惑したような表情で退場していく豊原功補さん、なんやかんやで最優秀助演男優賞ものだったと思います。
タイトルを回収する台詞を放つ“鼻の穴が大きいババア”の大方斐紗子さん、怪演でした。
語り出したらキリがないので、この辺で終わりますが......全ての面で、こんな名作に巡り合えるとは思いませんでした!!!
好きが拓いた道
できないことがいっぱいあるけど、好きなものを追い続けることで道がひらけたと言う話がとても好きで、その期待を裏切らない良き話でした。
魚が苦手なのに、夫ともう一人の息子にも魚を食べさせ続けた母は、中々に狂気だけども。
ヒヨや総長や籾が、ミー坊を眩しく思うのと多分同じ気持ちで、ミー坊を見ました。
凡人はミー坊ほど好きなものは見つけられないし、ミー坊ほど好きを続けられない。ひとつのことだけを突き詰めるのは、相応しくないとして梯子を外されたり、自分で諦めたりする。それが多分、統計的に見て妥当なんだよね。でも、そうはしない、そうはできないひとが、自分だけの道を拓いたって話。今から自分はミー坊のようにはなれないし、ならなくていいとも思っているのに、すごく感動するのは、なんでかな?よくわからないけど。
ポーニョポニョポニョ
男とか女とかってどうでもいい!予告編を見たときから、さかなクンの個性からして性別なんて必要ないといった大胆なキャスティングのおかげで目から鱗が出る思いだった。そしてタイトルからは当然『崖の上のポニョ』を連想・・・恥ぃ。
幼い頃から水族館が大好きで閉館するまで粘ったり、海に行けばタコを捕まえたりするミー坊。母に買ってもらった魚介類図鑑を毎日持ち歩き、カメオ出演のさかなクン本人から家に誘われたりする。二人で絵を描いたりしている姿も印象に残るけど、そのギョギョおじさんの家に行っていいと許可を出したのも母親。子どもを自由に育てていた偉大さがあってこそ、彼の人生の方向付けが決まってしまった。もう井川遥にメロメロ・・・
絵も上手くなり、小学生から続けていたミー坊新聞が評判となったが、高校生になってからはヤンキー連中の総長(磯村勇斗)の記事を新聞の片隅に載せた。当然、見つけた彼らがミー坊に絡んでくるのだが、「ジャーナリズムが暴力に屈してはならない」と一喝。これも母の教えの一つ。おかげで総長や青鬼、他校のカミソリ籾と仲良くなってしまった。そして、カブトガニのエピソードも凄い。
「普通って何?」「好きに勝るものはない」など印象に残る台詞によって一般常識に囚われすぎる自分が情けなくなる。そんなミー坊も進路を決めるには悩み続け、大好きな水族館ではドジばかりだし、寿司屋の修行も思うようにいかない。人生って何が起こるかわからないけど、「魚博士になりたい」という信念を貫いたおかげで道が開けた。
ありゃ、人じゃない。さかなのこだ!という意味不明のシーンがなぜか最高。それにバタフライナイフを操る青鬼のキャラも最高。ミー坊にそんな迫力があったわけでもないし、やはり彼に後光が差していたのかもしれない。そして、アオリイカにはアニサキスはいない!
自分の父親は釣りが好きだったし、自分で魚をさばいていた。kossyは何もできません。今までに釣りに行ったことも数回程度。魚は食べるのは好きだが、苦手なのです!そんな魚音痴のタクシードライバーですが、金沢に来る観光客には「ノドグロは金沢で有名になったけど、実は山陰沖で獲れたもの。逆に石川県が漁獲高全国1位を誇るのがフグ(現在は北海道)で、ふぐ料理で有名な山口県は能登で獲れたものが多い」などと名物逆転のネタを話したりします。
タイトルなし(ネタバレ)
高評なので興味を持った。
能年玲奈を久々に見た。もしかしたらあまちゃん以来かもしれない。あまちゃんが2013年で、もう9年前だ。芸能界事情は知らないけれど、この間能年玲奈が何してたのかを知らないけれど、俳優業は続けていたようだ。まだ29歳なので、まだまだこれからなので、期待している!
勘違いしている人がいるみたいだが、私は本作の主人公はさかなクンではないと思ってる。さかなクンのエピソードを参考にした別人格ミー坊が主人公。ミー坊は魚好きでテレビに出るようになるし、さかなクンの帽子も被るから、まんまそっくりではある。
本作が人気な理由は、単に笑える要素が散りばめられていて、面白いからだと思う。私が観た回は、子供連れの客が多かったが、子供も大人も声を出して笑うようなシーンが多かった。泣くようなシーンはあったかな?
本作はテレビ撮影中にミー坊が船から落ちてしまうところから始まる。
そして、幼少期(小学生)、高校時代、社会人の三部構成で進んでいく。
普通の社会人として生きていくことは難しいであろうミー坊が、さかなクンのようにテレビに出て生活できるようになるのは、本当に奇跡的なことだと思う。
教育だいじ
『さかなのこ』
評価★★★★
女優ののんが男性のさかなくんの役を演じるというハードルを、何もせずに冒頭の一言だけで解決してしまった大胆な映画。
さかなクンというと、大人なのか子供なのか、ただ魚が好きなだけで幸せな人というイメージだが、彼がそうあれたのは家族のおかげなのかと思うと、日本の教育とか、その辺りについ色々と考えてしまう。が、映画はユーモアが効いていてとても楽しく、それでいてどこか泣けそうにもなる、いい映画だと思います。子を持つ親は見た方がいいかも。
あたたかい映画です
ミー坊を取り巻くさまざまな人がいて、みんなミー坊に魅了されていく。
悪人がいなくて、面白くて、本当にあったかい映画でした。
何といっても母が素晴らしい。
母がミー坊を認めているから、ミー坊も思いっきり「好き」を貫くことができたんですよね。
自分自身も母ですが、どうしても「普通」にとらわれて、あそこまで子供の思い通りにさせる勇気は持てなかった。
実際のさかなクンのお母さまって本当に偉大です!
また演じるのんちゃんも素敵でした。目がキラキラして、好奇心にあふれていて、とっても可愛かったです。冒頭の男とか女とかは関係ないって字幕、納得です。
周りを固める俳優陣も、有名なひとたちばかりだからこそ、作品に厚みが増しているのかもしれません。
それにしても、のんちゃんは、「あまちゃん」「海月姫」そして「さかなのこ」と、海に関する役が合ってるのかもしれませんね。もっともっと活躍期待してます。
のんさんを見に行った。
よく分からない映画だった。
ただ、やはりのんさんは素敵だった。
純朴な眼差しや笑顔に引き寄せられる。
稀有な才能だと思われる。
自叙伝らしく、サクセスストーリー的なとこもあんだけど、ぶっ飛んだ人間にはぶっ飛んだ人生が待っているとも思われる。
結構ハードな交友関係だったり、貧乏にも直面してたり。描かれてはいないのだろうけど、それなりに借金とかもしてたのかなぁ。アレだけの水槽を維持するのは大変なんじゃなかろうかと思う。
と、色々、波乱な人生ではあるものの、ご本人登場のおかげで混乱する。
パラレルワールドにいるような…。
現実なんだろうし、現実味も感じはするが、なんかどこか創作で、別世界の話のような。
なので、人との出会いや、ご本人の情熱や、それによって紡がれていく縁なども、実際にあったであろう会話や台詞にさえ、演出を感じてしまっていた。
結局のところ、何がしたかったのか、よく分からず…のんさんの直向きさにあてられてた。
さかなクンが帽子を取った!
小学生時代のみーぼうが、ギョギョおじさんの家に遊びに行き、あまりの楽しさに時間がたつのも忘れ、心配した親御さんからの通報を受けたパトカーがおじさん宅に来るシーン。
事情聴取のため、警察に連れていかれるおじさんが、ハコフグの帽子をとって、子供のミー坊にかぶせる。帽子をかぶっていないさかなクンが一瞬映る。
実は帽子と頭が一体化していて、帽子を取ると死んでしまうとも言われているだけに、このシーンにはちょっと感激してしまった。
全74件中、21~40件目を表示











