さかなのこのレビュー・感想・評価
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それでも間合いは学ぶべき
奇跡のシンクロ!って感じでございましたなー。「尺長っっっ!?」と思っていたし、観たあとも「100分位にした方が傑作だったかも…」と思いましたが、終始柔らかい笑顔に包まれている感じで幸せだったのでヨシ!ですね。
それでも「ギョギョおじさん」のシーンは何とも…。だって立派な不審者ですもの。お母さんが折角出してくれた折衷案もダメにしちゃうし、アソコは作り手の思惑とは違って「純粋なだけじゃだめですよ」なシーンになっちゃいましたね。案外大胆なお父さんとヒヨには、何かにつけ側に居て欲しかったなというのが率直な感想。
「さかなクン」当人も出だしは「あーーー、なるほどね(苦笑)」な印象でしたが、キチンと社会に揉まれた感が出てきてからはバランスが上手くなりましたからねぇ。そう、最低限のバランスはやっぱり大事なわけです。それでも「岩をも穿つ」一念は素晴らしかったと、嬉しい気持ち一杯で劇場を後にしたので、「息苦しさ」を抱えてる人には良い癒しになるんじゃないのかな?なんて思いました。
さかなクンの人生に感動!
さかなクン(のん)の人生を、ほぼトレースしているので、学ぶところ多しです。感じたのは、日本の教育は努力して、頑張って、必死になって、競うことばかり教えていますが、さかなクンの生き方は、本当は一番美しいと思いました。普通の生き方という言葉が作品の中でも象徴的に語られますが、その生き方が本当に幸せかと思うと疑問です。さかなクンを強制的に普通の人間に戻そうとする先生に対して、「この子には好きなことをやらせてください」と言う母親こそ、偉大だと思いました。さかなクンの人生の発端は、水族館で買ってもらった魚貝の図鑑です。そして、絶大なる魚オタクになって生きていく姿に圧倒されます。高校生の時には、その魚愛が、不良たちも含めて周りを幸せにしていくのです。楽しいことは伝染するのは間違いないです。やがて、さかなクンは同窓生の力を借りてテレビ出演をし、博士になっていきますが、そこにたどり着くまでの道のりは側から見ていると苦闘です。しかしそれがあるからこそ、見事に彼の人生シナリオの達成ができた時には、手放しで泣けました。のんはこの作品で男性のポジションを演じていますが、時々女性に見えたりして、その中性的な存在感を醸し出す不思議な魅力には完敗です。
のんがさかなクンで良かったと思える
そんな馬鹿なと思うところも主人公がさかなクンなので普通に思える
TVチャンピオンの宮澤くんが白身魚を食べて魚種をどんどん言い当て誰も敵わなかった!その頃から凄く興味があった🤭
良い友達がいて安心した😮💨出演されてる方も凄く良く!さかなクンの同級生の鈴木拓も出演していてさかなクンらしい!
格闘シーンに鈴木拓が出て本気の強い所も見てみたかった🤣
なんて素敵な人生なんだろう
可愛かったら食わんだろ?普通、食わんよね。可愛いワンちゃんを食べるか?食べんよね、普通。
沖田修一監督作と言う事で期待したのはですね。緻密に計算された「大芝居的に演出された長回し」なんです。「おらおらでひとりいぐも」では炬燵に入った田中裕子さんとビッグバンドを使い、CG無しでグルグル回してくれたアレみたいな。「子供はわかってあげない」で校内を歩く美波と門司君の回りで、画面を横切ったり運動したりする、ディズニーみたいなアレとか。
これがですねぇ。
無かったです、今回。強いて言うならば、港で高校生たちが乱闘するシーン、くらいでしょうか。なんかインディ・ジョーンズみたいでしたけど。これも、コロナ禍の撮影であったからなのでしょうか。ちょっと期待してたので残念。ですが、長回しは子役2人だったってのが。情け容赦ねーよ、全くw
一時期、東京テアトル配給作には全く魅力が無く、食指がピクリとも動かない、と言う状態だったんですが、ここんとこ佳作続きで、完全に持ち直した感があります。これも良かったです。
子役パートが辛くて、途中で帰ろうか?って思うものも少なくないんですが、コレは子役パートが良かった。ミー坊役の女の子、ナチュラルに「さかなクン」のボケ感と「ヲタク感」があって最高でした。
皆が普通じゃつまらない。と言うか、平準化された人間を大量生産してもしょーがないだろと言うのには大賛成です。何の事はない、自分自身も、その手合いだと思ってますんでw
比較的、寛容な日本社会です。「欧米は個性を重んじ、日本は個性を否定している」とお考えの貴方。それ、トータルでは間違ってると思います。少なくとも、理系に関して言うと、欧米の成果主義は脱個性で尖った発想を拒絶する傾向があります。よって、尖った人は自分で起業する事を目指す。日本の方が、むしろ寛容だと思うんですが、哀しいかな金が無いw
お金、どうにかなりませんかw
兎にも角にも、それが破壊的・享楽的なものでない限りは、好きなことに没頭出来て、それ相応に生活していける社会が理想だよなぁ。って思いました。
ちょっとあざとい脚本ではあった気もするけれど。
良かった。
普通に。
と言うか、普通って何よw
この「普通」は「良かった」のダメ押しですね。「最高とは言えないけど平均よりはるかに上」と言う意味です。
ももが言った「普通」は「常識」ですね。常識では計れない生き方をしている彼(女)が普通じゃないのは当たり前な訳ですが、普通に生きてる人から見れば、「バカだね」になるのか「キラキラ」になるのか。彼(女)の周りには、それが「キラキラ」に見える人が沢山いたよ。って言う。それって幸せなことだよ、って思いました。
と言う、以外にも素敵な映画でした。
タイトルなし(ネタバレ)
【良かった点】
さかなクンの知られざる半生を、コミカルにファンタジックに描いた演出が刺さりまくり。主に3部構成で、さかなクンがさまざまな人と出会い、成長し、さかなクンと出会った人たちも笑顔になっていく。こんな光のような存在が、今の暗い世界を照らしていくようだった。好きなことを好きと言い、それを好きであり続けることの大切さを改めて感じた。他人の意見ではなく、自分が納得できるかどうかが重要だ。俳優陣も皆さん素晴らしく、その中でもやはりのんちゃんの惹きつける何かは凄まじいものがあった。主人公しかできないよのんちゃん。
【良くなかった点】
個人的には満足感の高い作品だったが、特にこれといって緩急がない作品なので、この上映時間では長いと感じてしまう人がいるかもしれない。壮大な物語を期待してはいけない、これはあくまでもさかなのこの半生であり、優しく人に寄り添う映画なのだ。
ぶっつけ鑑賞
単なる小説の実写映画も観ていた。その中で気持ちが大きく動かされたのは、母親の言動である。世間の眼を気にせずに娘を見守る大切さである。一緒に同じ目線で楽しむ事をする。子供の好奇心ややりたい事をトコトン突き破るぐらいやらせてやる覚悟である。 子供特に小学生の子育てをしている親は是非とも観て欲しい。感じて欲しい。 ※親の目線で子供を規制している事が多いのではありませんか。勉強して学歴がイイ事もアリですがそれ以外も大切で子供は親より長い人生がある。楽しんで生きるスキルを育てることの方が1番で無いかと。■胸が熱くなります涙のコツクが緩みました。
クセ強めの筈なのに、後味は爽やかでギョざいます!
さかなクンをイメージしたミー坊を演じるのんの表情が魅力的です。生き生きとしていて、まさに水を得た魚です。不良たちとの和気あいあいとした絡みも楽しいです。
出演者がみんなピッタリの適役な中で、岡山天音さんが意外にカッコ良かったです。
子供の自主性に任せるというミー坊のお母さんのような教育方針で、子供が必ず成功するとは限らないだろうけど、伸び伸びとした幸せな子供時代が送れますね。
とても良い映画なんですが、敢えてマイナス点を挙げますと・・・
①独特の間は嫌いじゃないですが、無駄に長い所がいくつかありました。
②実はミー坊以外の家族は魚が苦手だったという設定。
コメディなので笑う所かもしれませんが、「お母さん、お父さんに(苦手な魚ばっかり食べさせて)無理させちゃったかな」というセリフは少し残念でした。離婚の原因は、ミー坊のせいではなく、夫婦の考え方の相違だと思います。だから、家族4人で囲む食卓は、「また魚?」と半ばウンザリしながらも楽しかったのだ、と信じたいのに、イヤイヤ食べてたんでしょうか?
だけどお父さん、あんなに嬉しそうにタコを処理してたじゃん。とても無理してるようには見えなかったですけど!(笑)
さかなクンの半生、、なの?
さかなくんの立身出世伝とは少し違うが楽しい
魚に詳しい男性タレントの半生を有名女優が演じた作品。イマイチ、自分には合わず。
・魚に関する博識を武器にタレントとして活躍する男性タレント ー さかなクン
・事務所と衝突して干されているがメゲずに頑張る女優 ー のん
さかなクンの半生を描いた自伝を基にした話を女優ののんが演じているのですが、
この話だとコネで活躍の舞台を与えられてブレイクしただけの話になってますよ。
あとは、無駄に長いですね。本筋と関係のない水中の描写は他の作品でも見かけますが、製作者の自己満足にすぎないと思ってます。
冒頭部分のヒキが弱く大丈夫かと思っていたら案の定といったところ。
存命・活躍中のタレントさんだから、ハチャメチャな話は描けないのでしょう。
ただ、もうチョッと波乱万丈の人生かと勝手に期待して勝手に落胆してます。
事務所に干されてもメゲずに頑張る女優さんを応援したいので点数は甘目です。
映画パンフレットもオススメ
長い…
さかなだけになにかとアラ(粗)が目立つ作品。
さかなクンの物語と聞いて誰もが思い浮かべるのは、子供の個性を尊重した教育の重要性というテーマだろう。横並びの画一化を目指す今の日本の学校教育では天才は育たないと言われる。周りの空気を読んで自分を殺し、なるべく目立たないように生きるのが美徳とされる日本ではさかなクンのような子は周りから浮いてしまい、最悪いじめのターゲットにされやすい。
彼の実際の母親はおおらかで理解のある方であり、本編のセリフにあるように勉強が人並みにできなくとも好きなことに没頭させてやりたいという教育方針が実を結び、今のさかなクンの成功に繋がっている点は子育ての参考にはなるだろう。
ただ、本作はさかなクンの自伝的作品ながら、主人公をあえて女性に改変した意味がわからない。はたして女性にすることで何らかの別のテーマが見いだせたとは思えない。
高校時代に主人公だけが学ランを着ており、ジェンダーに関する問題提起かと思いきや、ただ主人公は変わり者であるということを表現しているだけに過ぎなかったりと、もはや人気女優を主役に添えて客引きしたかっただけなのかなとさえ感じてしまう。
また、本作の登場人物たちはすべてが記号的であり、紋切り型のセリフ回しや芝居のレベルも子役たちを筆頭に結構見ていてきつかった。
そして肝心の母親でさえも子供に理解ある母親という記号でしかない点も致命的。それなりに子供への理解ある態度やセリフを発するのだが、どれも心に響かない。
流石に小学校低学年の子供が見ず知らずの大人の家に遊びに行きたいと言って、子供の意思を尊重して許してしまう流れは無理がありすぎる。
あと、学生時代の不良たちとのエピソードや、不倫居候母娘との同居生活にかなり時間が割かれていたが、さかなクンの物語では必須のものだろうか?原作未読なので原作にあるのなら仕方ないが、やはり親子の物語をメインにもっと短くまとめたほうがよかったのではないか。
脚本演出にも粗が目立った。何より主人公が作品冒頭でハコフグスーツを着て出かける際、こちらを振り返って「行ってきます」と言うシーンを見て早くも作品に対して嫌な予感がした。この「行ってきます」は主人公が同居する自分の家族に向けた言葉ではなく、特に何の意味もないイメージシーンだと分かったからだ。これは昔の日本映画によくある典型的ダメ演出。
脚本的にも自分のナイフに魚の臭いを付けたくないから不良のナイフを使うというのはおかしい。普段から自分のナイフで魚をさばいているはずだし。また、居候親子が水槽がなくなるのに気づかず眠り続けていたり、主人公の絵はバンクシーじゃあるまいし、あんな人だかりはできないだろうとか、とにかく冒頭から粗ばかりが目について全く本作には乗れなかった。
極めつけは総長の「あいつなにかの主人公みたいだな」というセリフ。これを聞いた時には絶望的な寒気に襲われた。
最近鑑賞した「こちらあみ子」が凄い傑作で、どうしても本作と比べてしまい、評価は厳しくならざるをえない。
正直言ってマナーCMだけでよかった。久々に途中退席したくなるほど鑑賞中苦痛を味わった作品。
追記
鑑賞時にはまったく気づかなかったけど、本編主人公は男性の設定で、あくまでもそれを女優さんが演じていたと後から気づいた。でも子ども時代はどう見ても女の子にしか見えない。水着も女の子の水着だし。そもそも、それに気づいたところでやはり本作への評価は変わらないけど。
フィクションとノンフィクション
前半はフィクション作品として喜劇的に作られる一方、後半はノンフィクション作品風に悲劇作られてるためにフィクション作を観ているようで作品が薄まってしまい、本当にあったことが何となく嘘に見えてしまう。またのんが演じることでさかなクンが妙にバイセクシャルに見えてきてしまう印象がある。副題にあるような好きを貫くことでさかなクンが大成した人生劇を見にきた人にはエンターテイメント色の強いこの作品はどうも腑に落ちないだろう。終始さかなクンの主観的な思い出がもとになっているかもしれないが、第三者から俯瞰して見たさかなクンが経た人生の葛藤も拾いきれていないように思えてしまう。エンターテイメント作品としては上々であるが、テレビチャンピオンに出たことや表彰されている部分は描いてほしかった。
水を得た魚
のんのみずみずしさにノックアウト!まさに水を得た魚!
さかながピチピチはねてるような勢いのある演技、性別を超えた表現力には感心しました。
たくさんお魚が出てくるので、魚が好きな人なら存分に楽しめると思います。
魚に興味のない人には少し上映時間は長いと感じるかもしれません。
柳楽優弥、磯村勇斗、岡山天音たち、愛すべきヤンキーは大人になってもみな優しさに溢れていて、微笑ましかったです。
みー坊のお母さん役の井川遥は子どもをありのまま受け止める姿が素晴らしかったなあ。
お父さん役の三宅弘城がタコを絞めるシーンはみー坊が傷つかないかドキドキしました。
みー坊の家に転がり込んできた幼なじみのモモコ役の夏菜とその娘役の子役ちゃんも良かったなあ。
みー坊が2人を養うために仕事を増やそうとしたり多色クレパスをプレゼントに買って帰る男気にグッときました。
さかなクン本人が出演してるのはとても嬉しかったけど、警察に連行されるのはちょっと悲しかったので誤解は晴れて欲しかったです。
あまちゃん‼️❓リバース‼️❓
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