「のんが良かった」さかなのこ りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
のんが良かった
小学生のミー坊は魚が大好きで、いつも魚のことばかり考えていた。父親は変わった子どもだと心配するが、母親はミー坊を暖かく見守り、好きなことをやらせ続けた。高校生になっても魚が大好きなミー坊は、ヤンキーたちとも仲が良かった。大人になり、水族館や観賞魚の販売店で働くが、好きなことにしか興味がなく、仕事が出来なかった。しかし、絵の才能を生かし、イラストレーターとして素晴らしい魚の絵を描いた。そんな話。
さかなクンをモデルに作った作品との事だが、ジェンダーレスもテーマなのか、子役から大人まで女優を使ってた。これはこれで悪くなかった。
やはり、のんを観れてよかった。彼女は居るだけで存在感があるし、コメディも上手い。
それと、好きなことを反対せず応援してくれた母親役の井川遥が良かった。
ヒヨ役の柳楽優弥と総長役の磯村勇斗もミー坊を常にフォローしていて良かった。
モモコ役の夏帆も憂いが有って良かった。
悪い人が居ないから盛り上がりに欠けるかもしれないが、好きなことにとことん深掘りする事の素晴らしさと、応援してくれる周りの人達、特にお母さんの素晴らしさを観せてもらった。
ほんわか出来る作品です。
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