「お魚さんを通して伝える平和な世界」さかなのこ masaさんの映画レビュー（感想・評価）
お魚さんを通して伝える平和な世界
公式Twitterで磯村勇斗さんが「ギョギョギョ〜」ってやってるのがかなり可愛くて見に行きました。
劇場では小学生のお子さんとお母さんで来られてる方も多かったです。小学生だと139分の作品は長い気がしますが、高学年くらいなので皆真剣に見てました。
主役のミー坊をのんさんが演じてますが、最初から最後までとにかく応援したくなります。何があっても信じてくれる優しいお母さんを井川遥さん、ヤンキーの同級生を柳楽優弥さん、磯村勇斗さん、岡山天音さん等が優しく演じててグッときます。
多くの人が考える「普通」から外れれば、実際は嫌な反応があります。色々な辛さを乗り越えてきたさかなクンが見てる世界には、差別や偏見を超えるたくさんの味方がいたのだと思います。お魚さんを通して平和を伝えてくれ、とても勇気をもらえる作品でした。
今晩は。
共感及びフォロー有難うございます。
（営業成績の上がらない、営業マンみたい・・。）
私は、今作は、”好きなモノがあるのに、周りの目が気になってしまっている”小中学生に観て貰いたいなあと思いながら観ていました。
私は能年玲奈さんの透明感が好きでして、彼女にさかなクンをキャスティングした沖田修一監督（何気に、海岸でタコ食べてましたね・・。）のセンスには脱帽です。
更に、小学生時代からマイペースながら、”魚好き”を無理なく貫いて、高校時代にはヤンキー達（現代の邦画を牽引する俳優さん達が、実に良かった。）から、絡まれつつ徐々に彼らを魅了して行くさかなクンを能年玲奈さんが、絶妙に演じていましたね。
で、彼らの未来にも意図せず影響を与えていくさかなクン。（特に、”かみそりモミ”が、自分の網網のシャツで取ったアオリイカの胆あえ（あれは美味いんですよね・・。）に開眼して、寿司屋を開き、その内装をさかなクンが担当し、その店にさかなクンが、彼をずっと支えていたお母さんを招待するシーンは、沁みましたね。
感性豊かな多くの子供さんに”好きを大事にしようよ！”と言う監督のメッセージが込められたこの作品の想いが届けば良いなあ、と思いながら劇場を後にしましたよ。では。返信不要ですよ。
