劇場公開日 2022年9月1日

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「穏やかな気持ちで、ゆったり見れる。」さかなのこ にんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5穏やかな気持ちで、ゆったり見れる。

2022年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

試写会にて鑑賞。

登場人物がみんな優しく輝いており、穏やかな気持ちで鑑賞できる映画。
小学生の子供と見ても、問題なし。
ヒューマンドラマが続くので子供にとっては難しかったかな。
あまり集中できなかったみたいだった。
笑いどころはいくつかあるのだが、シュールな笑いというか、大爆笑はしなかった。
鑑賞後帰り道にニヤっと思い出しちゃうような大人向けの笑いだと思う。

岡山天音さん(網の人)を好きになった。大人になった時の笑顔がすっごく良かった。
柳楽優弥さんの安定感がすごい。のんさんをとりまくキャラがみんな好きになる。
さかなクンの登場は、あれでいいのか??本当にあれでいいのか??とちょっと考える。

海の底に沈むような水の音だけが響くシーンが何度かあり、それが深く、暗い。
海の映像や暗さに恐怖を感じたことのある人にはお勧めしない。
最初はホラー映画?と思うほど暗くゴボゴボした映像だったので、
自分の知る明るいさかなクンの印象とは違ってうん?うん??となった。

昭和~平成をたくさん再現しており、昭和生まれならおお~、懐かしい。と思うことがあるかも。
あんな服あったっけ?…。あったわ~!ってファッションの観点からも楽しめる。
昭和の映像を再現したのかな、あえて荒いフィルターがかかったような映像になっている。

幼い女の子の水着姿はなくていいと思う(映画業界全体として)。
撮影で水着って聞くと、子役の親御さんも心配だと思う。
海に入らないという設定にして夏の普段着で全然よかった。

さかなクンの今現在までの、人生の盛り上がりが見たかったが、とても中途半端に終わってしまっていた気がした。
そこまで詰め込みすぎることができなかったのだと思う。わかるけど見たかった自分がいた。
テレビチャンピオンの再現があるかな~と思ったけどそれもなくて、う~ん見たかったよ~。
(自分はおそらくさかなクンの回リアタイで見てたと思う。圧倒的ですごかった記憶がある。)
大学教授になるまでの道のりも見たかった~と思うけど、
これからの希望がたくさんある、という見た人にも希望を持たせる表現にしたのかもしれない。

全体的にゆったりした映画で、せかせかしてないし感情のぶれもそんなにないんですよね。
ゆったり、海の中の魚を表現したのかなあ。

にん