ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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軽快なコメディ(血みどろ)
秀逸に編み込まれた原作を壊さないことを優先し、凄まじいマネーと名のある俳優陣が集結すれば、こんなにも楽しい作品が出来上がる。
邦画に足りないのはマネー。
細部にこだわれるマネーこそ正義。
ユーモアもセットも小物もカメオ出演もひたすらに贅沢で、因果応報が巡る巡る!!
さすがデイビッドリーチさん、"サイレント"アクションもきちんと見映えする。
伊坂幸太郎作品好きですが、原作はまどろっこしい序盤で脱落してしまっていたので、これを機に読み返したいと思う。
この映画も全部知った上で再度観ると、最初からさらに楽しめそうです。
※全編にわたって家父長制への中指立て精神を感じたので、余計に最高でした。
この映画の味付け(テイスト)ってもう少しなんとかならなかったのでしょうか!?
表題通りです。
ここ最近、見たい映画がなかったので、映画の番宣をみて衝動的に見に行きました。で、この映画の味付け(テイスト)ってもう少しなんとかならなかったのでしょうか!? というのが素直な感想です。全体的な味付けがギャグテイストなんですよね。シリアス テイストだったらかなりよくなると思うのですが、それは無理だったのでしょうか!? 残念です。
突っ込みどころ 多数あり
①列車名:ゆかり←ひかりのギャグテイスト?
②名古屋~京都 間では富士山は見えません
③夜行の新幹線はありません。→というか運行速度が遅すぎ
④京都を超えても線路がなくなることはありません。→大阪の人が怒りませんかね!?
⑤etc
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
タダのB級おバカ映画です
ウケた!
理解出来たら‼️❓必ず‼️❓最高の映画だとわかるはずだ‼️❓
ポイントは二つ‼️
この原作は、映画化不能と原作者が拒否してきて、今回、奇跡的にハリウッドが映画化して、伊坂幸太郎の映画化最高作品となる記念碑となる映画🎬🎞🎦
私は、伊坂幸太郎の作品は全て読破して、映画化は全て観る、そして、原作者はインタビューでこの映画が原作再現度最大作品だと明言している。
だから、複雑化したストーリーを最大限再現してるから、字幕ではネイティブくらいで無いと、理解不能だと思う、映像の細部に伏線があるから、観てないだろ、低評価の人。
それから、最大のポイント。
この映画は、日本を知り尽くし、それで外している。
知らないで、作るタランテイーノなんかを遥かに凌駕してるのだ。
例えば、最後の京都のシーンは東寺と清水寺といろんなところのハイブリッドだし、東京のコインロッカーとか、実は再現度が高い、実物では無いが、ハイブリッド。
だから、知る人ぞ知る、映画なのだ、日本を知らない人ほど、この映画を日本を知らない映画だと思うだろう。
そんなことで、この映画は、吹き替えで、できれば原作を読んで観てほしい。
今年最高の映画の一つだと理解で生きるだろう、ボンボヤージュ。
沢山殺し屋が出てきて、マクガフィンをとりあう、コメディーです。 凄...
沢山殺し屋が出てきて、マクガフィンをとりあう、コメディーです。
凄く下らないのに、ブラピと出番少なめのサンドラ・ブロックも出ていて、撮影にもお金がかかってそうです。
止む終えず吹き替え版を見たせいもあり、何を話しているかさっぱりわかりません。途中で、殺し屋の来歴が描かれますが誰が誰だがよく分かりません。でも、そんなことわからなくても、ストーリーを追うことは可能です。なので、後で配信になってから見直そうなんて思う必要がありません。その場で目に入ったものを楽しんで、くだらねーなと思い、笑うといいと思います。
R15になっている通り、結構残虐行為が行われており、出血もしているのですが、戯画化されているので、気になりません。
日本が舞台なので、いやな予感がしませんか?
しかし、日本人役はわりと日系人を採用しているようで、違和感は少ないです。福原かれんさんも、あの制服で登場し、大満足です。出てくる日本語のテキストも間違ってはいないし、あのカラオケ店の看板の配色も正しいです。でも、出てくる世界は日本ではない別のどこかです。不気味なラインが絶妙なため、フィクションとして楽しめます。わざとこの塩梅のプロダクションデザインをしたのであれば、立派です。
新幹線の型番はよく分からないけど、キャビンの短さや荷物置き場からするとスキーに行くヤツに見えるけど、京都に行くんだよね?オリンピックのゆるキャラとのコラボのラッピング車両には、ガチャガチャもある。新幹線なのに夜行列車だよ。
静岡駅を出ると、富士山に最接近するし、朝日は北や西や南から昇っている。
京都駅のホームは木製で、誰もいないし。みかんはみかんじゃないし。
ぜったい、わざと適当にやってます。間違い探しをしながら、見ると楽しいと思いますよ。
運の悪い殺し屋ブラピ様のアクションコメディ
弾丸特急(各駅停車)
ブラッド・ピット
1963年オクラホマ生まれ
ジャーナリスト志望だったがやがて
俳優に興味を持ちロサンゼルスへ
銀幕へは1987年から端役でデビュー
90年代前半に知名度を上げ
「インタビューウィズバンパイア」
「セブン」
で日本でもブレイク
2000年代頭には
「スナッチ」
「オーシャンズ11」
等で不動の大スターの座を確立
その後はプロデューサーとして
製作も積極的である
個人的には麻薬中毒者など
情緒不安定役に関しては
天下一品のイメージである
あたかも本当に…いやなんでもない
今作はヒット作「ファイトクラブ」
で組んだデヴィッド・リーチ監督と
伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」
を元に映画化
そのため舞台は日本だが
ステレオタイプのへんてこ日本の
光景が拡がっています
こういう舞台だと例によって
こんな日本はおかしいと言った
論調を目にしますがもうね
今やネット全盛期ですから
ちょっとググれば実際の日本なんか
いくらでも出てくるんです
ストリートビューで雰囲気も
わかります
それでもあえてブレランや
ブラックレインで出てきた日本を
思い描いて絵にするんですから
もう「それはそれ」でいいのです
今作の感想としては
もうはちゃめちゃが楽しけりゃ
いいような作品で
たまにはこういうのも
いいんじゃないって感じでした
今年ナンバーワンのおバカ映画に
なるかもしれません
メチャクチャにやりきった
感じはありました
アクションシーンで
「時には母のない子のように」や
スクールウォーズの「ヒーロー」が
流れてきたら笑うしかないでしょう
さてお話はシンプルに言えば
東京から京都まで突っ走る
弾丸特急「ゆかり」にある
スーツケースを奪ってすぐ降りる
任務を「代理で」請け負った悪運男
「レディバグ(てんとう虫)」と
乗り込んでくる様々な因縁を
抱えた殺し屋たちとのドタバタ珍道中
息子が瀕死の重傷を負わされ
祖父「エルダー」にも一喝され
復讐に燃える「キムラ(父)」
キムラがそいつが犯人と教えられ
行ってみると女の子だったが
ホントにそいつで逆にキムラを
操ろうとする女狐「プリンス」
誘拐された
とある人物の息子「サン」
とブリーフケースを京都まで
送り届ける依頼を受けた
幼少期からずっと一緒の
「双子(似てない)」の
「ミカン(本名タンジェリン)」と
「レモン(機関車トーマスヲタク)」
腕っぷし一つでのし上がった
メキシコギャングで最愛の恋人と
遂に結ばれたところで体中から
血が噴き出す猛毒で殺され
犯人が乗っていると教えられ
復讐に鬼となった「ウルフ」
毒殺を依頼されたが
報酬は列車のブリーフケースにある
と言われて乗り込んできた
変装と毒殺のプロ「ホーネット」
なぜこれほどの殺し屋たちが
同じ列車に乗っているのかと言うと
かつて日本の大ヤクザ組織を横取りした
「白い死神(ホワイトデス)」が
京都まで乗ってくるよう仕向けて
いたのでした
これらの殺し屋の因縁と思惑が
停車駅を過ぎるごとに
絡み合っていきます
でこの弾丸特急なんですが
浜松とか米原にも停車するんですよね
こだまですか?
岐阜羽島や三河安城にも止まりそうです
全然弾丸特急っぽくないんですが
そのたびストーリーに展開があるので
わかりやすいっちゃわかりやすい
んですけどね
これは予告段階から思ってましたが
いかにもグリーンバックなどの
スタジオ撮りでほぼいけそうな作りは
やはりコロナ禍真っただ中でも何とか
映画を撮り続けようとした努力の成果
だったのかなと思わされます
そんなら鉄道が舞台なのはうってつけ
なんかキャスティング的には
こないだ公開されてた「ロストシティ」
にも似てるような・・まさか二本取り
的な感じなのか・・
とまあ中の事ばかり気になってしまう
ほどあっけらかんとした映画でしたが
そこそこ楽しめました
まあしいて言えばPG15が示すように
結構ゴアなので注意が必要です
新幹線じゃないですね。
ドーモアリガト
「時には母のない子のように」でふっきれる
これから観る方に忠告しておくとこれはあくまで新幹線をパロったコメディ映画「弾丸列車・ゆかり号」であるということ。どうしても東京駅から新幹線で京都まで‥と思ってしまうといろいろ先入観が邪魔をして楽しめない。名古屋過ぎてから富士山見えるし深夜に出発して明け方京都に着くのだから。ブラッド・ピットも還暦近くなりよれよれ老眼の情けない殺し屋役がはまってきていい感じ。そしておばかな殺し屋コンビのレモンがトーマスフリークでグッジョブでした。いかれた監督のデビット・リーチはブラピのスタントダブルをやっていたとのことで「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が想起されちょっと感慨深くもある。そしてなによりアクションを盛り上げる音楽が素敵。「ステインアライブ」のノリノリで始まりカルメンマキの「時には母のない子のように」が流れた時には全て吹っ切れてもうどうにでもして‥という映画的非日常の極致へいざなっていただきました。そして麻倉未稀の「ヒーロー」でとどめを刺されます。アーメン。
ふざけてるのか?
なんちゃってニッポン好き狂喜!
原作未読。
日本が舞台なのにビビッドな色彩に見たことがない新幹線車内。
これは絶対に私は好きだぞ!と予告から思ったらマジでツボだった!
この映画を好きになれるかは、この『なんちゃってニッポン』にハマれるかどうか。
『パシフィック・リム』の日本の描写にニヤニヤしていた私は当然、楽しくないハズはない!
ここさえクリア出来たら後はただ映画の勢いに飲み込まれるだけ。
無関係な様で実は仕組まれて集まった殺し屋達。
斬って、撃って、刺し合う登場人物達のバトルに興奮してると思わず「うえっ!?」と声が出ちゃう嘘みたいに間抜けな死に方。
その人かなり重要人物なのにそんなのアリ?
いいぞっ!!!
撮り鉄の素行の悪さが囁かれてる昨今、鉄バットや獲物丸出しでイキリまくってるヤクザがホームにいたり、地理が苦手な私でも解る富士山そこじゃない。
携わる全員が「オラ!オラ!ツッコんで来いよ!」と全力のツッコミ待ち。
心の中で「なんでやねん!」を絶叫しよう!
タイトルなし(ネタバレ)
【良かった点】
とにかくダサかっこいいアクションの連続に痺れる!、伊坂幸太郎原作の作品がこんなハリウッドアクション超大作になるとは誰が予想しただろうか。ブラピの頼り甲斐のなさそうな中年男性の感じが最高。いつまで経ってもスクリーン映えする俳優さん。概ね原作通りのストーリーにもびっくりしつつも嬉しい誤算だった。ネオンTOKYO、あの感じの日本が大好き。
【良くなかった点】
王子というキャラクターの造形がしっくりこなかった。原作と違い、女性に変更して、彼女の行う悪行に意味が紐づけられる感じは、個人的に想像していた王子像と異なっていた。
今週は数が少ないので対抗以上だけど…。
今年258本目(合計534本目/今月(2022年9月度)1本目)。
今週は変則日程のようで木曜日公開の作品が3つもありますね。
そのなかのひとつです。
原作小説があることは後から知りました。一見するとアメリカ映画等を日本で見られるように字幕をつけているようにみえますが、一部の字幕が「明確に」かけているので(数か所どころではない)、逆に「そもそもが日本映画で、アメリカ映画っぽく字幕をつけた」んでしょうね。
他の方も書かれている通り、この映画に出てくる新幹線自体は架空なのですが(「ゆかり」からは「ひかり」を連想できるが…)、想定されている時代背景が謎(昭和の後ろから令和4年まで混ぜ混ぜ)で、それも含めて「なんちゃって日本」な気がします。映画内で「静岡駅」を出て「名古屋駅」に向かい、かつ名古屋駅にかなり近いほうでも富士山が見えたり「なんちゃって日本」の感じが結構強いです。
原作小説を読んでいれば圧倒的に有利でしょうが、登場人物が10人もいるかどうか…という映画で(関係のない一般乗客は大半出ない)、混乱は生じにくいところです。
なお、映画が終わってからの「お楽しみ」は結構ありますので(少なくとも2つ確認)、終わっても席を立たないように注意です。
採点に関しては下記が気になったものの、フルスコアまで切り上げています。
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(減点0.1/地理に詳しい人が混乱する)
上記の通り「なんちゃって日本」なのは先に述べた通りです。また新幹線をテーマにした映画で新幹線であんなに殴り合いをしているので(車掌さんもいないっぽい…。近未来?)、当然「終着点」である駅を通り越してしまいます。この「終着点」の次に止まる駅までは新幹線で8~10分ほどです。
ところが結構走っている割に、結局新幹線が大破して放り出された先で見ることができるのは、いかにも「とある古都のお寺」などです。この部分は混乱を招きかねないので(映画内で時間巻き戻り描写もあることも関係するため)、いちおう「なんちゃって日本」とはいえ、地理には忠実なほうがよいかな…(この場合は、西日本最大の都市で、新幹線からでもよく見えるもの)という印象です。
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なお、なんちゃって日本の割に、妙に正確な点もあったりするので(米原駅は映画内で描かれている通り、冬はかなりの大雪で遅延などはよく起きます)、「なんちゃって日本の割になぜか一部は妙に正確」という変な部分もあったりします(採点上関係しない。米原駅はただ単に出るだけであるため)。
コメディ映画
爆笑しました。
日本人としちゃ、なんちゃって新幹線も、なんちゃって日本も気になりまくりではあるけれども、そこはもう何も言うまいという気にさせられました。
まったく形の違う東京駅(しかも新幹線専用改札もなく総武線ホームみたいなところ)から出た、京都行き東海道新幹線が秋葉原(っぽい街)を通ったところで、私の「少しでも現実に近づけろよ」って気持ちは折れました。
いかにハリウッドの「なんちゃって日本」を作るかに腐心していました。
「予告編にもあった、福知山線もびっくりな急カーブを曲がる新幹線の挙動は完全にプラレール」とか、「夕飯時に発車した新幹線が京都駅に着くのが翌朝」とか、「バー形状の食堂車がある」とかもうめちゃくちゃ。
これって、ギャグ寄りのコメディ映画なんだ、とすぐ気づくんですよ。
それでいて、登場人物が魅力的でした。
ブラピ、真田広之、アーロン・テイラー=ジョンソン、そして何より誰よりブライアン・タイリー・ヘンリーがっ!
んでもって、案外しっかりとミステリーの「謎解き」があって。
この「謎解き」のおかげで、原作を読みたくなりました。
ところで私はIMAXで観ちゃったんだけど、本作はDolby Atmosとか、Dolby cinemaなどの音響重視スクリーン、または電車内のアクション体感度をあげるために池袋などにある「4DXSCREEN」 などが圧倒的におすすめ。
特に音楽がいいです。
アヴちゃん、奥田民生、カルメン・マキ、坂本九、麻倉未稀……
このへんをじっくり聴ける環境が良いと思います。
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