劇場公開日 2022年9月1日

ブレット・トレインのレビュー・感想・評価

全616件中、541~560件目を表示

3.5「時には母のない子のように」でふっきれる

2022年9月2日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

これから観る方に忠告しておくとこれはあくまで新幹線をパロったコメディ映画「弾丸列車・ゆかり号」であるということ。どうしても東京駅から新幹線で京都まで‥と思ってしまうといろいろ先入観が邪魔をして楽しめない。名古屋過ぎてから富士山見えるし深夜に出発して明け方京都に着くのだから。ブラッド・ピットも還暦近くなりよれよれ老眼の情けない殺し屋役がはまってきていい感じ。そしておばかな殺し屋コンビのレモンがトーマスフリークでグッジョブでした。いかれた監督のデビット・リーチはブラピのスタントダブルをやっていたとのことで「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が想起されちょっと感慨深くもある。そしてなによりアクションを盛り上げる音楽が素敵。「ステインアライブ」のノリノリで始まりカルメンマキの「時には母のない子のように」が流れた時には全て吹っ切れてもうどうにでもして‥という映画的非日常の極致へいざなっていただきました。そして麻倉未稀の「ヒーロー」でとどめを刺されます。アーメン。

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たあちゃん

4.0ふざけてるのか?

2022年9月2日
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楽しい

興奮

マジメなのか?相変わらずの歪んだ日本観が凄いけど(真田広之何も思わないのかな?😅)でもマジメにふざけてるのかな?いずれにせよ、来日したことある俳優なら違うことはわかるはず(それともホントにそう映ってるのかな?)
ただ、ハチャメチャに見えるストーリーの中にも不思議と日本へのオマージュと愛を感じるのが不思議。
うん。嫌いじゃない。
特に情けない?頼りない?ブラピ!好みです笑笑

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キチ

5.0なんちゃってニッポン好き狂喜!

2022年9月2日
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楽しい

興奮

原作未読。

日本が舞台なのにビビッドな色彩に見たことがない新幹線車内。
これは絶対に私は好きだぞ!と予告から思ったらマジでツボだった!
この映画を好きになれるかは、この『なんちゃってニッポン』にハマれるかどうか。
『パシフィック・リム』の日本の描写にニヤニヤしていた私は当然、楽しくないハズはない!

ここさえクリア出来たら後はただ映画の勢いに飲み込まれるだけ。
無関係な様で実は仕組まれて集まった殺し屋達。
斬って、撃って、刺し合う登場人物達のバトルに興奮してると思わず「うえっ!?」と声が出ちゃう嘘みたいに間抜けな死に方。
その人かなり重要人物なのにそんなのアリ?
いいぞっ!!!
撮り鉄の素行の悪さが囁かれてる昨今、鉄バットや獲物丸出しでイキリまくってるヤクザがホームにいたり、地理が苦手な私でも解る富士山そこじゃない。
携わる全員が「オラ!オラ!ツッコんで来いよ!」と全力のツッコミ待ち。
心の中で「なんでやねん!」を絶叫しよう!

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オカマ声ちゃん

3.0【良かった点】 とにかくダサかっこいいアクションの連続に痺れる!、...

2022年9月2日
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しろぶた

5.0今週は数が少ないので対抗以上だけど…。

2022年9月2日
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今年258本目(合計534本目/今月(2022年9月度)1本目)。

今週は変則日程のようで木曜日公開の作品が3つもありますね。
そのなかのひとつです。

原作小説があることは後から知りました。一見するとアメリカ映画等を日本で見られるように字幕をつけているようにみえますが、一部の字幕が「明確に」かけているので(数か所どころではない)、逆に「そもそもが日本映画で、アメリカ映画っぽく字幕をつけた」んでしょうね。

他の方も書かれている通り、この映画に出てくる新幹線自体は架空なのですが(「ゆかり」からは「ひかり」を連想できるが…)、想定されている時代背景が謎(昭和の後ろから令和4年まで混ぜ混ぜ)で、それも含めて「なんちゃって日本」な気がします。映画内で「静岡駅」を出て「名古屋駅」に向かい、かつ名古屋駅にかなり近いほうでも富士山が見えたり「なんちゃって日本」の感じが結構強いです。

原作小説を読んでいれば圧倒的に有利でしょうが、登場人物が10人もいるかどうか…という映画で(関係のない一般乗客は大半出ない)、混乱は生じにくいところです。

なお、映画が終わってからの「お楽しみ」は結構ありますので(少なくとも2つ確認)、終わっても席を立たないように注意です。

採点に関しては下記が気になったものの、フルスコアまで切り上げています。

------
(減点0.1/地理に詳しい人が混乱する)
 上記の通り「なんちゃって日本」なのは先に述べた通りです。また新幹線をテーマにした映画で新幹線であんなに殴り合いをしているので(車掌さんもいないっぽい…。近未来?)、当然「終着点」である駅を通り越してしまいます。この「終着点」の次に止まる駅までは新幹線で8~10分ほどです。

ところが結構走っている割に、結局新幹線が大破して放り出された先で見ることができるのは、いかにも「とある古都のお寺」などです。この部分は混乱を招きかねないので(映画内で時間巻き戻り描写もあることも関係するため)、いちおう「なんちゃって日本」とはいえ、地理には忠実なほうがよいかな…(この場合は、西日本最大の都市で、新幹線からでもよく見えるもの)という印象です。
--------

 なお、なんちゃって日本の割に、妙に正確な点もあったりするので(米原駅は映画内で描かれている通り、冬はかなりの大雪で遅延などはよく起きます)、「なんちゃって日本の割になぜか一部は妙に正確」という変な部分もあったりします(採点上関係しない。米原駅はただ単に出るだけであるため)。

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yukispica

4.0コメディ映画

2022年9月2日
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爆笑しました。
日本人としちゃ、なんちゃって新幹線も、なんちゃって日本も気になりまくりではあるけれども、そこはもう何も言うまいという気にさせられました。
まったく形の違う東京駅(しかも新幹線専用改札もなく総武線ホームみたいなところ)から出た、京都行き東海道新幹線が秋葉原(っぽい街)を通ったところで、私の「少しでも現実に近づけろよ」って気持ちは折れました。
いかにハリウッドの「なんちゃって日本」を作るかに腐心していました。
「予告編にもあった、福知山線もびっくりな急カーブを曲がる新幹線の挙動は完全にプラレール」とか、「夕飯時に発車した新幹線が京都駅に着くのが翌朝」とか、「バー形状の食堂車がある」とかもうめちゃくちゃ。
これって、ギャグ寄りのコメディ映画なんだ、とすぐ気づくんですよ。

それでいて、登場人物が魅力的でした。
ブラピ、真田広之、アーロン・テイラー=ジョンソン、そして何より誰よりブライアン・タイリー・ヘンリーがっ!
んでもって、案外しっかりとミステリーの「謎解き」があって。
この「謎解き」のおかげで、原作を読みたくなりました。

ところで私はIMAXで観ちゃったんだけど、本作はDolby Atmosとか、Dolby cinemaなどの音響重視スクリーン、または電車内のアクション体感度をあげるために池袋などにある「4DXSCREEN」 などが圧倒的におすすめ。
特に音楽がいいです。
アヴちゃん、奥田民生、カルメン・マキ、坂本九、麻倉未稀……
このへんをじっくり聴ける環境が良いと思います。

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コージィ日本犬

3.5ドウモアリガトウ

2022年9月2日
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タランティーノやR・ロドリゲスが絶賛しそうなB級コミックムービー。
現実にはいないであろうキャラや会話劇。
昔からありがちな別世界のパラレルワールドジャパン。
その世界観を楽しめない人はこの映画には向きません。

原作ありきですがケースひとつに翻弄されるレモンとタンジェリンは
まさに「パルプフィクション」のジュールスとビンセントのコンビのよう。
仮面をかぶったブラックスーツヤクザ部隊は「キルビル」だし
「白い死神」もそのボスであったビルのような存在感だった。

各登場人物をフューチャーするあたりやコードネームを与えられている部分は
「レザボアドッグス」のようでもあり、悪いことをしているものには悪いものが返ってくるという
因果応報はこの映画内でも反映される。

同監督作「デッドプール2」でカメオ出演したブラピが主演になり
また本作でもある人物がカメオ出演しています。
主役レディバグに出演していたサンドラ・ブロックは名作アクション映画「スピード」で一躍有名になった。
「スピード」自体が邦画「新幹線大爆破」をモチーフになったと言われ
日本が舞台、止められない新幹線という共通点で出演してくれたのも面白い部分。

ところどころブラックコメディ要素があって、その辺を理解した人たちと
一帯となって笑って見れるかどうかがこの映画の楽しみ方だと思う。
「ジョン・ウィック」や「アトミック・ブロンド」のようなハードなアクションを求めている人には
物足りないと感じるかもしれません。

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taka

4.0楽しい映画を「ドーモ アリガト!」

2022年9月2日
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もーさん

3.5ここまで

2022年9月2日
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日本を取り上げたのもすごいですね。相変わらず、海外の人から見た独特な感じはありますが。ノンストップアクションが迫力がありました。隠れ出演者もありましたしね。

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ごっとん

3.5トンデモJapanを堪能しろ!

2022年9月2日
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素っ頓狂な日本の高速鉄道で繰り広げられるアクションがストーリーが進むにつれドンドン加速していくので、見応えはたっぷりあります。
ブラピを始めとするアクターもさすが。真田広之もカッコイイ!
デビットリーチが監督したNetflixのケイトも合わせてトンデモJapan3部作にしてほしいです。

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うっか

3.0頭を空っぽにして観ましょう!

2022年9月2日
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ギズモ

5.0意外と狭い殺し屋業界

2022年9月2日
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「R15+」指定なので、15歳以上の方がご覧いただけます。
多数の人も死にますし、殺害シーンもリアルですが、面白いアクションシーンに
思い切って演出しています。

殺害シーンが苦手という人には全くお勧めできません。
殺害シーンでさえもギャグのように笑って楽しむような映画です。

IMAXで鑑賞しましたが、アクションシーンもハリウッドらしく派手なので、
IMAXでの鑑賞をお勧めします。

登場人物の誰と誰がなぜ敵で味方なのかわからず、目まぐるしく変わるので、
一度見ただけでは理解困難なストーリーです。
伏線は多く、回収されるので、これが理解できるかで、この映画への評価が分かれるでしょう。
新幹線の乗客が少ないのも伏線で、回収されます。
この映画を楽しめるのなら、リピート鑑賞するとさらに、楽しめそうです。

アメリカでヒットしたというのが信じられないくらい日本人向けギャグアクション映画です。
「きかんしゃトーマス」の話は、スパイス的にピリッと効くのですが、あまり、気にしすぎない方が良いです。

音楽も楽しめるので注目してください。
自分は「ヒーロー」の歌が流れるところが面白かったです。

日本人にはなじみ深い東京から京都へ向かう東海道新幹線が舞台なので、駅名とかは理解できるので、
主人公が、新幹線を降りたくても、降りられないところは、理解しやすいです。
主人公が、新幹線に乗り込んでからストーリーが加速して、わけわからん方向へぶっ飛びます。

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ノリック007

4.5インスパイア「マリアビートル」

2022年9月2日
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楽しい

原作既読

これまでの伊坂作品の映画化が
いかに小説を映像化するか、という試みだとすれば
ブレッド•トレインは伊坂幸太郎さんの作品を
表現やら細かい設定やらといった小説ならではの素晴らしさを
あえて再現しようとしていない。

キャラクターやシナリオといった分かりやすい要素だけを
抜き出し、得意のハリウッド的な要素を合わせて
完全にかき混ぜて一つのエンターテイメントとして
再構築したもの。

よって原作の再現性を期待してしまうと
特に舞台が日本である以上、「こんなん、日本やない」とか
キャラクターの設定に対する違和感とか
粗探しで終始見終わってしまう。

ところが、
「マリアビートルのアイデアをもとにこの作品を作りました」
として観ると、とても面白い作品。
オモシロニッポンを舞台にした濃いキャラクターが
ベッタベタなハリウッド感満載の非日常のエンターテイメントを私は楽しめました。

原作未読の方は映画から原作に入っても良いと思います。
きっと改めて映画が見たくなると思います。

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nishi9ra

5.0血塗れなのにポップでカラフル、ヘンテコな日本が楽しめる痛快なバカ映画

2022年9月2日
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結論、メッチャクチャ面白いです。真面目な人からしたらホワイトウォッシュだと怒りそうですけど、ヘンテコな日本を舞台にした『デッドプール2』みたいなノリの人がバンバカ死ぬのに軽快極まりないバカ映画です。ヘンテコな日本を舞台にした映画をだいぶ参考にしてるっぽくて、まずはやっぱり『キル・ビル』の影響が大きいかと。あとは『GODZILLA ゴジラ』、『ウルヴァリン : SAMURAI』、『モータルコンバット』、『G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ』といった比較的最近の作品からの影響も濃厚。それは真田広之、アンドリュー・小路、アーロン・テイラー=ジョンソンといったキャスティングにもリスペクトが感じられます。全編ほとんどセット撮影、新幹線の中というワンシチュエーションで延々繰り広げられる殺し合いは極めて凄惨なのにカラフルでポップ。ここで注目しておきたいのは撮影監督のジョナサン・セラ。『ジョン・ウィック』でデイヴィッド・リーチと組んで以降、『アトミック・ブロンド』、『デッドプール2』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』と連作していて、ブラッド・ピットとも『ザ・ロスト・シティ』で組んでます。今回はギラついたネオンや新幹線車内の照明といったアイテムで全編を鮮やかにコーディネートしています。特筆すべきは謎の女子学生プリンスを演じるジョーイ・キングの美しさをかなりねっとり撮っていること。あらゆるキャラを翻弄しまくるファム・ファタールを大きな瞳だけで表現するかのような怪演を見事に捉えています。

意外だったのは主人公がほとんど活躍せず悪運だけで窮地を切り抜けていくところ。この辺は『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』の主人公や『デッドプール2』のドミノっぽいキャラクターだなと思っているところでドミノを演じていたジジ・ビーツが登場する辺りは狙っているのかも知れません。タンジェリンとレモンという殺し屋コンビもユニークで、恐らくは『パルプ・フィクション』のヴィンセントとジュールスへのリスペクト。旧約聖書を引用するジュールスに対してレモンが引用するのが『きかんしゃトーマス』というのが笑えるわけですが、トーマスネタがしっかりストーリーに絡んでいる辺り物凄くシャレています。散々フザケ倒しているのに冒頭からポンポンばら撒いている伏線を一気に回収する展開は強引ではあるけど爽快。そして何といっても真田広之の大活躍が眩しい。『モータルコンバット』でも全然衰える様子のない鋭い身のこなしを披露していましたが、本作で見せる重量感を伴った殺陣は近年ではベストと言えるでしょう。

サウンドトラックがまた最高で、誰もが知っているあの歌この歌の別バージョンが採用されている上に、クライマックスで流れるのがあの人のあの歌なのには思わず飲んでたコーヒーを噴きました。この選曲チョイスはアラフィフの日本人だと思うと同時に、この選曲は日本以外ではチンプンカンプンなんじゃないのかと心配になったりしました。

さりげないカメオ出演も豪華で、これは『ザ・ロストシティ』と『デッドプール2』を観ている人にはボーナスポイントと言えるかも。

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よね

4.0ドウモアリガトウ

2022年9月2日
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mash

3.5ワの国を横断する弾丸列車

2022年9月2日
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 原作の面白さを100とすると、65くらいかなぁ。真田広之演じる木村のお父さんが早々に只者ではない感を出してしまったのがもったいない。原作では、孫を溺愛する普通のおじいさんに見えて実は、っていうのがカタルシスになっていたんだけど。

 先行発売されたメイキング本を先に読んだ段階では、世界感も設定もすごく期待できる内容で、ワクワク感がいっぱい。
 蜜柑と檸檬がホワイトデスのバカ息子を救出した回想シーンは、オフビート感がドライブするアクションがいっぱいで、期待できる出足。中盤以降は、ちょっとマンネリするんだけど、ラストは伏線回収も小気味よく、まあまあの満足感。

 マルチバース上の日本というか、ワの国の新幹線といった趣で、ハリウッドならではの面白さを堪能できます。

 原作読んでない人の方が、楽しめるかも。

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bion

5.0控えめに言って最高

2022年9月2日
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hat

5.0感謝の気持ちで満点です

2022年9月2日
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もしかしたら、原作ファンの方からも、映画として楽しみにしていた方からも、多くの〝なんだかなぁ〟との声が聞こえてくるかもしれません。

ですが、私は今、密かにかつ猛烈に感動してます。
出版業界の事情は知りませんが、この原作を英語圏の人にも紹介したいと思った人がいて、採算ベースで判断する現地アメリカの出版社を説き伏せてくれて、その結果それを読む人がいて、更に映画にしたいという人まで現れて、挙句にこんな大物俳優までが出演を快諾してくれて、おまけにコロナ禍でのさまざまな制約もある中で、今日この日を迎えたわけです。

作品としての完成度とか、日本社会の再現度という尺度では、手放しで褒めたくなる、なんてことにはなりませんでしたが、監督に原作愛はあるのか?という観点からすれば、私には感謝の気持ちしかありません。

とにかく運の悪いブラピ(原作では殺し屋ですが、映画では基本、殺しは主たる成業ではない)。
性悪なのに、異常に悪運の強い王子(原作では中学生の男の子)。
この二人の対照的な立ち位置と物語の進行が交錯し、読者の期待や失望感を微妙にざわつかせるのですが、このあたりは原作の持つ味わいをうまく表現できていると感心しました。

そして、漫才コンビのような蜜柑とレモン。
機関車トーマスをこよなく愛するレモンの侮れない人間観察力、洞察力。
原作では、どちらかと言うとクールで知的な蜜柑が、トーマス話ばかりするレモンに対して、アンナ・カレーニナの話をしようとするのですが、どうせレモンに言ったところで「あんな彼がどうしたって?」と反応されるのがオチだからやめた、なんてエピソードもあるような楽しい関係なのです。
この原作ではかなりのキモとなる部分も、映画においては相当に脚本で苦労しながら描こうとした努力の跡も伝わってきたし、ラスト間近のシーンからもレモンというキャラクターへの愛が感じられました。

他にもいろいろありましたが、わずか2時間の映画の中で、この二つのポイントを外さずに撮りあげたということだけでも、とても嬉しかったです。

皆さま、ハリウッドが描くニッポンあるあるについては、大目に見てやっていただけませんか。

カメオ出演というか友情出演?
チャニングだけでなく、デッドプールのライアン・レイノルズもいましたよね?

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グレシャムの法則

5.0大大大満足なエンターテイメント!!!!!!!

2022年9月2日
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小説は発売当初から読んでます
この物語をどうやってハリウッド化にするんだろうと思ってましたが、
いい意味で振り切った部分と、原作そのままの良い部分がマッチしてて最高でした
アレンジいただいた部分も愛を感じたし、
わたしは好きです
日本の小ネタも好きです
ブラピも伊坂幸太郎も、新幹線…?(もどき)ですが笑
最高!

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0.5HD

3.5トーマスは人生

2022年9月2日
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運の悪い殺し屋レディバグは荷物を盗むだけの簡単な依頼を引き受けるが…。
最悪治安のジャパン新幹線で人が死にまくる作品。終始アンガーコントロールの話しをするブラピや日本のトイレに感動するブラピなど、死者数に反比例する緩い雰囲気が癖になる作品でした。

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shotgun