ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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愛すべき軽薄さ
大ウソもこれくらい派手についてくれたら気持ちがいい。
伊坂さんの原作は読んでいないから比べられないけれど、おそらくかなり思い切ってアレンジしているはず。
たまにはこういうぶっ飛んだ、クレイジーな映画を観るのも脳が活性化されていいですね。
舞台は日本だけど、本作の制作者たちがイメージでつくりあげた世界だからリアリティーがまったくない。
そんなわけで「これはお伽話」と完全に割りきって映画の虚構に浸ることができる。バンバン人が死んでも、理屈にあわないことが次から次へと起こっても気にならない。
『ブラック・レイン』を連想させるところもあるが、こちらはそういうヘビーな作風ではなく、全編にわたってコミカルなタッチで描かれている。
そこで展開するドラマからは「愛すべき軽薄さ」といったものが感じられ、ビビッドな映像の視覚効果とあいまって、珍味と言いたくなるような、ちょっと変わったテイストの作品に仕上がっているなと思った。
選曲のセンスも抜群で、カルメン・マキや麻倉未稀の歌が聴けるとは予想だにしなかった。
エンド・クレジットの見せ方もめちゃくちゃカッコいい。
ただ、ひとつ野暮なことを言えば、ラストに列車が大破するシーンでは、福知山線の事故を想起して、ここまでやる必要があるのかなと考えてしまった。
追記
『きかんしゃトーマス』を見て育ったかたは、より楽しめるでしょうね🚂
ノンストップ感が半端じゃない
最高かよDavid Leitch!!
ここはどこ、私はダレ。
真田さん超かっちょいいー!!
日本だけど日本じゃない
近未来か、はたまた平行世界か。
東京→京都間をひと晩かけて走る、乗客が外人だらけの『超高速列車』。
他にも色々とおかしな日本が描写されるのですが、物理法則とか身体能力とかがファンタジーなので、リアルじゃないのは逆によかったんじゃないかな。
“そういう世界”として楽しむ作品かと。
正直、筋としては単純だし、伏線が回収されても物語の色をガラリと変えるようなものではない。
ただその分エンタメに振り切った印象で、ごちゃごちゃ考えすぎると楽しめなくなりそう。
登場人物はめちゃくちゃ多いわけではないけど、現在の相関図に加え過去の絡みもあり、油断してると把握できなくなるかも。
動機と目的は明かされるもののバックグラウンドの話はほぼ無いため、みんなキャラ濃い割に薄いかな。
そこが知りたくなるような魅力のあるキャラが多かったとも言える。
タイミングの関係で吹き替え版を観たのですが、フワちゃんが思いのほか上手くて驚いた。
退場早くて勿体ない。。(ヘビの方が出番多いやん)
主人公見てて、ラッキーマン思い出した。笑
ハチャメチャ感が半端ない
ポップな日本像
原作は未読で、元々あまり観る気はなかったのですが、他に観たいものがなかったので観てみました。で結果は、思いのほか面白かった。観てよかったです。
昔あった日本をよく知らない人が作ったと思える日本像ではなく、現代の日本をよく知った映画人が、米国を初めとした世界向けにカッコよくデフォルメしたりまっとうに描いたりしたポップな日本像で、日本人として観ていて全然悪い気はしなかった。(名古屋を過ぎているのに富士山が見えたのは、編集の結果の妙ですかね)
なにしろ真田さんは長く米国を拠点にしてるだけあって英語うまいし、やっぱりカッコいい。
まあ娯楽映画として、これだけ振り切って作り込んでくれれば、最高じゃないかなと思いました。
あと細かな伏線と一々映像で見せるその回収方法も、私は好きですね。
面白かった?どこが!
楽しくて口角上がりっぱなし
伊坂さんの原作のままなのかしらん。
荒唐無稽だけどオモロイ
予告編がバブル絶頂期の日本みたいにギラギラしていてあまり受け入れがたい印象でした。
しかし、映画館で予告編を何度も見ているうちに「ビジュアルは確かに変だけど、シンプルで面白そう」と、しつこい飛び込み営業のサラリーマンに説得された状態で観に行きました。個人的に面白かった。字幕も面白かったのですが、吹き替えも実によくできていた。
ブラピの声を当てた堀内賢雄さんは、私自身、『フルハウス』のジェシーの時から声を聴いていたので、この人なら安心して観れると確信しました。
字幕の後、吹き替えを鑑賞しましたが、話している内容は同じなんですが、全く別物と解釈しても良いんじゃないかと思えるくらいアレンジがされていました。ここまで吹き替えに力を注いでいる洋画はあまりないんじゃないかな。
【あらすじ】
とにかく運のない男〈レディバグ〉は仲介業者のマリアから東京~京都発の新幹線の車内にあるブリーフケースを盗む依頼を受ける。しかし、その車内にレディバグに関わった殺し屋が集っている列車だった。レディバグは果たして無事にミッションを果たせるのか?
『デッドプール2』や『ワイルドスピード スーパーコンボ』の監督を務めたデイヴィット・リーチということでアクションもさることながら、軽妙な台詞回しが聞けてとても面白かった。観てて思い出したのが『コマンド―』みたいに、真面目なんだけど、はたから見たら笑えるシーンがいくつもありました。衝撃だったのがタンジェリンが新幹線のフロントガラスをメリケンサックで割るシーンでした。
IMAXで観賞しましたが、Dollby Cinemaも興味深い。
役者の贅沢使い@第二弾
外国から見た日本の姿が変わって来た。
映画の中の日本
昔は、異質の理解不可能な世界。
禅、寺、など 東洋的な世界。
この映画では、欧州の都市と変わらない描き方。
NYやLAの様な都市と同様で、東京や京都が描かれているのが興味深い。
映画自体は、最近のハリウッド系の アクション映画らしい演出。
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