「支離滅裂クレイジー・アクション・ギャグ」ブレット・トレイン 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
支離滅裂クレイジー・アクション・ギャグ
レビューだけ読むと普通の映画のように感想を述べている人が多いので要注意です。
通常の列車アクションかと思いきや、超絶ハチャメチャ映画でした。
コメディに分類されてますが、そんなもんじゃない、クレージー・アクション・ギャグです。
その前提で観に行かないと監督を狙撃したくなります。
まず、ストーリーが全くわからない。次々と殺し屋が登場しますが、誰と誰が味方で、何のために何をしようとしているのか、最後の方で簡単に説明してるようですが、ハァー??ですね。
但し、この作品はお話を分からせるつもりはまるでない、ということに途中で気が付きました。
敢えて言えば「キルビル」的ですが、ストーリーの破綻具合は勝負になりません。
カメラワーク、小道具、カット割り、音楽、演技、すべてが良く言えば超越的、型破り、悪く言えば滅茶苦茶、デタラメです。これだけ観客のことを考えずに、自分のやりたいことに徹した無法地帯作品に敬意を表して4点。1時間40分にまとめたら5点なのに、長すぎ。
腰に手をあてて空に向かって高笑いしている監督の姿が目に浮かびます。
ブラピはこういうぶっ飛んだ役がドはまりですね。
真田選手、やっぱ刀持った大立ち回りは腰が据わってて圧巻でした。
あの大女優の登場にはひっくり返った。
バカにすんなよ、って人多いだろうな。
今のところ、わざわざ観に行った人ばっかなので評価高めだけど。
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