「中村義洋監督に原作に忠実な日本版を作ってほしい」ブレット・トレイン 北枕寝二さんの映画レビュー(感想・評価)
中村義洋監督に原作に忠実な日本版を作ってほしい
いつもの映画館で
・東京の知人と居酒屋で19時半の約束
・居酒屋は映画館から徒歩3分で映画の終了時刻が19時25分
・映画は伊坂幸太郎原作でブラピ主演
→観るしかない 仕事は1時間早退
スタートは上々
BULLET TRAINのタイトルに弾丸列車の文字が重なる
あぁ こういうテイスト嫌いではない
しかし…
ここから一切ダメでした
なんと表現したものか
この種の映画である場面を採り上げて批判するとか
テーマを問うことに意味はないのだろうが酷すぎないか
なんかタランティーノ臭というかロドリゲス臭というか
突然昭和歌謡が流れたり話がメキシコに飛んだり…
出来の悪いキルビルみたいな感じか
監督はデッドプール2の監督か 2は観ていないが
1はそこそこの作品だったと記憶しているのだが
アメリカのど真ん中に住む典型的なアメリカ人の日本のイメージは
こんな感じなのかも
ブラピの無駄遣いあと真田広之とサンドラ・ブロックも
ブラピはわざわざ日本に来て宣伝してたし
NHKの固いニュースのインタビューにも応えていたので
てっきり自信作かと誤解してしまった
まんまと映画会社のプロモーションに騙されたオラ
久々の駄作っぷりに脱力というか徒労というか
まぁ待ち合わせまでの時間潰しだったし
金曜日で1200円だったし自虐のネタにはなるかなと
オラの感覚が世間とズレているのかもしれないし
これからレビューを読んで答え合わせしよ それはそれで楽しみなのだ
伊坂幸太郎はこの映画を観たのだろうか 意外に喜んでいたりしてな
原作を読んだのは10年以上前でストーリーはほぼ忘れているのだが
新幹線車内という制約の中で実に巧妙に且つユーモア豊富に
練り上げられた優れた小説だったはず
中村義洋監督に原作に忠実な日本版を作ってほしい 切に願う