「空洞」鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
空洞
スッカラカンや。
なんでこうなったんやろ?
台詞がスッカラカンというか、脚本がスッカラカンというか…ひどい。原作ファンはコレで満足なのだろうか?
CGが頑張りすぎというか、頼り過ぎというか…おそらくならばほぼGBで撮影してると思われ、背景の違和感と人の違和感が浮き彫りになり過ぎてる。
まるで生活感がない。
ひき絵がスッカスカ!!
監督にビジョンがないのか、役者への説明不足なのか、撮影時にはまだ決まってない事が多かったのか、GBを安易に考えてたとしか思えん。
…あまりに退屈で途中でレビューを書き始めたのだけれど、今、終わった。
そして、クッソみたいな作品やった。
なんじゃこりゃ?
原作を読んだわけではないのだけれど、原作にそった作りであるならば、脚本として雑過ぎる。
背景がGBのせいなのかカメラワークが単調過ぎて、結果、編集が悪過ぎる。
キャラを蔑ろにしてんのは、なんのせいやろ?
炎の錬金術師が負傷する。
足に切り傷が出来たようにしか見えないのだが、めっちゃ痛がる。よって救い出されて車に乗せられるんやけど、そこで大佐が言う。
「俺だけ逃げるわけにはいかん」
そして、俺は思う。
え?今更?
今まで引きづられて逃げの一手やったやん。
何を今更、カッコつけてんの?バカなの?と。
雑やわー、脚本。
ほいで音楽が安っぽいわー
しょっちゅう鳴ってんねんけどシミったれてるわー。
主役は頑張ってんねんけどなー
CGも力入ってるとこは入ってんねんけどなあ…。
いかんせん安直なとこに収まった感。
予想以上にCGが多かったのか、時間がなかったのか…このCG万能と思われる時代に、CGも使い方のセンス次第やなぁと項垂れる。
何あの最後?
腹ん中で台詞で「これ全部血か?」とか言うてんのに、上半身なんも濡れてないってなんなん?
起き上がってすぐさま、主役は口押さえたけど、真っ白な手袋は真っ白やし、顔に血もついてないし、飛沫さえ飛んでない。
…臨場感って言葉知ってるか?
一切なかったわ。
主役のUPで終わる。ほいでつづく、みたいな。
またこの表情も長過ぎる。
主役も首傾げてたんちゃうかな?「これでええんかな?」って。
開始5分で嫌な予感はしてたけど、覆る事はなかったなぁ…。
映画館に行かんで良かった。
結構、人気なタイトルというかコアなファンのいるタイトルやと思うけど…これはアカンのちゃうかなぁ。
ハリウッド版のDBに匹敵するくらいの失敗作やと思う。