映画レビュー
ダンスの良し悪しは兎も角、ダンスって競うものなのか?
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話がご都合主義で進む。ダンスとか落語の芸を見せるなら、それに終始したほうが無難だ。
ダンスの良し悪しは兎も角、ダンスって競うものなのか?
なんでも競う所へ話を持って行く?なんか話がチープ過ぎる。
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アジャラカモクレン、テケレッツのパー
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明治初期の落語家初代三遊亭圓朝がグリム童話の「死神の名付け親」をもとに演じた落語「死神」をモチーフに因縁の死神ゴトーと少女さくらの織り成すファンタスティック・コメディ映画です。
まだ医学が未発達だった古代では病を治すのは祈祷師の役割だったから呪文で治ると言うパラドックスが生まれたのでしょう、医者に見放されたら神に縋るしかないが死神と言う専業神を創った古代人の想像力も興味深い。
突飛なストーリーだが落語を引き合いに使うと言う導入部で、すんなりと話に入って行けてしまうのは日本人ならではの不思議な効用、ナイスアイデアですね。もっとも今の若い子はどうなのかは多少引っ掛かりますがね。
病人を助けるエピソードだけでは映画として物足りないと案じたのか、北野たけしの「座頭市」や水谷豊の「TAP」などを担当した濱地正浩さん演出の華麗なタップダンスシーンや謎の殺し屋や死神仲間の軋轢などで見どころや緩いながらもサスペンス感を盛りこんでいる。
名作とか傑作と言う程ではないが面白い脱力系娯楽作品でした。