セミマゲドンのレビュー・感想・評価
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セミはかわいいね
セミが好きなので夏が来る前に楽しんでおこうと観てみました。
たくさんの17年ゼミと人との交流を描いたハートフルコメディ映画です。
セミと人とが口吻で交わる様をずっと微笑ましい気持ちで見ていられます。
観終わった後なんとも言えない気持ちになりました。
少し残念だったのは私は関東住みなのでクマゼミ系の鳴き声に馴染みがなく、恐怖を感じられなかったことです。
なので、クマゼミが多い関西以南の方におすすめします。
それと、レーティングはGですが交尾シーンもありますので間違っても小学生以下のお子さんと親子で観てはいけません。
友達同士で酔っ払いながら観るのにはちょうど良い映画かと思います。
なお、17年ゼミの生態につきましては、吉村仁著「素数ゼミの秘密に迫る!」という本がとても面白いので興味を持たれた方は是非ご一読ください。
合成感がすごいです
CG時代のC級映画
Z級リラクゼーション
良い映画を見すぎて疲れたときなどにこういう映画をつまみ食いすると本当に落ち着く。私にとってはある種のリラクゼーション映画ですらある。地中を掘るセミのCGが本当に素晴らしい。切り抜きが適当すぎて脚部が不自然に途切れている。サメ以上にマヌケな面をしたこの生き物たちは集団戦法で人々を殺戮して回るのだが、首をもいだり爆発させたり、超能力としか形容できないミラクルパワーで人類を圧倒する。人類も負けじと古今東西のバカを寄せ集めたCICADAバスターズを結成するが、彼らのリーサルウェポンが落ち目の野球選手というのがまたバカバカしくて笑ってしまう。彼の場外ホームランに喝采を送るように空中のセミたちが一斉に爆死していくラストシークエンスもかなり雑でよかった。全編を通してふざけっ放しの低予算映画にもかかわらずスタッフロールが8分近くあるのは一体どういうことなんだ。ただ、NGシーン集で演者たちが楽しそうに談笑しているのを見て、私がもし映画系の専門学校か大学に行ってたら絶対こういう映画で卒業してえ、と思った。
エログロナンセンス馬鹿映画
セミ&ヌード
原題Cicadaはただの蝉、邦題はセミに世界の終わりのハルマゲドンをくっつけたのでしょう、こんなタイトルにしたら馬鹿々々しくて常人なら引いてしまうでしょう、それでも観る人は余程のもの好き、あとは自己責任でということでしょう。
予想に違わずひどいお馬鹿ぶり、子供向けの昆虫パニックものかと思ったらポールダンサーがおっぱい晒しまくり、流石、B級映画の真骨頂、セミ・ヌードの駄洒落ですかね。巨大セミに襲われると何故か頭が爆発、体を裂かれたり、血しぶきドバーでエロばかりかグロさも酷いから、子供には見せられませんよ。
巨大セミは公園に撒いた芝生の化学肥料で突然変異したらしい。肥料がかかった職人も泡を吹いて悶絶だから謎の化学物質ですね。
大きいだけでバットで簡単に打ちのめさせられるので数匹ならさほどの脅威ではありません、問題は無数に羽化したこと、軍も警察もお手上げ状態というのは盛りすぎでしょう。なんでクリーチャーがセミなのか分かりませんがCGでなく操り模型で済むあたりが予算上のメリットなのでしょう。
人間ドラマの方も落ち目の元野球選手に彼女のポールダンサー、友人のバーの主に昆虫オタクの4人がエンストしまくりの韓国製自動車で逃げ回るだけ、野球選手が彼女を友人に託して孤軍奮闘するあたりが多少男気を感じさせますが基本、コメディでしょう。
大きくてもセミだから一週間もたてば自然にお陀仏、次のパニックは17年後と臭わせてTHE ENDでした。
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