「ポスターでは、ジェイソン・ステイサムが手前だが、スタローンの方が大きいという…宣伝側の工夫。」エクスペンダブルズ ニューブラッド kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
ポスターでは、ジェイソン・ステイサムが手前だが、スタローンの方が大きいという…宣伝側の工夫。
コロナ禍での撮影延期など、制作が紆余曲折、七転八倒した本作。
スタローンがシリーズで初めて脚本チームから外れ、主演から助演に転じている。
ピアース・ブロスナンが出演に合意したというニュースは、本人が認めていたのでいいところまで話は進んでいたのだろう。ジャック・ニコルソンやクリント・イーストウッドに出演交渉をするとスタローンが発表した時には、正直無理だろうと思った。
そんなこんなで、4作目のキャストや如何に…と注目していたら、スタローン自身が降板するしないの大騒動。
結局、スタローンは思い留まってくれたものの出番は少ない脇役となり、スタローンが書き上げていたという脚本もお蔵入り…とか。
大物の出演も叶わず、トニー・ジャー、アンディ・ガルシアではお茶を濁すにも役不足。前作が胸焼けを起こすほどのてんこ盛りキャストだっただけに、見劣り感は否めない。
その分、ド派手アクションは火薬量が増えたのではないだろうか。戦闘バイクなどのアイディアが面白い。
冒頭のリビアの戦闘場面から迫力満点。空撮から監視員の目の前まで降下していくイントロのカメラワークは映画の醍醐味だ。
そして、瞬く間に殺戮が展開し、今回の敵役テロリストの無慈悲な強力さを表すに充分だった。
…が、クライマックスではコイツが案外すんなり殺られたりして⤵️
製作にも名を連ねた主演のジェイソン・ステイサムが一人で必死に牽引している印象だ。
レギュラーのドルフ・ラングレンもランディ・クートゥアも動きがやや緩慢になった気がしたし、そろそろ老兵に頼るのも潮時かもしれない。
スタローンはもうシリーズから手を引くだろうから、今後はジェイソン・ステイサム主演のシリーズとなるのだろう。レジェンド俳優ではなく、リアルタイムのアクション俳優たちが脇を固めるコンセプトに移っていくのかもしれない。
今さら耳のカリフラワーをイジられていたランディ・クートゥアは、総合格闘技の世界ではレジェンドの一人なのだが、映画ファンはご存知だろうか。
kazzさん、コメントありがとうございます♪
なんだかんだ、スタローンの生み出したコンテンツの訴求力って凄いですもんね。
最近は『タルサ・キング』という新たな代表作も手に入れた事ですし、古いシリーズはもう人に任せてしまって、しばらくはそっちに注力するのがスタローン本人にとっても良さそうです。
こんばんは❗️
kazzさんのレビューに書かれているさまざまな事情を聞くと、なんだか物悲しくなりますね。
色んな人の色んな立場があるのだから仕方ない。とはいえ…
もうなんでもあり❗️と開き直って、リーアム•ニーソンとか、ジョン•トラボルタあたりにも出演交渉して欲しいです‼️
コメントありがとうございます😊
そうだったんですね...。シュワちゃんもスタローンが脚本担当出来なかったことが嫌だったんでしょうね。ドルフ・ラングレンも次回作があったとしても、スタローンが指揮を執らなければ自分は出演しないと言っていますし。