「これからはクリスマスが実質のリーダーになるのか?」エクスペンダブルズ ニューブラッド ソニー・クロケットさんの映画レビュー(感想・評価)
これからはクリスマスが実質のリーダーになるのか?
前作よりかなり間が空いたおかげで本来出演する予定だったキャストも大幅に変更になりオリジナルキャストはバーニー、クリスマス、ガンナー、トールロードのみが出演。トレンチ役のシュワルツェネッガーは心臓手術により出演を断念、シーザー役のクルーズは訴訟問題にて降板、ヤン役のリーは難病によりほぼ俳優を引退等々のキャスティングにも色々苦労しコロナにより製作延期になったりと苦難があり今回はクリスマスことジェイソン・ステイサムの一人舞台なストーリー展開になっている。
CIAのマーシュより作戦依頼が入り久しぶりに集結しエクスペンダブルズのメンバーだがトールロードとガンナー以外は新人のメンバーになり奪われた核兵器と起爆装置を取り戻すべくリビアに出向き兵器強奪をする武器商人の殲滅を行うが作戦中バーニーの乗る飛行機がミサイル攻撃により被弾、それでも作戦実行する様にバーニーは命令するがクリスマスは命令無視をしバーニーを助けようとするが武器商人は取り逃がしバーニーの乗る飛行機は墜落し残骸には幸運の指輪をした遺体が残されていた。帰国後にバーニーの弔い合戦をすべくクリスマスは作戦に復帰しようとするがCIAのマーシュから前回の命令無視を指摘され作戦より外され代わりにクリスマスの恋人のジーナがリーダーになり奪われた核兵器を追うことになるが・・・
今回のキャストではアクション映画界を牽引してきたシュワルツェネッガーをはじめとするレジェンドスター達は全く出演しない代わりにトニー・ジャーをはじめとするアジア系の俳優が多くキャスティングされておりシリーズの中で1番格闘技シーンが多く撮影の殆どが船舶の中という為に派手な銃撃や爆破よりもCQBやCQCという接近戦術に特化したアクションとなっており彼らのスキルが活かされていた、最近のアクションの傾向としては派手さよりも実戦的な方を好む傾向にあるのでやはり往年のスター達には難しいのかも知れない、とは言え消耗品と呼ばれて老いていてもそのカリスマ性は衰えないレジェンドスター達が集結したエクスペンダブルズがもう一度観たいと願わんばかりである。