「脂たっぷりの焼肉盛り合わせが、いつしか松屋の焼肉定食に」エクスペンダブルズ ニューブラッド 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
脂たっぷりの焼肉盛り合わせが、いつしか松屋の焼肉定食に
いや、松屋は好きなんですけども。
エクスペンダブルズは、かつてのマッチョ役者たちが自嘲も兼ねて勢揃いするという、ある種アベンジャーズをも超えた「夢の共演」がキモだったはずですが、シリーズを重ねるごとに出演者が先細り、今回ついにステイサムの単独映画も同然になってしまいました。
スタローンもドルフ・ラングレンも活躍と言える活躍はほとんどなく、他の続投メンバーは元からシュワちゃんやブルース・ウィリスに並ぶほどではなく、さらに新規メンバーもあまりに小粒揃い。
トニー・ジャーもイコ・ウワイスも個人的には好きですけど、ネームバリューとしては今までのメンツにどうしても劣るし、エクスペンダブルズの筋肉祭りに混じるにはイマイチ線が細い感も否めない。しかも撮り方が良くないのか、2人の超人的なアクション能力もいまひとつ発揮されておらず…
アクション全体を見回しても目新しさはありませんし、ストーリーもかなり古臭く、そして何よりジョークがやたら寒い!今まではもうちょっと気のきいた台詞回ししてたはずですが…
今までのシリーズに無かった要素って、たまに出てくる人体損壊描写くらいではないでしょうか…
本国の何かの記事で昨年度ワースト候補になってしまったそうですが、残念ながらそれも納得の、本当に微妙〜な一本でした。
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トミーさんのコメント
2024年1月6日
コメントありがとうございます。
確かに会話が全然面白くない! 初っ端の痴話大喧嘩の所が一番だった位、カリフラワー耳話のどこが笑えるのか? おしっこの下りも子どもか?