シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
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強烈さはないが普通に楽しめる
いつもの池井戸カタルシスがあまりこない。ヴェニスの商人のような鮮やかなどんでん返しを期待しすぎたせいもあって、こじんまり感は否めない。
昭和へのノスタルジーがプンプンとするエピローグが後味を悪くしたのも事実。こんな父親像を押し付けないでくれって思ってしまう。
なんだかんだいっても、池井戸原作で、
実力派の役者で固められているから興味を持続して見ることはできる。柄本明のおとぼけぶりは相変わらずだし、セルフパロディにしか見えない柳葉敏郎も面白い。
普通に楽しめる作品でございます。
阿部サダヲのキャラと柄本明の顔は天下一品!
池井戸作品といえば
TBSでよく見られる演技顔芸合戦。
半沢、ノーサイドゲーム、下町ロケットetc.
映画だと七つの会議とかもTBSだったはず。
しかしこれはテレ朝系だったらしく
顔芸は抑えめなのでイイ。
まぁTBS顔芸合戦も好きなんですが。
様々な人間の別々の人生が
ひとつに結末に収束していくのは
見ていて気持ちがいい。
所々勢いで突っ切っていった感はあるけど
池井戸作品らしい逆転劇&勧善懲悪は
安定して面白かったと思います。
ただ1人、とある人物が不憫で不憫で
仕方なかったので、
なにか彼に救いが欲しかったです。
あとはタイトル通り、
阿部サダヲさんと柄本明さんがサイコーでした。
阿部サダヲさんの闇を抱えてるけど
飄々と、かつ淡々としてるのは
とても良いキャラクターでした。
池井戸潤原作と知らなければ、、、
突っ込みどころ満載だけど
気楽に見ることのできる作品ですね
重たすぎず軽すぎず
行員なら一度は体験します!
行員時代を思い出しました。紛失も粉飾もほとんどが現実にありましたから破綻しましたけど。探偵めいた調査や内定捜査は傍から見ると警察の仕事だと今頃、気付きました。最後の売りさばきは別としてノンフィクション作品です(笑)
単純に脚本が面白い‼️
いゃあ、楽しめた!
あるあるだけど、最後までドキドキ
基本は性善説。だが、やられたら倍返し!ってね
池井戸潤さんの原作を阿部サダヲさん主演で映画化ということで楽しみにしていた本作。期待どおりのおもしろい作品でした。
ストーリーは、東京第一銀行のある支店で現金100万円の紛失事件が起き、盗みの疑いをかけられた銀行員・北川、彼女をかばう上司の西木、この二人に協力する田端の3人が、わずかな手がかりから犯人とその狙いを探り、銀行の裏側で行われていた大きな不正に迫るというもの。
全体的に落ち着いたトーンで進行し、映像的にも派手さは皆無ですが、ストーリーで魅せる作品なのでそこは問題なし。序盤は少々退屈なシーンではありましたが、地味で誠実な西木、はきはきとした北川、彼女とそりの合わない半田、優秀だが何かを隠している滝野、絶対的存在である支店長の九条、その太鼓持ち副支店長の古川、この二人からパワハラを受ける遠藤、封建的な体制に嫌気がさしている田端と、それぞれの人柄と支店内の人間関係を端的に描いています。
また、冒頭のATMでの出来事を始め、飲み仲間の沢崎との関係、売れない耐震偽装ビル、連帯保証による多額の借金、不自然にスムーズな稟議等、周到に用意した伏線を鮮やかに回収しながら見せる、終盤の大逆転劇は実に心地よいです。
一方で、多くの観客が共感したであろう成績至上主義のパワハラ、病める銀行員、上司の掌返し、部下への責任転嫁など、日本のありふれた職場風景が描かれたのですが、このあたりはナレーションだけのあっさりした回収しかなかったのは少々残念でした。とはいえ、終盤で黒田の新たな職場や滝野と家族のシーンが描かれたのは、心が温かくなりました。
それにしても西木の鋭い観察眼には恐れ入りました。ふとした違和感、ちょっとした異変を見逃さず、それをきっかけに冷静に真相をたどる様子は、「半沢直樹」並みのスーパー銀行員です。なおかつ、策略をめぐらせて仕掛ける「倍返し」もお見事です。そんな彼のその後も気になるところです。
主演は阿部サダヲさんで、相変わらずどんな役でもそつなくこなし、そこにしっかり阿部サダヲさんらしい色付けをしています。脇を固めるのは、上戸彩さん、玉森裕太くん、佐藤隆太さん、柳葉敏郎さん、橋爪功さん、柄本明さん、佐々木蔵之介さんらで、適材適所の豪華な顔ぶれで作品を盛り立てています。
やられたらやり返す勧善懲悪の話じゃなかった。
池井戸潤が原作の銀行もの。ちょっとハードル上げすぎたかな。
まずは佐藤隆太演じる滝野が、橋爪功演じる石本のプランに乗っかり、10億の融資を決める。
ん?滝野いい人にしか見えないぞ。ははぁん、良い人が悪事に巻き込まれる話で、阿部サダヲ演じる主人公の西木と上戸彩演じる北川が2人でそれを暴いてハッピーエンドってやつかなって思ってたら、あら?融資ってこんな感じで確定していくもんなの?柳葉敏郎演じる店長の九条が1番悪い奴みたいな流れなんだけど、法的には犯罪ではないって事?この感じだと銀行員は皆んな詐欺まがいの仕事してるみたいだ。知人が銀行員で融資の担当だとこんな事やれるんだあ〜。まさか西木が!自分も銀行員の友人が欲しくなっちゃったよ。
内容とは関係ないんだけど、この東京第一銀行の支店がある場所、自分家の近所の長原。びっくり!洗足や雪谷や旗の台や自由が丘など親しみのある地名がバンバン出てきて楽しかった。
良かったとは思う
「人生は自己責任」であることが心に強く刻まれる
本作は、池井戸潤原作の銀行を舞台にした倍返し劇であるが、半沢直樹のような痛快無比の強烈な倍返し劇とは一線を画した巧妙な倍返し劇である。半沢直樹のイメージは忘れ無心に鑑賞して欲しい。
本作の舞台は東京第一銀行長原支店。行員達は営業成績向上に躍起になっていた。結果が伴わず、副支店長・古川(杉本哲太)に叱咤される日々が続いていた。そんな状況の中で、100万円紛失事件が発生する。お客様係の西木(阿部サダヲ)は、この事件に疑念を抱き、仲間の支店行員、北川(上戸彩)、田端(玉森裕太)と協力して、事件の真相を究明していく。そして、重大な真実に辿り着く・・・。
銀行の融資を巡る、支店行員達を中心にした群像劇であり、虚々実々の騙し合い劇が展開する。赤裸々で生々しい人間ドラマである。人の弱みに付け込む悪党達の巧妙な手口が際立つ。帯封が物語のキーアイテムになっている。金の魔力=悪の魔力の象徴になっている。
西木が物語の道先案内人であり、事件の真相への倍返し決着のリーダになっている。西木役の阿部サダヲのキャラが奏功し、悪役のベテラン俳優達の怪演も加わって、シリアスになり過ぎない程良い塩梅のエンタメ作品になっている。
金に人生を翻弄される支店行員・滝野(佐藤隆太)のエピソードが主軸であり、彼は、金の誘惑に負け弱みを握られ、その弱みに付け込まれ悪に手を染める、という転落の人生を辿っていく。全ての真実を知って呆然とする滝野に西木が放つ「自分の人生は自分で決める」という台詞が本作のメッセージである。
滝野は悪と決別する。
出所した時、そこには彼を信じて待っていた家族の姿があった。彼が悪と決別した因果応報の証である。
ラスト。西木はどうなったのか。まさか西木が・・・と推理する程、思わせ振りな幕切れ。原作、TV版への配慮なのだろうか。尻切れトンボで勿体ない。
本作は、エンタメ作品ではあるが、「人生は自己責任」であることが強く心に刻まれる作品である。今後の人生の指針にしたい。
ちょっと物足りないけど、面白かった!
『シャイロックの子供たち』鑑賞。
*主演*
阿部サダヲ
*感想*
池井戸潤の作品は、空飛ぶタイヤ、七つの会議、そして最近だとアキラとあきらは観たことがあります。
TVドラマは半沢直樹しか観たことがありません。映画は新作が出る度に観に行ってしまうんですよね。
シャイロックとは、シェークスピア「ベニスの商人」に登場するユダヤ人の強欲な金貸しだったんですね~初めて知りました。
冒頭のある人物の台詞がこの作品を通して深みがあるように思いました。
東京第一銀行で起こった現金紛失事件。
阿部サダヲが演じる西木係長が良いキャラでした。個人的には一番好きです。
パワハラする副支店長が超ヤバかった!
いくらなんでも怒鳴りすぎだろうって思いたくなりましたが、部下に説教するシーンが緊張感があって、部下が可哀想だった。。。
もし、自分だったら、即辞めます!!!
見てて苦しい場面はありましたが、ストーリーはめちゃめちゃ面白かった!
裏を暴く所は良かったけど、ちょっと物足りなさはありましたが、個人的にはそこに行き着くまでのストーリー展開がかなりハラハラしたので、なかなか面白かったです!\(^^)/
映画のスケールではないかな
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