シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
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ドラマなら…
とりあえず言えるの、
池井戸シリーズで1番雑な気がします
伏線の為だとは思いますが思わせぶりスタート
そして突如として名探偵ぶりを発揮する阿部サダヲ
展開に時間を取れないからなのか雑さを強く感じました
兎に角、ご都合な展開で急に進ませるので
ハラハラもしない
今までの池井戸シリーズが勧善懲悪だっただけに
ん? という感じとキャスティングの悪さで
どのキャラもどうなんだろう? という感じです
劇場値段ではコスパが悪いかなと感じます
配信とかドラマなら…
明日会社に銀行の融資担当が来ます
ちょうど
明日、会社に銀行の融資担当が来るんですが
ちょっと強気に
うちはどこでも借りてください
って言ってくるから
などと
駆け引きしてみようかな(笑)
銀行の内幕がよく分かる
面白い映画でした
独特のスピード感と、程よい笑い。芸達者がそろい、ほどよくミックスして楽しまてくれました。
映画『シャイロックの子供たち』作品レビュー
累計発行部数60万部を突破した池井戸潤による小説「シャイロックの子供たち」(文春文庫)。池井戸が「ぼくの小説の汲き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言し、原点にして最高峰とも言える原作が、満を持して初映画化された作品です。
映画は小説ともドラマとも展開が異なり、独自のキャラクターが登場する、脚本のツバキミチオによる完全オリジナルストーリー。
冒頭で、主人公の勤務先の東京第一銀行が協賛する『ベニスの商人』のヤマ場となるシーンが描かれます・
悪徳金貸しのシャイロックはバサーニオから頑として金を受け取らず、裁判に訴え、契約通りアントーニオの肉1ポンドを要求する
ポーシャは肉を切り取っても良いという判決を下す。 「肉は切り取っても良いが、契約書にない血を1滴でも流せば、契約違反として全財産を没収する」。シャイロックは、仕方なく肉を切り取る事を諦めたのでした。
勝者も敗者もいないこの群像劇は一体どこに向かうのか。本作のテーマを暗示する冒頭シーンでした。
そしてつぎに登場するプロローグが、東京第一銀行に勤務する黒田道春(佐々木蔵之介)が、休日の馬券の資金として、現金預金機から札束を盗み出し、月曜日の朝札束を戻そうとしたとき、札束の帯府を落としてしまうのです。それがまさか10年後にある人物から脅される材料になるとは、当時の黒田には予想も出来ませんでした。
別件でも発生してしまう札束が消えて、帯府だけ残されてしまう事件。札束の帯府が本作の重要なキーアイティムとなっていくのです。
舞台となるのは、メガバンクである東京第一銀行の大田区にある長原支店。業績が伸び悩む支店にあって、牽引車となっていたのが課長代理の滝野真(佐藤隆太)でした。滝野は前任の赤坂支店からの顧客である赤坂リアルターの石本浩一という不動産会社の社長からの口利きで江島工業という宅地開発会社からの10億円の融資を受けて、支店で業績トップとなり、支店長から表彰をうけるのです。
ところが支店の田端洋司(玉森裕太)と北川愛理(上戸彩)が、たまたま江島工業の社長の自宅の住所を訪ねてみると、そこには全くの別人が住んでいたのでした。
実は、赤坂支店で石本を担当した滝野は、1000万円の裏金を受け取って以来、悪魔に魂を売り続けていたのです。
石本は、実質的に破綻し社長が失踪してしまった江島工業という会社の社長になりすまし融資を受けることを滝野に提案したのでした。石本が大口の不動産取引で5億円が入った時点で返済するつもりでいたが、その取引は流れてしまって、融資した10億円の返済の見込みが立たなくなっていたのです。
滝野は、不正融資が露見することを恐れて、1回目の利払いを建て替えるために銀行の金lOO万円を横領します。現金欠損の犯人と疑われたのは田端と北川でした。ふたりの上司である課長代理の西木雅博(阿部サダヲ)は、真犯人捜しに乗り出すのでした。
同じ池井戸作品の映画化で、「アキラとあきら」の三木孝浩監督と本作の本木克英監督を比べてみると、本作の方がテンポが速く展開であると感じられることでしょう。
場面展開のテンポの良さこそ本木監督の持ち味で『超高速!参勤交代』でいかなく発揮されました。本作でも銀行業務の裏側と不正融資の経緯を説明臭く感じさせずに見せる導入が鮮やかです。西木らの独自の調査が進むにつれて、不正融資がさらに大きな腐敗と結びついていく展開も飽きさせず、前半は快調に飛ばします。
ただ次第に、次々と証拠を見つけ巨悪に近づく西木のスーパー行員ぶりが突出していきます。この辺は話が広がりすぎて、伏線の回収に忙しくなったキライはあります。但し別な言い方をすれば、何気なく登場するエピソードや事件が単純に起こるべくして起こるのではなく、そうせざるを得なくなった複雑な背景がキチンと押さえられていくということです。大きく破綻しなかったのは、さすが本木監督といいたいです。
そして真相を突き止める西木もまた滝野同様に、悪魔に魂を売る展開が意外でした。シャイロックの子供たちは、みんな等しく金に目が眩むのです。ただし最後に西木がどんな決断をしたのか、ぜひ事後談としてのエピローグを見届けてください。
本作は、社会派というわけでもなく、コメディーというほどでも、人の弱みにつけ込むというほどエグい展開でもなく、人を欺くコングームというほど振り切っているわけでもありません。しかし芸達者がそろい、ほどよくミックスして楽しまてくれました。
水清まば、吾が纓を濯ふべし。水濁らば、吾が足を濯ふべし。
〔ヴェニスの商人〕に登場する『シャイロック』は
本分である金貸しを忠実に履行しただけなのに、
何故に世間からこうも指弾されるのか。
本作の中でも提起される疑念も、とりわけ西欧では
キリスト教的な倫理観の問題、
ユダヤ人への偏見の問題
等が絡んで来るよう。
大金を貸すのに担保の提供は必須で、
それが人肉1ポンドであることによるハレーションは、
物語りを盛り上げるための単なる仕掛けで、
現実にそんなものを貰っても困るだけ。
翻ってイマイマの当該業界。
以前の金利ビジネスから手数料ビジネスにモデルが変化、
それ故に行員達の負担も増すだろうが、
皺寄せは利用する側にも。
昔は口座新設の時に勧められたのは定期預金だったのに、
最近では金融商品となり、あまつさえ
それが強引な勧誘に繋がるケースも。
毎月もノルマ達成が厳しい「東京第一銀行 長原支店」。
部下を叱責する副支店長の怒声が今日も飛ぶ。
支店長の『九条(柳葉敏郎)』はどっしり構えている様にも見え、
実際の腹の内は判らない。
そんな中、「赤坂支店」から移動して来て間もない『滝野(佐藤隆太)』が
十億円融資の稟議を出す。
観ている側からすれば、如何にも胡散臭そうに思える案件も、
成果を上げたい上層部は審査もそこそこに当該融資を裁可。
しかし程なく、金利の支払いも滞るように。
それから暫らくし、支店内で百万円の紛失が発生、
女子行員の『北川(上戸彩)』が疑われるが
上司の『西木(阿部サダヲ)』の機転で難を逃れる。
が、以降、この二つの事件は綿密に絡み合い、
大きなうねりとなって支店を混乱に陥れる。
人は皆、様々な二面性を持つことは、誰もが知って感じていること。
内と外であれば比較的ありがちも、
表と裏、或いは善悪ともなれば、
その大きさにより波及する影響は様々。
もっとも、今までの人との付き合いの中で
(自分に限ったことではあるも)100%の善人を見たことはなく
誰もがなにかしらの裏の側面を持っているのは当然にも思え。
とは言え本作では、主要な登場人物の殆どが裏の側面、それも
お金絡みの負の顔を見せるのは特徴的。
『池井戸潤』の小説やそれを原作とした映画にはそれなりに触れているつもりだが、
これほど片寄った作品は記憶になし。
多くの人達がお金に振り回され出処を誤る、後ろめたさを感じながらも。
ただその一方で、不法を犯すことに良心の呵責を感じない人間も複数存在し、
それが天誅の対象となるのは、何時も通りの『池井戸』節ではあるのだが。
語り口はテンポよく、起承転結の流れもスムース。
驚きの伏線回収も仕込まれ、起伏の造り方が上手い。
判り易いキャラクターづけも奏功。
とりわけ、多くの人物が道に惑う中、
唯一ブレない姿勢を見せるのが、
先に疑いの目を向けられた『北川』だけとの設定は何とも皮肉。
透明感のある『上戸彩』の佇まいに
不思議なほど合った役どころ。
WOWOW版と一味違う形に出来ていていい
池井戸潤の小説が原作が本作品で以前にWOWOWで放映されていたものの映画版・・・
去年「あきらとアキラ」が映画化としてよく出来ていたので、本作品も見に行ってきました。
WOWOWのドラマがよく出来ているので、映画の方はどうかと思いましたし、WOWOWの方が井之原快彦で、映画の方は阿部サダヲで、何ともキャラクターの違う主人公と思っていましたが、映画の方も大変に良かった。
「空飛ぶタイヤ」では、WOWOWドラマの方が良く出来ていて映画の方がダイジェスト版と言うイメージがぬぐいきれませんでしたし、WOWOWドラマで重要な部分が時間の関係上抜けていたりして正直がっかりした印象でした。
「あきらとアキラ」本作品「シャイロックの子供たち」も大変によく出来てしました。
特に本作品は、WOWOWドラマと少々味付けと言うかスパイス感が違うところがあり、改めて「シャイロックの子供たち」映画版として楽しめる作りなっていました。
池井戸潤さんの作品は本当にしっかり取材と言うか調べて作られていて、契約のシーンや銀行の内部のシーンなどとてもリアル感があり中小企業に携わる私にも大変に楽しめる。
WOWOWも松竹も是非今後も池井戸潤の作品をドラマ化して欲しいな・・・・
邦画として今年お勧めの1本!
悪い事はしちゃ駄目よ
銀行の支店内の100万円紛失事件を発端に、更に深い闇が暴かれていく話。
ヴェニスの商人の強欲高利貸しの名前を採っている通り、お金に執着する人、振り回される人がゾロゾロ出てきます。
金融に疎くても置いてきぼりになる事は無く、説明が上手いと思います。結末も良かったです。
ただ、それほど爽快感が無いのは、所詮は金融業だから私が登場人物を応援したいとまでは思えないのと、「下町ロケット」や「空飛ぶタイヤ」みたいなモノづくりの現場ではないので仕事に対する情熱や誇りを伝えにくいテーマである、という事だからだと思います。
不景気もあってか、銀行員の仕事の辛い面ばかりが描かれていました。
仕事にやり甲斐を感じられるエピソードが一つあれば良かったんでしょうが、今の時代は仕事以外に生き甲斐を見つける人も多いから、こんな感じで良いのかもしれません。
金を返せば良いってもんじゃねえ!
はい。良く私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうごさいます。
なんか今でも「半沢直樹」の凄さを感じます。はい。私もここからです。沢山読みましたよ。バンカーものが多い印象ですが、「ようこそ、我が家へ」ではサスペンス。「ルーズベルト・ゲーム」では野球。「下町ロケット」では町工場。百花繚乱なんですね。私は滅多に買わないハードカバーも買っちゃったもん。
凄いよな。押しも押されもせぬ大作家。本人はきっとこう思ってるな。
あまーい!
それは井戸田潤だよ‼️
すいません。それは相方の小沢一敬のセリフでした。
ハンバーグ! ですね。それにしても、池井戸潤と井戸田潤って字面が似てる。軽くゲシュタルト崩壊する。佐々木朗希と佐々木希も軽くゲシュタルト崩壊する。
お前!ゲシュタルト崩壊って言いたいだけだろ‼️
でもねスピードワゴンは愛知県出身。池井戸潤は岐阜県出身。
名古屋のものは名古屋のもの、岐阜と三重のものも名古屋のもの。ジャイアン的なね。
知人の三重の方は面倒なんで名古屋って言ってるし。三重ってお伊勢さんしかねえし。しゃあない。
映画と関係ない話しが多くてごめんなさい。ここから本作の感想ですみゃー。
前に惹句が、騙し合いバトルって映画があったんだけど、この映画が本当の騙し合いバトルだみゃー。
物語は演劇のヴェニスの商人からスタート。ご存知の結末。
黒田道春(佐々木蔵之介)の競馬場のシーン。冷静かと思いきや、ゴール前では絶叫。そして安堵。黒田は大金を得ます。そしてATRにお金を戻します。
なるほどね。競馬で1・1倍の馬に100円掛けても10円の儲け。当たりやすいからね。低額じゃ意味ない。ただ
1000万だったら?あっと言うまに100万円の儲け。ちょろい。
黒田がお金を戻している時、突然ドアが開きました。
やばい!ドキドキする。警備員かな?なんとかやりすごしました。
そして数年後、銀行内部の話しになります。主人公は人当たりの良い、課長 西木雅博(安倍サダヲ)
その後、10億円融資の件や100万円紛失事件などが起こり、想像の斜め上の展開になります。
はい。ストーリー紹介はここまで。ネタバレになっちゃいますから。
楽しかった。頭も使った。観て損はなかった。脇役も良かった。
上戸彩は半沢直樹に出てましたが、奥さん役で本筋には絡みません。今回は絡みまくり。
大物俳優の対峙するシーンも良い。ドキドキが止まらない。
暫し脱線。私はかなり前に柄本明さんに会った事があるんですよ。非常に腰の低い方でファンになったんですね。最近は怪しい役が多いんですが。息子さん二人とお嫁さん一族も有名人。
めっちゃ応援してるみゃー‼️
みゃーみゃーうるせえよ‼️
教訓は、天網恢々疎にして漏らさず。
悪いことはバレる。いずれバレる。やめましょう。
満足したので豪華ディナーです。もちろん・・・
海老フリャア‼️
愛知県の方、名古屋の方、ごめんなさい。本当は名古屋は好きだみゃあ!許してちょーよ。
まだやるか‼️
お付き合い頂きありがとうございました。
むむむむむ
やっぱりWOWOWの連ドラには勝てん。アマプラ入ってる人は是非見てほしい。映画の良さも垣間見えた。最初の伏線が分かりやすく回収されてた。あとはなんと言っても上戸彩。上戸彩の映画だ!異論は認める!
爽快感はなかった
池井戸作品の映像化では爽快感がある印象があったけど、それぞれの落とし前をつけるウェイトが大きくウェットな余韻になった。
テンポや展開も微妙だったかな、、
まあカネは返せばいいってもんじゃない、は同感。
強烈さはないが普通に楽しめる
いつもの池井戸カタルシスがあまりこない。ヴェニスの商人のような鮮やかなどんでん返しを期待しすぎたせいもあって、こじんまり感は否めない。
昭和へのノスタルジーがプンプンとするエピローグが後味を悪くしたのも事実。こんな父親像を押し付けないでくれって思ってしまう。
なんだかんだいっても、池井戸原作で、
実力派の役者で固められているから興味を持続して見ることはできる。柄本明のおとぼけぶりは相変わらずだし、セルフパロディにしか見えない柳葉敏郎も面白い。
普通に楽しめる作品でございます。
阿部サダヲのキャラと柄本明の顔は天下一品!
池井戸作品といえば
TBSでよく見られる演技顔芸合戦。
半沢、ノーサイドゲーム、下町ロケットetc.
映画だと七つの会議とかもTBSだったはず。
しかしこれはテレ朝系だったらしく
顔芸は抑えめなのでイイ。
まぁTBS顔芸合戦も好きなんですが。
様々な人間の別々の人生が
ひとつに結末に収束していくのは
見ていて気持ちがいい。
所々勢いで突っ切っていった感はあるけど
池井戸作品らしい逆転劇&勧善懲悪は
安定して面白かったと思います。
ただ1人、とある人物が不憫で不憫で
仕方なかったので、
なにか彼に救いが欲しかったです。
あとはタイトル通り、
阿部サダヲさんと柄本明さんがサイコーでした。
阿部サダヲさんの闇を抱えてるけど
飄々と、かつ淡々としてるのは
とても良いキャラクターでした。
池井戸潤原作と知らなければ、、、
池井戸潤原作なので、あの暑苦しく泣けることを期待して見てしまった。が、なんかちょっとサッパリしすぎかな。
なんだろう、ちょっと薄味に感じました。泣けるシーンも無かったし。
普通に観れば十分楽しめる映画でした。
阿部サダヲさんを筆頭に、、みんな良いキャラでした。
突っ込みどころ満載だけど
金融・不動産業界の方々からすれば『んなことあるかい!』と突っ込みどころ満載だけどそこを大目に見て物語として観たら骨太役者陣が楽しませてくれる池井戸ワールドのバンカーストーリー、やっぱり阿部サダヲさん、いい
気楽に見ることのできる作品ですね
気楽に見ることのできる作品ですね。
ヒーローが巨悪に制裁を下すといった作品ではありません。
最後、いい人になろうとする人の描き方に少し違和感を感じましたが、
そんなこと言ったら話が成立しないし、ま、いっか。
気楽に見ることができる作品です。
別の言い方をすれば、映画館で見なくても何も問題はありません。
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