「全員好きなはずなのに」グッバイ・クルエル・ワールド chiliさんの映画レビュー(感想・評価)
全員好きなはずなのに
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公開当時、このメンツなら観ないわけにはいかないと思いつつ、なんだか揃いすぎているようで躊躇っているうちに見逃しました。
でもその予感は当たっていたようで、なんというか、アレとアレが好きなんだよね、という画面と音楽ばかりで、うん私も好きだと共感するからこそ、まんまやん…という心持ちに。
せめてちょっと緩く笑えるくらい、おおっぴらに真似してくれてたなら盛り上がったかもしれません。でもガチンガチンに大真面目に演っているので、照れるんですよ。
それに、好きなおじさんたちが、本当にヤクザさんてこんな喋りなの?っていうくらい真面目にヤクザさんなので、なんだかいたたまれない気持ちになってしまい、途中から日本版パンプキン&ハニーバニーのカップルを堪能することに集中。なぜでしょう、若いと許せる。ティナちゃん可愛い!氷魚くん美しい!奥野さんはどの作品に出ていても目を奪われる役者さんですね。後から出てくる前田くん率いる若者3人組も、現在活躍中の方ばかり。
ただ、ひょっとして、ガチンガチンのヤクザパートは壮大な前振りで、ラストの主役二人の世界を笑っちゃうシーンに繋がる為のものだとしたら、全て暗喩だったとしたら、実は凄いヤクザ系ファンタジー映画だったのかも…
もう一回観ちゃうかも…銃声待ってたのに一発しか聞こえなかったのも、しばらく考えてしまうかも…
カリフォルニアドリーミンを聴いたら観たくなっちゃうかも…
いい映画好きな映画と別で、も一回観たくなる映画、のジャンルなんでしょうか。
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