野球部に花束をのレビュー・感想・評価
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野球部あるある、らしい。
特に大きな出来事もなく、ただただ淡々と野球部ライフを面白おかしく描いた作品。リアルと言えばリアルかもしれないがもう少し笑いのフィクションがあってよいかも。ただ、青春だなー、と微笑ましく楽しめたかな。
部活がつらくて逃げた高1の夏が後ろめたいのだ
三鷹東高校という夏の地方大会3回戦でコールド負けするくらいの特に強くも弱くもない普通の公立高校野球部の主人公の入学から物語が始まる特にドラマチックでもない普通の部活ライフを1年ちょっと描いただけの映画である。コメディなのだがテンポが悪くて最初乗り切れないのがだんだんじわじわ来てこれが飯塚監督の持ち味なのだろうアドリブを大事にする舞台的な演出で役者のキャラが定着してくる秋以降3年生追い出しの儀式と1年巡って新入部員を迎えるあたりでようやく馴染んでいい感じになる。監督役の高島政宏の演技がメーターを振り切っていて見ものだが手を出せないご時世を考慮してなのか全身でぐいぐい来る、それが嘘ついてずる休みした部員に平手打ちを躊躇なく食らわせるシーンが一度だけありここがテーマではないのかと思うのだが特にアップで見せることなくスルーして流れていく映画である。軍隊式の運動部を笑い懐かしみあげくにああ青春だよなと感じて欲しいのだろう。理不尽が笑いの根源であることよ。
フフッと何回も笑いどころがある秀作
2022年劇場鑑賞182本目。
昭和のステレオタイプの野球部あるあるを描いたコメディ。野球部でもないし、今の時代こんなのが許されるのかは分かりません。でも甲子園で坊主頭が見られる限り実際こんな感じなんだろうな。
高嶋政宏演じる監督がイカれてまして、グラウンドだけじゃなく職員室でも暴れ放題なのですが、一番恐ろしいのは周りの先生が全くそちらを見もしないこと。誰か止めたほうがいいんじゃないですか?生徒ビンタされてますよ?でも、実は筋が通っていて、生徒の事もよく見ているいい先生なんですよね。
後は冒頭のフリを見事に回収しているオチが最高でした。
「ヘビ次」で「シンゴ」で「小沢仁志」
西東京の公立高校に入学し野球部に席を置いた少年達の野球部あるあるコメディ。
中学でやっていた野球をやめて高校デビューをしようと目論んでいた黒田と、同じく中学時代から野球部だった1年生達が、入学して見学してどっぷり野球部にハマって行くストーリー。
強面先生に強面3年生と召し使いの2年生に奴隷の1年生という状況の中、悪しき伝統だったり理不尽だったりな関係性とあるあるネタを解説入りでみせていく。
顔面凶器なお方に限らず、明らかに高校生どころか親世代じゃね?な人までさらっとキャスティングされているふざけっぷりに始まって、野球部じゃなくても体育会系の部活では通じそうなネタや、何ならそういうの全て未経験でも想像が出来てしまうネタのオンパレード。
納得させられそうな屁理屈たったり、ほんの~り熱さみたいなものを感じさせるネタもあるにはあるけれど、そんなのどうでも良いと思わせるコメディ一直線な作品だった。
自分は部活自体やってなかったから共感度が低く、まあぼちぼちという感じだったけれど、結構ハマる人もいるんじゃないかな。
亀井の彼女のノンちゃんがどんな人かみてみたかったw
野球部あるある🫵🏻
終始笑えて笑えてww
醍醐くんの坊主が
ハマり過ぎてて
違和感ない!
⚪︎掟=坊主
⚪︎調子者の一年生
⚪︎試合負けても偉そーな先輩たち
⚪︎貫禄あり過ぎな三年生(オッサン)
⚪︎主役級の監督
⚪︎彼女いるいないだけで大騒ぎ
⚪︎部室ではフリチン╰⋃╯
他にも…ww
楽しめた(笑)
青春への郷愁と笑いと涙
面白かった。高校のあっという間の3年間、そこには、その後の人生では経験できない凝縮された時間がある。とかいう感じで共感できる人
も多いのでは、それとは違う不遇な高校時代を過ごした身でも、面白く笑えました。あの時代の貴重さを当時の自分に教えてやりたい。
誰もが共感する運動部あるある!
この時期にぴったりの本作。夏はやっぱり甲子園!高校野球でしょ!って言うほどスポーツ好きではありませんが、予告で見たユーモラスな雰囲気にひかれて鑑賞してきました。
ストーリーは、高校進学を機に野球をやめようと思っていた黒田が、級友たちに流されるように野球部に入部してしまい、運動部特有の縦社会と地獄の練習の中、仲間とのかけがえのない絆を結んでいくというもの。野球部に限らず、運動部の経験のある人なら誰でも共感できる部分が多く、最後まで楽しく鑑賞できます。
本作では、昭和のスポ根を代表する野球部を舞台に、今となってはパワハラやコンプラ違反の見本市のような部活動あるあるネタを、軽いノリでユーモラスに描いています。昭和世代には懐かしく、Z世代には意味不明な慣例やしきたりが、数々登場します。そのため、世代によって受け取り方は大きく異なり、場合によっては不快に感じる方がいるかもしれませんが、少なくとも自分は楽しめましたし、一緒に連れて行った小学生の甥っ子も「おもしろかった」と言っていました。
ただ、正直もっと笑えるかと思いましたが、そこまでではなかったです。むしろ2年に進級してからのほうが笑えました。こうして引き継がれる不条理な伝統に激しく納得です。自分の中学時代の部活動もまさにこんな感じで、1年生ではつらさと苦しさしか感じなかったのに、後輩に同じようなことをしていたという、まさにあるあるです。
一方、夏の大会にかける3年生の思いとそれを支える後輩たちの姿にはちょっと感動してしまいました。共に苦しさを乗り越える中で結ばれる強い絆はやっぱりいいですね。できれば、恋バナの代わりに、苦しくても野球を続けるひたむきさ、そこで深まる仲間との友情、厳しい規律の中で知らず知らず育まれる人間性や社会性、後輩を指導する中で気づかされる立場や役割なんかがもう少し深く描かれれば、もっともっと奥行きのある作品になった気もします。
出演は、醍醐虎汰朗くん、黒羽麻璃央くん、市川知宏くんらで、とても高校生には見えませんでしたが、コミカルな演技でユーモラスな雰囲気を作っています。中でも駒木根隆介さんの演じる亀井はかなりおもしろかったです。脇を固める、高嶋政宏さん、小沢仁志さんも、いい味を出してました。黒田フィルター越しの小沢仁志軍団はサイコーです!
表面的な「野球部あるある」だけにとどまっているのが惜しい
野球部の理不尽さや不条理を笑い飛ばす映画ではあるが、高校時代に何らかの運動部に所属した者であれば、共感できるエピソードが多いのではないか。
ただ、公立校と私立校の違いなどには言及しているものの、野球部とその他の部活の違いなどについては、描き込みが不足しているように思う。甲子園に行けない99%の高校球児に焦点を当てて、その報われない努力が描かれてはいるが、野球部以外の部活では、例え全国大会に出場しても、甲子園ほどの注目を集めないのが実情である。そんな野球部優先主義のようなものも、面白おかしく描かれていれば、もっと奥行きのある物語になったのではないか?
また、主人公たちが、なぜ理不尽な目に遭いながらも部活を続けているのかが、しっかりと描かれていないのも物足りない。そこには、友達ができる楽しさだけでなく、上達し、レギュラーを取り、試合に出ることの喜びややり甲斐があるはずである。その一方で、そうしたことを感じられずに、退部していく者も必ずいるだろう。そうしたことも描かれていれば、さらに深みのある物語になったのではないだろうか?
着眼点が面白いだけに、今一つの描き込み不足が残念に思えてしまった。
理不尽だけど愛おしい青春コメディ
公開初日に鑑賞。高校球児たちの学校生活を描いた青春コメディ。野球部あるある満載で笑えるシーンも多数あり共感度120%。それぞれのキャラも個性的で愛おしく感じました。その中でも亀井のキャラは最高でした。
2022-130
まぁ、あるあるなのでしょうね…。
今年235本目(合計511本目/今月(2022年8月度)11本目)。
私自身は中学も高校も、大学も全部いわゆる文科系クラブ(サークル)だったし、広島県出身なので、野球としてはカープがある、というくらいの知識量です(試合を見に行ったことはない)。
…とはいっても、今リアルで甲子園をやっているように、高校の球児が一定数存在することはそれは既知のことで、仮にサッカー部の子でもバスケ部の子でも(あるいは卒業していても)、野球部員の子に一切触れたことがない、という方はかなり少ないのではないか、と思えるので、共感度は違っても(やはり、あの厳しさは体験していていないとわからない?)ある程度推測ないし「そうだよね」という部分は当然存在します。
一方で映画内でもあるように、一つの公立高校の野球部の大会出場を描くストーリーであり、リアルでもよく言われるように、野球に限らずスポーツ文化というのは圧倒的に私立のほうが強く(一部例外除く)、公立高校はどうしても都道府県によってある程度差はあっても、部活動という概念は存在しても「部活動より高校生は学習が一番大切」という考え方が(教育委員会など、上位組織からおりてきて)根強いので、映画内でいうように「私立高校にとってみれば公立高校のどことあたるかなんて(決勝戦でもない限り)関係がない」(裏をいえば、1回戦や2回戦で公立高校どうしでつぶしあいをしても、私立高校にとってはあまり関係がない=どこが相手でも関係がない)という部分はリアルでも存在するところで、一方で公立高校で部活動を普通にする分に関してはどうしても私立には勝てないし、公立学校というのは「部活も大切だけど、何より勉強、学業が大切」という文化に根差すので、そういった前提において「公立学校におけるそれら部活の存在意義」という高度な論点まで実は触れられています(ただ、映画内でもあるように、努力することの大切さや、所属することによって上下関係を厳しく学んでマナーを身に着ける、といった部分に焦点をあてているというように解するのが妥当)。
このような関係なので、野球のルール自体に関しては、別に詳しく触れられないし(せいぜい、「コールドゲーム」が何か、という程度しか出ない)、「野球のルールを知らないと何がなんだか不明」ということにはなりませんので、そこは安心です。
今週迷ったら、当事者の方(高校で野球部だった方)やそれに準じる方(サッカー部など)、あるいはあまり関係がないが部活動をしていた方など、幅広くターゲットになってくると思います(そもそも、今週は極端に数が少ない…)。
採点に関しては下記が気になったものの、フルスコアにしています(4.8→5.0への切り上げ)。
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(減点0.2/説明不足・現在の現状とあっていない?)
・ いくら部活動でも、暴力的行為やそれに準じるようなスパルタ教育は今日の公立高校ではまずいです(出血表現などないものの、殴られるシーンはある)。公立高校の場合は国家賠償法、私立高校の場合は民事訴訟(国家賠償法は民事訴訟の特殊類型なので、実はこの2つは同じ)になりますが、30年前ならまだしも、現在の日本(2021~2022)において、出血表現はないまでも殴るような描写はどうなのか…というのは思いました。
ただ、これも含めて(骨が折れるなど極端にすぎない範囲で)「野球部あるある」なのかという考え方はあると思うし(私は体が弱かったので(今も。そもそも手帳上2級)、スポーツ部なんて選択できなかった)、極端にムチャクチャというわけでもないので、減点対象としてもこの程度(これ一つのみでは4.5まで落ちない)というところです。
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あゝ、青春の日々よ
野球部だった方には共感とあるあるが多くあるんじゃないかな
時代錯誤な上下関係ながらも
アメとムチが絶妙で
なんかそれでも
悪くないと思う
人生、理不尽な事もあるけど
学生の時期にそれを体験しておくと
強くなれるかも!?
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