かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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聞いた事もないし話題にもなってないしなんだこのマイナーな映画と思っ...
聞いた事もないし話題にもなってないしなんだこのマイナーな映画と思っていた自分をぶん殴りたいここ最近観たアニメ映画で1番感動した
序盤は世界観がありきたりなチープな感じで面白くない臭がぷんぷん漂っていたからスマホいじりながら観ていた
だけど中盤から意外とシリアスな現代的な問題が描かれていて自然とちゃんと観ていた
そして終盤には感動すらしていた
何故だろうと思ったら原作が直木賞作家
どうりでちゃんと出来ているわけだ
退屈な前半をどうにか乗り越え最後まで観てほしい
観るの後回しにしてたけど
これは良作だと思う
わたし、今度こそ言いたい事は、言う!
喜多嶋先生
謎だらけの孤城
展開が予想できたとしてもいい話はいい話だ
子どもと一緒にAmazonPrime(有料)で見ました。
いい映画だったと思います。
叙述トリックに気付く気づかない、は有るかもしれませんが、それに気づく気づかないは関係なくいい話で、とても分かりやすく丁寧な作品だと思います。最後のクライマックスまでののんびりした展開で疲れてしまう人もいるかもしれません。クライマックスも「まぁ、そんなもんだよなぁ」と冷めた目でみる人もいるかもしれません。が、素直に感じた方がいい作品だと思います。どんな時代も、同じように苦しんでいる人がいて、で、手を差し伸べれば助け合うこともできる(そして、悲しいけど分かり合えない人もいる)
理想ですね。理想ですが、その気持ちを大事にしていけば、世の中すこしは捨てたもんじゃないって思える気がします。
たかが学校
ファンタジー!!
名匠・原恵一の手で描かれた思春期の孤像
原作辻村深月の同名小説。
監督は原恵一。
【ストーリー】
いじめにあって不登校の中学一年生・こころ。
律儀に学校の提出物を持ってきてくれる、はす向かいに引っ越してきた東条萌に、申し訳なさを感じて、窓ごしにその姿を眺める毎日だった。
その日も彼女の姿をのぞき見していると、自室の姿見が七色に光り、その中に引きずり込まれる。
そこには「オオカミ様」を自称する大人びた女子児童と、こころと同じく引きずり込まれた6人の中学生がいた。
「この城のどこかに誰にも入れない"願いの部屋"がある。その部屋に入ることができればどんな願いも叶う。ただしその部屋に入れるのはたった一人だけ」
オオカミ様は彼らを「赤ずきんちゃん」と呼び、その城で成すべき目的を語った。
天を貫く牙のような異様な形の孤島にポツンと建った西洋風の城砦で、彼らは願いの部屋を見つけられるのか。
そもそもどうしてこの7人が集められたのか。
それぞれ思春期特有の繊細な悩みを持つ彼らの、孤城での自分探しが始まる。
辻村深月のベストセラー小説を、『クレヨンしんちゃん』シリーズの劇場版で、大人の観客を獲得したあの原恵一が監督しています。
原恵一と言えば切れ味のある演出でアニメ業界では早くから注目され、樋口真嗣、細田守、新海誠など錚々たる監督たちから尊敬の言葉を送られる名匠。
持ち味である抑制の利いた演出で、この『かがみの孤城』でも説得力のあるシーンを創り出してしています。
ストーリーは入り組んでいるようでわかりやすく、与えられた謎は、やや唐突なものもありますが、いずれもミステリというほど難しくはありません。
集められた7人の仮説や悩みが提示されるたびに、皆が自分に照らし合わせて持ち帰って考える、グループカウンセリングに似た形でお話は進みます。
お城は大人社会から守られた舞台、思春期の彼らの秘密の共有の象徴です。
箱庭のような小さな城が、だんだんと彼ら「赤ずきんちゃんたち」の"居場所"になるにつれ、仲間意識がめばえ、それぞれ現実と対峙する勇気を身につけてゆきます。
日本映画の影響を指摘されることも多い原監督ですが、アニメーションならではの映像表現も多彩に備えていて、クライマックスではその手腕を存分に発揮してくれます。
熟練の職人の手による逸品、是非ともご覧あれ。
よりどころとなる孤城から
中学1年生のこころは、学校に行けなくなり部屋に閉じこもっていた。ある時、部屋の鏡が光りだし、それに吸いこまれる。そこは絶海の孤城で、オオカミの仮面をつけた少女に案内される。そこにさらに6人の中学生がいて、少女は「城のどこかにある秘密の鍵を見つけた者は、どんな願いも叶う」という。
50男は視聴対象じゃないなと思ってましたが、娘たちが何度も原作を読んだというので観賞。途中、こういうことかとネタがばれてしまいますが、最後まで楽しめました。それぞれ悩みを抱えた中学生たちの、よりどころとなる孤城。そして彼らは自らその場から成長していく、現実にそんな場所がたくさんあればいいなと思いました。
もえチャンが逞しくて笑えます。
ほぉ・・・。
劇場で何度か予告は観ていて作品の存在は知っていた。
レビュー評価も高い作品だということも知っていた。
ただ絵柄が好みではなかったのと、あらためて劇場に足を運んでみようとおもえる雰囲気の作品ではなかったため、先日放送されていた金曜ロードショーにて初鑑賞。
ちなみに原作は今作ももちろん未読。
エンディングがカットされていたらしく、公式Xで期間限定公開された【その後の風景】というものも本編鑑賞後に続けて観てみたのだけと、個人的にはとくにこれといった感動や驚きもなかった。
ふーん。あぁそう。・・・それで?
というのが正直な感想。
どのような作品でも合う合わないはあって当然だとはおもうけれど、少しながら期待していたところもあっただけに、そのハードルを大きく下回る結果となった。
多くの人には感動できる作品なのだろうとはおもう。多分。
「ここ座っていいかな?」
あんな場所が誰にでもあればいいな
ずっと原作が気になってましたが、恥ずかしながら映画になっていたなんて知らなかったです。地上波で観ました。面白かった!
ストーリー展開が新鮮でした。
不登校の中学生の話と思ってたので、あんなファンタジーだったなんて!
「鏡の国のアリス」や、「7匹のこやぎ」など児童文学が絡んでくるのも良かったです。
鏡の中に入って別世界に行けたらいいな、と思ってた昔の自分を思い出しました。
素敵なお城がドールハウスだったのは、なるほど!と。
あと、中学生や親、先生の描き方がリアルに感じました。親って不登校の子供に最初はあんな感じに接するだろうし、ああいう無神経な先生いるよな、と。こころの、大人しいけど、すごく内に秘めてる強さとか、激しさもリアルでした。
アキちゃんが幸せになってよかった。
気になったのが、ふうかと嬉野はどうなったのかということ。映像では出てなかったですよね?あと、こころにりおんの記憶があったのか、ということ。なかったのかな?ちょっとよくわかりませんでした。
しかし、いずれにしても原作が気になるので読んでみます!
原作の良さが伝わらない映画化
辻村美月はほとんどの作品を読んでいるくらい好きな作家。
かがみの孤城ももちろん読んでいる。
今回はアニメ映画版がTVで放送されるとことで3度目の視聴。
作画も良いし、豪華声優陣も頑張っているし、主題歌は優里。
映画会社もかなり気合が入っていたと思うのだが...
『原作を読んでいない人にはよくわからない作品だろうな』という当初の印象は変わらなかった。
『オオカミ様は何がしたかったのか?』
原作の肝とも言える部分なのだが、映画を観ただけの人では正確に説明できないだろうね。
まぁ、原作は文庫上下巻の長い話だから仕方が無いのだが、そういう意味では本当に残念。
現実的には難しいかもしれないが、長い原作なんだから3部作にするとか、テレビアニメでワンクールやってから総集編的な映画を作るとかして欲しかったと思う。
やっぱり、小説やマンガの映像化は難しい。
昨日のテレビを観た人が、SNSなどで原作者に対して『つまらなかった』『意味がわからなかった』と攻撃的なコメントをするようなことがないことを願いたい。
迷える赤ずきんちゃん
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