かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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良い作品だが...
原作未読。
原作が話題作なだけあって、ストーリー展開や結末はよくまとまっていた。
一方でいくつかの演出部分が物語の足を引っ張ってしまっている。
まずは音響や効果音。劇中音楽や効果音の選択、タイミングのズレはもう少し何とかならなかったか。
次に一部シーンの作画の違和感だ。全体的に作画は安定していたが、終盤の階段のシーンでキャラの動きと背景がずれており、非常に気になってしまった。
全体的に良作の範疇に入るかとは思うが、オススメするかと言われると難しい。
何せ時期が悪い。
家族連れに薦めるなら「すずめの~」、
中高年なら「ラーゲリ~」、
アクション好きなら「アバター」、
アニメ好きでも、まずは前述の「すずめの~」か「スラムダンク」だろう。
結果的に原作ファンか、上記作品を既に視聴済みの方にしか薦められないのかもしれない。
p.s.リオンはわかる。アキはなぜ?
かなり、感動!!
イジメで不登校になったこころが、ある日鏡を通って迷い込んだ『かがみの狐城』そして現れるオオカミさま!
他の子供たち6人とともに、カギ探しを始めるも……?
かなり、感動しました。そして、イジメを題材に取り込んでキツイところもありますが、感じのいい終わり方で良かったです。
優しいファンタジーミステリー
エンドロール後に何か欲しかったけど大満足✌️
原作は未読。予告を見て気になるもタイミング的にキツイかなと思ったけど何とか鑑賞
で無理してでも見て良かったです😁
パンフやグッズも買いましたし😆
見る前はやや子供向けな作りかなと思ってたけど、大人が見ても満足できる
謎のところも(紅茶のシーンで)推理して思ったとおりになったけど、むしろそうなって欲しいと思ったので満足できた
ただリオンの存在が自分の中では推理するのにミスリードさせられ、逆に楽しく
オオカミに襲われるシーンは子どもが見たら怖いかなと思うけど好き
鍵の在り処やヒントとなった絵とのつながりが自分には分からなかった(絵の作者が誰かだった?)
個人的には全員がこころと何かしら繋がる存在だと思ってたけど、そこは意外な結果に……だからフウカとウレシノのその後とか気になる
原作ではその描写があるのだろうか?
あと入場者特典のポストカード?はみんな一緒なのだろうか?
①こころ、リオン、アキ(キタジマ先生)②マサムネ、ナガヒサロクレンの2枚でした
マサムネがもうコナンくんだし、あのセリフには…ニヤリ😉
アキの義理父?に襲われそうになるところは個人的に違うものにして欲しかったかなぁ🤔あのシーンは小学生とかが見て……とやや不満
城での生活にワクワクもしたし、子どもたちの悩みやその時々の感情が伝わり自然に涙が流れた
こういった作りの作品は毎度起源が分からなくなるけど、終わり方もキレイにまとまってたかなと思うし変にこころ主体しすぎない、恋愛に発展しすぎない辺りも良く大満足な映画でした。
良作を台無しにする人たち
この作品の設定にある色んな問題を抱えた子供達の件は、実は今の自分の仕事関係にワリと近い事情だったので少し驚きました。もっとも自分の場合は主に発達障害などを持つ人達が対象なので全然畑違いですが‥‥。
そんな色んな事情や原因で、同じ境遇の子供達7人を集めて何やら始まる訳ですが、ところでナゼ彼らだったのか(7の数字にまつわる部分)、そこに集めた理由や目的、そしてナゼ “孤城” なのかの様々な “WHY?” はありますが、それらはラストシーンでオオカミの被り物を取った少女の一言を始め、よしなに脳内補完できれば全体のストーリーはナカナカいい感じの物語です。
ただその肝心の部分はよく解らず仕舞いでしたが、恐らく原作には細かい所も表現がなされてて、原作誘導の意図もあるのでは?と思いました。
伏線を落としてソレを回収、そして手のひらを返したり切り替えしたりして内容に巧くメリハリとコントラストを付け、またダレる事のないテンポとリズム、押したり引いたりなどそう言ったストーリーの紡ぎと織り上げは巧く出来ていますし、ワリと面白い内容だと思います。
ですが、封切り前の予告PVを何度も観てきた際に薄々感づいてましたが、やっぱり中の人がダメ。しかも今回は主要メンツに結構な食い込み方をしていて、極端な話『あれ? 西片クンが居る?』くらいの勢いで本業職人が肩身が狭そうな‥‥。
実際コレは監督のせいでもなければ、タレントモデル女優ら本業外の中の人のせいでもないでしょう。諸悪の根源はビジネスのためにチカラでねじ込んでくる製作委員会の利権者・日テレと松竹やプロデューサー、広告代理店などなのかも知れません、その辺の手綱を握ってる訳ですし‥‥。
でもまァ彼らとしては、彼らが居なければこの作品を鑑賞できなかった訳ですし、感謝ぐらいしろと言うかも知れません。ですがこちとらレイトで1,400円とは言え金払ってる訳ですから、不評の一つも言う権利はありますw
と言う訳なので、かなり厳しい評価と致しました。
それにしても、幾ら声優が本業でないとしても、アフレコを続けていれば周囲の本業の人の助言などもあるでしょうから、少しづつ波に乗りかける位には聞こえなくもないですが、オオカミ様だけは徹頭徹尾ナントカカントカでした。
また、こう云う作品こそ “実写” でやるべきでは? と思いました。身も蓋もないオチで恐縮ですが、この作品をナゼわざわざ劇場アニメで制作したのか理由が解りません。別段難しいアクションとか実写で表現できないシーンとか全く無いと思いますし、アニメですと現実社会の問題を対岸視され、若い世代や初期段階からの意識を呼びにくい気がします。
傷ついた心に寄り添う
いじめや家庭環境から不登校になった被害者の子どもたちの、傷ついた心に寄り添うような映画でした。
作画的にはさほどすごくはないのだが、辻村深月らしい問題意識と、原監督らしい『カラフル』のベクトルに近い作り。
そこには「加害者が悪いのであり、被害者は悪くない」という強いメッセージを感じました。
観た直後は、終わり方がいろいろ微妙に感じたんですが、入場特典が「続き」になっていて、それで完結していたことにちょっと感動してしまったのでした。
丁寧に伏線回収をする良作(正確には評価4.2)
初日に行くほど楽しみにしていた作品ではなかったのですが楽しめました!
大きく3つ驚きポイントがあったと思います。
本作はかなり丁寧に伏線がばらまかれているので気づく人が多そう。
・1つ目
本作品の大筋である鍵の場所。
これだけは気づきませんでした。しかし、振り返ってみれば勘のいい人なら気づいた気がします(7人やオオカミの仮面やバツ印の場所などで、リオンの「フェイク」発言など)
・2つ目
時間軸のズレ。
真っ先に思ったのですが「パラレルワールドだ!!!」と来て!?となりました笑
・3つめ
オオカミさまの正体
どこで思ったのか覚えていませんが、まぁなんとなく思いました
恐らくギャグシーンだったはずの某探偵の決めゼリフで笑いを通り越してざわつきでした(笑い合いたかった)
残念ポイント
・音楽の使い方が微妙。劇場施設の問題なのかちょっとうるさすぎるところが何ヶ所か
・オオカミさまはプペルと被ってしまってミスキャストかなぁ…(上手いんだけど)
・安直かもしれませんがラストに全員が集結あるいはすれ違った方が個人的には好みです
↑入場者特典を見る前にレビューを書いたのでこんなこと書いたけど入場者特典がその役割を果たしてましたね…笑
それぞれの一歩
世代に関係なく楽しめる映画でストーリーが秀逸
アニメーションは門外漢な私
私、アニメーション作品は映画を年に数本程度。なのでこのジャンルについては完全に門外漢だと自覚しております。また、原監督と言えば「クレしん映画」ということくらいは存じておりますが、正直「クレしん映画」は一作も観ていないのが現状です。今回はそれを前提に「一映画ファン」としての評です。(一応、原監督作品(アニメーション)について、『カラフル』以降の映画3作品は観ています。)
まずは設定について、観ていて「そうかな」と思うところは案外外れなく、ただ特に細かい部分ですが理解できない(し難い)ことも少なくありません。良くも悪くもアニメーションや漫画にありがちな説明のつかない強引さを感じますが、これは別に評価を下げるほどは気になりません。実写なら「荒唐無稽」と切り捨てるでしょうが、むしろ「寄り添いたい」気分でいるくらい。全く鼻につきません。
むしろ驚いたのがキャラクターたちのリアリティを感じる背景の掘り下げと表現方法。色々を「謎」で覆いつつ、話の展開と共に小出しにされる少年少女の日常から、終盤における怒涛の謎解きで驚きとともに、じんわりと感動します。(比べる対象ではないのかもしれませんが)新海作品のような「エモーション」で泣かせるような軽薄さはありません。
題材もキャラクターも、手法もあくまで古典なのに、表現力は現代的でこれぞ「原ワールド」に仕上がっている気がします。(やはり「クレしん」も観ないといけないんだろうな。。)
年齢を選ばず各世代がいろいろ考えながら観るだろう、とても素晴らしい作品だと思います。秀作です。
小説
【”苛め、様々なトラウマを乗り越えろ!”孤城に集められた7人の若者達の悩みや関係性が徐々に明らかになって来る中後半のプロセスに引き込まれる作品。哀しく切なくも、希望溢れるラストは心に沁みます・・。】
ー 序盤は、こころが同級生から謂れなき苛めを受け、学校に行けなくなっているシーンが続き、心重く鑑賞。だが、後半にかけて、ドンドン巧みな物語構成に引き込まれて行く。-
◆感想(原作を読んでいるが、当たり前だが、映画の感想を記す。)
ー 随所で明らかになる、物語構成の巧みさ。ー
・集められた7人は、劇中にもあるように”パラレルワールドから・・、”と思わせての7年の時間軸を経て集められたという設定。
・グリム童話の「狼と7匹の子山羊」との関連性。
- こころが、唯一の友人の家に掛かっていたグリム童話の絵を見ながら”×”を見つけて行き、”鍵”に辿り着くシーンは、秀逸である。-
・7人の若者が、夫々苛めやセクハラ、過剰な親からのプレッシャーなどトラウマを抱えている点を、最後半7人の関係性を時系列で表す事で、彼らが時空を越えて繋がって行く姿。
- 特に、1991年に中3だったアキが大人になって、苛められている人のカウンセラーになって居る姿は、心に沁みたなあ。
こころが一番頼りにしていた人が、彼女が必死になって”鍵”を探し、蘇らせた人であったのであるから・・。
そして、彼女はその後年を取ってもカウンセラーを続け、苛めに会っている仲間に寄り添い、癒しているのである。-
・オオカミさまの本当の姿が明らかになるシーンは、とても沁みる。
- 7年刻みの中で、唯一空白の年。そして、リオンが皆が鏡を通って戻った後に一人残り、オオカミさまに掛けた”亡き姉への言葉と願い”。
そして、その答えは、”善処しよう・・”。
病床のドールハウス、幼きリオンがその中に置いたオルゴール。-
<今作は、かがみの孤城で心を通わせた男女7人の、苛めやトラウマを乗り越えて行く再生の物語であり、時空を越えて人と人とが助け合う物語でもある。
物語構成の秀逸さも、とても効果的な良き作品でもある。>
彼らにしか理解できない、彼らだけの悩み。
まず、集められた7人が全て中学生である、という設定が良かった。大人になりきれない彼らだからこそ、大人からすれば些細な物事に思い悩む。それは彼らがまだまだ小さな世界に生きているからこそ持つ苦痛だ。けれど、同じ苦痛を持つ仲間がいれば、世界は変わるのかもしれない。そんな、希望のある作品だった。
ただ、所々物語に合っていない音楽が流れていたのが気になった。
ファンタジーや謎解きとしても楽しめるが、リアルなエピソードだけで十分に感動的な物語になったのでは?
異世界での宝(鍵)探しの話なのかと思っていたら、不登校やイジメの問題が主たるテーマになっていて、予想外に重たい話であることに驚いた。
アニメーションとして製作されたのも、ファンタジーだからという理由だけではなく、これを実写にすると、生々しくて陰惨な話になってしまうからだということで、合点がいった。
その一方で、鍵の在処や城に集められた子供たちの謎が一気に明らかになるラストでは、ファンタジーとしての面白さも楽しめるようになっている。
ただし、不登校の子供たちのシェルターのような役割を担う「孤城」は、劇中にも出てくるフリースクールに置き換えることができるだろうし、主人公は、母親にも、先生にも十分に恵まれていると思えるので、わざわざファンタジーや謎解きの話にしなくても良かったのではないかとも思えてしまう。
現実世界で、転校していくクラスメートと和解できた時点で、主人公は、前を向いて生きていけるようになったのだろうし、ここがラストでもよかったのではないかとさえ思えるのである。
君はひとりじゃない!今年の映画で初涙。特典は鑑賞後に見よう。
原作未読。ヒロインのこころが不登校から始まり、ある日、鏡の向こうの弧城にワープする物語です。
こころ役に16歳の等身大の當真あみちゃん、オオカミさま役は芦田愛菜さんです。
まず、當真あみちゃんの声がこころの自信なさそうな態度にピッタリです。数多くの人からオーディションに選ばれただけのことはありますね。すんなり感情移入できました。
「オオカミさまは誰?」「願いを叶える鍵はどこ?」等、ミステリー要素があるため、終始引き込まれました。
この物語は、不登校をキーワードにし、社会から隔離された子の心情を丁寧に描いていました。社会人でも、無職や引きこもりの方もいると思います。そんな人たちなら特に共感できると思います。
物語の最後のオオカミさまの真相に涙が溢れました。
感動系の映画では、今年一番だと思ったほどです。
追記 原恵一監督の「河童のクゥと夏休み」も好きな映画です。
予想以上に面白かった(*^ω^*)。オススメです。
伏線回収回収回収
素晴らしかった
小説もずっと前から読んでみたいと思っていたのだけど、原作を知っていると答え合わせのように見てしまうため、読んでいなくて新鮮に感動することができてとてもよかった。お話が面白いし、登場人物もすごくいい。
アキが彼氏ができて、おばあちゃんに会わせる時に、彼氏がすごく迷惑そうな顔をしている場面に、うっ……となる。それは若者が彼女のおばあちゃんに会ったって楽しくもなんともないし、自然なことだ。しかしアキにとってはとても大切なおばあちゃんで、そんな気持ちを汲んであげられるような子に、うちの子は育って欲しいと考えていたら泣けてしまう。
うちの長男は不登校気味の気質があるため、この映画をもし一緒に見たら、不登校もありだと思ったら困ると考えて誘わなかったのだけど、不登校のつらさを存分に描いていてむしろ一緒に見るべきだ。
他にも、僕自身学校や社会を嫌ってこもっていた時期もあり、ありとあらゆる方向から心に突き刺さる映画だ。何よりまず第一に面白いし何度でも見たい。
ラストの疾走感が好き
試写会で高1と鑑賞。
原作を娘は上巻だけ、私は全部読み終わってからの参戦。
不登校がテーマ、というか話の大きな軸なのだけど、色々考えさせられた。
もちろん出てくる子どもたちは皆んな大変繊細なのだけど、色んな親子関係とそれぞれの問題点も透けてみえて、自分に置き換えてチクチク痛いところもある。
原作がすごく面白くて好きだったので、ちょっと観るのが怖かったけど想像以上に良かった。
原作も映画もリオン推し!!
こんな男の子が現実にもいたらなぁ。
ラストまでの扉がバンバン開いていくような展開の疾走感が好き。
とてもアニメ向きな原作だったのではと思う。
原作は中高生におすすめな感じだったけど、試写会場には小学生も何人かみたな。
幅広い年齢で楽しめると思います。
皆様冬休みの思い出作りにご家族で是非ご鑑賞ください。
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