かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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原作未読。 小説であるからこその叙述トリックをアニメする辛さのよう...
原作未読。
小説であるからこその叙述トリックをアニメする辛さのような感じを、ところどころ垣間見るが、作品としては傑作だと思う。
学校にイジメ解決能力は皆無だという話。
イジメやハラスメントを乗り超えるトリセツを知りたく無いですか‼️❓
この映画のイジメやハラスメントは、犯罪そのもので、それぞれが本当に存在する、リアルそのものです。
その多くは自殺に追い込まれ、闇に葬られています。
そして学校や教育委員会、児童相談所、行政機関の多くは隠蔽し、加害者に加担しています。
それならどうするか。知り合いの弁護士によると、加害者を殺すくらいの覚悟で戦うしか、術はありません。
でも、それは困難ではありません、声を上げれば必ず助ける人たちはいます、必ず。
この映画はファンタジーのテイですが、現実にも、助ける人はいます。
毅然として、正しく、前を向き、ヒロインのように生き抜けば、明るい未来がある。
パラレルワールドやタイムマシンでは無くリアルタイムで希望はあります。
加害者は優しく弱い人を狙い撃ちするのです。
だから、この映画のように苦しくても怖くても逃げずに立ち向かうのです。
悪を懲らしめ、生きる希望を掴むために、是非。
びっくりするほど良作、ネタバレ無しで鑑賞を
予告から、小学生のおとぎ話かと思っていたら、評価が高いので、今週末はこの作品から鑑賞です。
途中、ウルウルしながら見ていて、あるところで嗚咽レベルの急な波がありました。ネタバレ厳禁かと。
前情報はほぼ無しで鑑賞がオススメです。
感想書くとネタバレしそうですが、思っていたおとぎ話のようでもありますが、中身はもっと深刻な問題を扱っています。
正直、途中でストーリーのキー部分に気が付きましたが、それでも、嗚咽しそうになりました。
予想通りの進行なのに、あれほど感動してしまうとは。
本当の主役はあの人とあの人というですね。
何とも、観る前と観た後ではここまで印象が違うとは。
最後は何個か連続で、、、見応えがあった。
唯一文句があるのは声優ですが、前情報がほとんど無かったので、オオカミさまと藤森先生以外は誰か分からなかった。ちょっと違和感を感じつつ、あんまり気になりませんでした。芦田愛菜や北村匠海は俳優としても好きですが、声優の才能の高い方が多いですね。
小学生や中学生はもちろんですが、大人も楽しめる上質なおとぎ話です。
アニメは
見ないのだが、スライムダンクを観ちゃったので、
これも別日で見た。
原作は手にとって数ページ読んだけど、そのまま。
イジメ、児童虐待?親子間の問題・犯罪、不登校。
実際、学校の担任に期待してもいじめが起きている段階で、期待する方が間違い。
ポンコツだからそうなる。
真実は一つはよけい。
芦田愛菜は、あっていたのか?好きだけど、この役は?
読書家の彼女は原作読んでいるけど、お願いしたのかな?
まあ、良い映画だと思います。
悩み多き若者へ
2018年には本屋大賞も受賞し、発刊以来ベストセラーとして、現在も尚、揺るぎない人気を博している、辻村深月の長編ファンタジー小説のアニメ映画化。中・高校生の課題図書のようなストーリー展開だが、辻村氏独特のファンタジーな世界観と共に、思春期の少年少女の揺れ動く心の様を、原恵一監督が、心に熱いモノが込み上げてくるような感動的な展開で描いている。
主人公は、中学入学早々にいじめのターゲットとされ登校拒否に陥った安西こころ。友達や先生とも距離を置き、部屋に籠もる生活。そんなある日、こころの部屋の鏡が眩く光を放ち出す。そっと触れてみると、吸い込まれるように鏡の世界に・・・。その先には広い海の真ん中に佇む古い城が目の前に現れ、それと同時に、こころを含めて同じような境遇の7人の中学生が集められていた。
そこに現れたのが、真っ赤なドレスを着ているが、顔には狼の面をかぶった不思議な少女。城の案内人ごとく、7人にその城でのルールや集められた目的を話し出す。そして、この城の中にある秘密の扉の鍵を3月30日までに探せば、願い事を叶えるというもの。何故、この7人が城に集められたのか? また、狼少女の真の目的は何? 様々な謎が謎を呼びながら、7人の友情や心の成長が試されていく。
アニメは基本的にはあまり観ないが、本作は、原作にも感動し、映画化もされるのじゃないかと期待していたので、公開を楽しみにしていた作品。その期待に十分応えてくれており、謎がすべて明かされ、全てが繋がるラスト・シーンでは、原作以上の感動的な演出や展開に、女子中高生の観客が多かった中で、オジサンとしては、しゃくりあげる涙を抑えるのが大変だった(笑)
新海作品の様な、映像美の素晴らしさもない。『鬼滅の刃』のような派手なアクションも無い。『スラム・ダンク』のような、感動的なスポーツシーンも無い。どこにでもいる普通の少年少女が不登校になったシチュエーションではあるけれど、一人一人の心の襞に寄り添い、内に秘めた心の叫びを訴えてくるところに、誰もが共感できるこの作品の素晴らしさがあると思う。
主人公のこころ役に抜擢された富真あみは、声優初挑戦ながら、心を閉ざし、揺れ動くこころのか細さを上手に演じていた。その他にも、北村匠海、高山みなみ、梶裕貴、麻生久美子、宮崎あおい、そして、謎の城の狼少女には芦田愛菜と、実力のある声優、俳優陣が脇を固め、バックアップしている。
思春期の中で、様々な壁や人間関係に悩み、苦しんでいる若者に、新たな一歩を踏み出す為の勇気を与えてくれる作品になればいいなと思う。
良い作品だが...
原作未読。
原作が話題作なだけあって、ストーリー展開や結末はよくまとまっていた。
一方でいくつかの演出部分が物語の足を引っ張ってしまっている。
まずは音響や効果音。劇中音楽や効果音の選択、タイミングのズレはもう少し何とかならなかったか。
次に一部シーンの作画の違和感だ。全体的に作画は安定していたが、終盤の階段のシーンでキャラの動きと背景がずれており、非常に気になってしまった。
全体的に良作の範疇に入るかとは思うが、オススメするかと言われると難しい。
何せ時期が悪い。
家族連れに薦めるなら「すずめの~」、
中高年なら「ラーゲリ~」、
アクション好きなら「アバター」、
アニメ好きでも、まずは前述の「すずめの~」か「スラムダンク」だろう。
結果的に原作ファンか、上記作品を既に視聴済みの方にしか薦められないのかもしれない。
p.s.リオンはわかる。アキはなぜ?
かなり、感動!!
イジメで不登校になったこころが、ある日鏡を通って迷い込んだ『かがみの狐城』そして現れるオオカミさま!
他の子供たち6人とともに、カギ探しを始めるも……?
かなり、感動しました。そして、イジメを題材に取り込んでキツイところもありますが、感じのいい終わり方で良かったです。
優しいファンタジーミステリー
辻村深月原作という事で観に行った。
集められた7人がそれぞれに問題を抱えてて、不登校になっている。
表現的に子供も見るからか、いじめや虐待シーンはだいぶ柔らか目に描かれてる気がした。
謎解きにさほど驚きは無いけれど、ラストはなんだか泣けたね。
転校生の子のクールさに救われる。
エンドロール後に何か欲しかったけど大満足✌️
原作は未読。予告を見て気になるもタイミング的にキツイかなと思ったけど何とか鑑賞
で無理してでも見て良かったです😁
パンフやグッズも買いましたし😆
見る前はやや子供向けな作りかなと思ってたけど、大人が見ても満足できる
謎のところも(紅茶のシーンで)推理して思ったとおりになったけど、むしろそうなって欲しいと思ったので満足できた
ただリオンの存在が自分の中では推理するのにミスリードさせられ、逆に楽しく
オオカミに襲われるシーンは子どもが見たら怖いかなと思うけど好き
鍵の在り処やヒントとなった絵とのつながりが自分には分からなかった(絵の作者が誰かだった?)
個人的には全員がこころと何かしら繋がる存在だと思ってたけど、そこは意外な結果に……だからフウカとウレシノのその後とか気になる
原作ではその描写があるのだろうか?
あと入場者特典のポストカード?はみんな一緒なのだろうか?
①こころ、リオン、アキ(キタジマ先生)②マサムネ、ナガヒサロクレンの2枚でした
マサムネがもうコナンくんだし、あのセリフには…ニヤリ😉
アキの義理父?に襲われそうになるところは個人的に違うものにして欲しかったかなぁ🤔あのシーンは小学生とかが見て……とやや不満
城での生活にワクワクもしたし、子どもたちの悩みやその時々の感情が伝わり自然に涙が流れた
こういった作りの作品は毎度起源が分からなくなるけど、終わり方もキレイにまとまってたかなと思うし変にこころ主体しすぎない、恋愛に発展しすぎない辺りも良く大満足な映画でした。
良作を台無しにする人たち
この作品の設定にある色んな問題を抱えた子供達の件は、実は今の自分の仕事関係にワリと近い事情だったので少し驚きました。もっとも自分の場合は主に発達障害などを持つ人達が対象なので全然畑違いですが‥‥。
そんな色んな事情や原因で、同じ境遇の子供達7人を集めて何やら始まる訳ですが、ところでナゼ彼らだったのか(7の数字にまつわる部分)、そこに集めた理由や目的、そしてナゼ “孤城” なのかの様々な “WHY?” はありますが、それらはラストシーンでオオカミの被り物を取った少女の一言を始め、よしなに脳内補完できれば全体のストーリーはナカナカいい感じの物語です。
ただその肝心の部分はよく解らず仕舞いでしたが、恐らく原作には細かい所も表現がなされてて、原作誘導の意図もあるのでは?と思いました。
伏線を落としてソレを回収、そして手のひらを返したり切り替えしたりして内容に巧くメリハリとコントラストを付け、またダレる事のないテンポとリズム、押したり引いたりなどそう言ったストーリーの紡ぎと織り上げは巧く出来ていますし、ワリと面白い内容だと思います。
ですが、封切り前の予告PVを何度も観てきた際に薄々感づいてましたが、やっぱり中の人がダメ。しかも今回は主要メンツに結構な食い込み方をしていて、極端な話『あれ? 西片クンが居る?』くらいの勢いで本業職人が肩身が狭そうな‥‥。
実際コレは監督のせいでもなければ、タレントモデル女優ら本業外の中の人のせいでもないでしょう。諸悪の根源はビジネスのためにチカラでねじ込んでくる製作委員会の利権者・日テレと松竹やプロデューサー、広告代理店などなのかも知れません、その辺の手綱を握ってる訳ですし‥‥。
でもまァ彼らとしては、彼らが居なければこの作品を鑑賞できなかった訳ですし、感謝ぐらいしろと言うかも知れません。ですがこちとらレイトで1,400円とは言え金払ってる訳ですから、不評の一つも言う権利はありますw
と言う訳なので、かなり厳しい評価と致しました。
それにしても、幾ら声優が本業でないとしても、アフレコを続けていれば周囲の本業の人の助言などもあるでしょうから、少しづつ波に乗りかける位には聞こえなくもないですが、オオカミ様だけは徹頭徹尾ナントカカントカでした。
また、こう云う作品こそ “実写” でやるべきでは? と思いました。身も蓋もないオチで恐縮ですが、この作品をナゼわざわざ劇場アニメで制作したのか理由が解りません。別段難しいアクションとか実写で表現できないシーンとか全く無いと思いますし、アニメですと現実社会の問題を対岸視され、若い世代や初期段階からの意識を呼びにくい気がします。
傷ついた心に寄り添う
いじめや家庭環境から不登校になった被害者の子どもたちの、傷ついた心に寄り添うような映画でした。
作画的にはさほどすごくはないのだが、辻村深月らしい問題意識と、原監督らしい『カラフル』のベクトルに近い作り。
そこには「加害者が悪いのであり、被害者は悪くない」という強いメッセージを感じました。
観た直後は、終わり方がいろいろ微妙に感じたんですが、入場特典が「続き」になっていて、それで完結していたことにちょっと感動してしまったのでした。
丁寧に伏線回収をする良作(正確には評価4.2)
初日に行くほど楽しみにしていた作品ではなかったのですが楽しめました!
大きく3つ驚きポイントがあったと思います。
本作はかなり丁寧に伏線がばらまかれているので気づく人が多そう。
・1つ目
本作品の大筋である鍵の場所。
これだけは気づきませんでした。しかし、振り返ってみれば勘のいい人なら気づいた気がします(7人やオオカミの仮面やバツ印の場所などで、リオンの「フェイク」発言など)
・2つ目
時間軸のズレ。
真っ先に思ったのですが「パラレルワールドだ!!!」と来て!?となりました笑
・3つめ
オオカミさまの正体
どこで思ったのか覚えていませんが、まぁなんとなく思いました
恐らくギャグシーンだったはずの某探偵の決めゼリフで笑いを通り越してざわつきでした(笑い合いたかった)
残念ポイント
・音楽の使い方が微妙。劇場施設の問題なのかちょっとうるさすぎるところが何ヶ所か
・オオカミさまはプペルと被ってしまってミスキャストかなぁ…(上手いんだけど)
・安直かもしれませんがラストに全員が集結あるいはすれ違った方が個人的には好みです
↑入場者特典を見る前にレビューを書いたのでこんなこと書いたけど入場者特典がその役割を果たしてましたね…笑
それぞれの一歩
不登校の少年少女たちが摩擦や葛藤を繰り返しながら、それでもそれぞれの一歩を踏み出す物語。
そこにSF、ミステリ要素が、その混ざりあい方が、好み。
大きな仕掛けには、特に彼女の足元で中盤に気付けたけど、伏線の回収の仕方も好きだった。
真田さんの芝居もキツさがすごく良かった。強いスパイス。
良い作品が楽しめた。
追記:自宅に戻って見た特典にグッと来ました。
世代に関係なく楽しめる映画でストーリーが秀逸
予告編を見た時は若者向けの映画かな?と思いました。
私はいわゆるおじさん世代なのでこの映画は観ないつもりでいたんですが、でも何か惹かれるものがあったのでやはり観る事にしました。
結論から言えばこの映画は世代に関係なく楽しめる映画です。
本屋大賞に選ばれるだけあって、とにかくストーリーが秀逸です。
後半のネタ晴らしは「あー、なるほど、そういうことだったのか」と思わせる展開で良かったです。
私は鈍い人間なので予想すらできませんでした。
これ映画はさすがに実写版は無理があるかな。アニメだからこそ映画化できた作品だと思います。
アニメーションは門外漢な私
私、アニメーション作品は映画を年に数本程度。なのでこのジャンルについては完全に門外漢だと自覚しております。また、原監督と言えば「クレしん映画」ということくらいは存じておりますが、正直「クレしん映画」は一作も観ていないのが現状です。今回はそれを前提に「一映画ファン」としての評です。(一応、原監督作品(アニメーション)について、『カラフル』以降の映画3作品は観ています。)
まずは設定について、観ていて「そうかな」と思うところは案外外れなく、ただ特に細かい部分ですが理解できない(し難い)ことも少なくありません。良くも悪くもアニメーションや漫画にありがちな説明のつかない強引さを感じますが、これは別に評価を下げるほどは気になりません。実写なら「荒唐無稽」と切り捨てるでしょうが、むしろ「寄り添いたい」気分でいるくらい。全く鼻につきません。
むしろ驚いたのがキャラクターたちのリアリティを感じる背景の掘り下げと表現方法。色々を「謎」で覆いつつ、話の展開と共に小出しにされる少年少女の日常から、終盤における怒涛の謎解きで驚きとともに、じんわりと感動します。(比べる対象ではないのかもしれませんが)新海作品のような「エモーション」で泣かせるような軽薄さはありません。
題材もキャラクターも、手法もあくまで古典なのに、表現力は現代的でこれぞ「原ワールド」に仕上がっている気がします。(やはり「クレしん」も観ないといけないんだろうな。。)
年齢を選ばず各世代がいろいろ考えながら観るだろう、とても素晴らしい作品だと思います。秀作です。
小説
辻村深月先生の本が大好きで全作品もっていますがその中でも1番好きな作品で、アニメ化と聞いてすぐ見に行きました。
原作通りで、【毎日戦っている】っと大人になったアキが言った時は小説でも号泣しました。
考えさせられる映画です。
【”苛め、様々なトラウマを乗り越えろ!”孤城に集められた7人の若者達の悩みや関係性が徐々に明らかになって来る中後半のプロセスに引き込まれる作品。哀しく切なくも、希望溢れるラストは心に沁みます・・。】
ー 序盤は、こころが同級生から謂れなき苛めを受け、学校に行けなくなっているシーンが続き、心重く鑑賞。だが、後半にかけて、ドンドン巧みな物語構成に引き込まれて行く。-
◆感想(原作を読んでいるが、当たり前だが、映画の感想を記す。)
ー 随所で明らかになる、物語構成の巧みさ。ー
・集められた7人は、劇中にもあるように”パラレルワールドから・・、”と思わせての7年の時間軸を経て集められたという設定。
・グリム童話の「狼と7匹の子山羊」との関連性。
- こころが、唯一の友人の家に掛かっていたグリム童話の絵を見ながら”×”を見つけて行き、”鍵”に辿り着くシーンは、秀逸である。-
・7人の若者が、夫々苛めやセクハラ、過剰な親からのプレッシャーなどトラウマを抱えている点を、最後半7人の関係性を時系列で表す事で、彼らが時空を越えて繋がって行く姿。
- 特に、1991年に中3だったアキが大人になって、苛められている人のカウンセラーになって居る姿は、心に沁みたなあ。
こころが一番頼りにしていた人が、彼女が必死になって”鍵”を探し、蘇らせた人であったのであるから・・。
そして、彼女はその後年を取ってもカウンセラーを続け、苛めに会っている仲間に寄り添い、癒しているのである。-
・オオカミさまの本当の姿が明らかになるシーンは、とても沁みる。
- 7年刻みの中で、唯一空白の年。そして、リオンが皆が鏡を通って戻った後に一人残り、オオカミさまに掛けた”亡き姉への言葉と願い”。
そして、その答えは、”善処しよう・・”。
病床のドールハウス、幼きリオンがその中に置いたオルゴール。-
<今作は、かがみの孤城で心を通わせた男女7人の、苛めやトラウマを乗り越えて行く再生の物語であり、時空を越えて人と人とが助け合う物語でもある。
物語構成の秀逸さも、とても効果的な良き作品でもある。>
彼らにしか理解できない、彼らだけの悩み。
まず、集められた7人が全て中学生である、という設定が良かった。大人になりきれない彼らだからこそ、大人からすれば些細な物事に思い悩む。それは彼らがまだまだ小さな世界に生きているからこそ持つ苦痛だ。けれど、同じ苦痛を持つ仲間がいれば、世界は変わるのかもしれない。そんな、希望のある作品だった。
ただ、所々物語に合っていない音楽が流れていたのが気になった。
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