「設定や伏線回収は素晴らしいのだけど…」かがみの孤城 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
設定や伏線回収は素晴らしいのだけど…
原作未読。
タイトル通り、ストーリー展開は文句なしです。辻村さんの小説は読んだことないのですが、俄然興味が湧きました。
ただ、思春期の子どもたち(しかも特に複雑な事情を抱えた子たち)がメインの割には、やけに演出が抑え気味。
落ち込む場面はいいのですが、感情が高ぶる場面でも同じ調子なので、なんだか微妙に白けてしまいました…
声の演技が全体的にやはり…なのも拍車をかけています。
決して下手とかじゃないんですが、やっぱり、なんか声に乗ってる感情の度合いが本職とは違うなぁと…
音楽だけは妙に張り切ってて、これがまた空回り気味。
メッセージ性も良く、良作なのは間違いないのですが、演出や演技次第でもっともっと良く出来たのでは?
なんか惜しい!という気持ちから、スコアはちょい厳しめに。
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