「原作は読まずストレートに映画だけで評価します」かがみの孤城 ゆうたさんの映画レビュー(感想・評価)
原作は読まずストレートに映画だけで評価します
ストーリーは自分好みのストーリーでした。
面白かったかと言われれば面白かったです。
謎な部分は、なぜ鏡が光ったのか。
孤城はどういう仕組みで出来上がったのか。
時代を分けるのに、なんでそんなに幅を取ったのか。
ですかね。
スタートはよくあるいじめの問題かなと思っていたんですが、それぞれのキャラクターがそれぞれの問題を抱えて理由はいじめでも、そのいじめに至った理由も違い、少し共感をする方とそうでない方でかなり二分されてしまう感じがします。
はっきり言うと作者の伝えたい思いは何だったのかが、さっぱり分かりませんでした。
どんな時代にもいじめが無くならないことを嘆いたのか?
だとすれば井上あきこの存在はなんだったのか。
井上あきこは未来に生きる孤城のメンバーに関わっていくが、解決出来たのか?
結局いじめの問題を解決出来ていないのであれば、井上あきこが孤城に入ることも、他メンバーに関わることも、存在意義が無い気がする。
色々と言いたいところはあるが、ただのアニメーション映画として観る分には良いも悪いもない感じです。
しかし、ラストが色々と考察できそうな内容になっていたので、面白かったです。
特に理音の記憶がどこまで残っていて、こころに接したのか。
おねぇちゃんの存在は消えてしまったのか。
主役はこころではなく理音だったなと思いました。
ただ、上映する時期がある悪すぎましたね。
アニメーション映画だけでかなりのビッグタイトルが上映されてる中、この映画は評価が低くなってもしょうがないかなぁと思います。
て思っていたが、案外高評価だったのでビックリです。
アニメーションの質はスラムダンクやすすめの戸締りには劣るし、注目度や告知にしても、他の映画には劣っていると感じます。
それが、キャストやスタッフのモチベーションから来ている気がします。
高山みなみがコナンの台詞を言ってしまうのは、やはり違うと思いますし。
残念ながら期待していた程の面白さはありませんでした。