「『見っけもん』でした! 是非ご覧ください!!」かがみの孤城 marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
『見っけもん』でした! 是非ご覧ください!!
何の事前情報も持たずに観ましたが何年か前に同じくたまたま思いつきで観た『空の青さを知る人よ』の時と同じく『見っけもん』の作品でした。
映画を観終わってから、原作が本屋大賞作品であり、ベストセラー作家で非常に人気の高い辻村深月さんの作品で、『カラフル』の原恵一監督であること、などなどあとから知って「うん、うん」って、うなづいた次第です。
主人公たちは色々な理由で『不登校』になった中学生たち。
実際に友人のお子さんが期待に胸を膨らませて中学に入学したものの1年生の途中から不登校になってしまい、カウンセラーの支援を受けながら懸命に学校に戻ろうとされている現実を目の当たりにしていたこともあり、非常に重いテーマでありながら希望を持つことが大切で、その途中では『不登校』という手段、ある意味で『逃げる』ことも重要な手段ではないかって心から感じる作品でした。
実際に映画の中の主人公『こころ』をいじめていた真田のように誰かを集中攻撃するのではなく標的を次々に変えてある意味『楽しんでいる(?)』子はいつの時代、どこにでもいて、絶えることがない問題なんだなって先に書いた友人のことや自分自身の実生活からも感じます。私自身、いろいろ悩んでいた娘のことで、何度も学校に足を運びましたから…
(ネタばれになるので詳しくは書きませんが)正直、7人の中学生たちが実際の学校で会えない理由は「もしかしてこころ以外の6人はもう自殺してるんじゃないか」なんて不謹慎な想像をしてしまいましたが最後の伏線回収である意味安心したというか、希望が持てる展開でホッとしました。
『こころ』のお母さんや喜多嶋先生のように『現代の根の深い問題』に、戦いを挑んでいる人たちが実際にはたくさんいるはずですが、それでも不登校が絶えないことは我々大人たちがよく考えなければならないことだとつくづく思いました。この映画のように光の見えるエンディングになることを心から思った次第です。
映画の感想とは言えない気がしますが、とてもいい映画だと思うとともに多くの大人と中高生たちに観てほしい作品だと思います。
余談ですが、年末この映画の予約をした際、名古屋は珍しく大雪で劇場に行くことができず損したな!って思っていたのですが予約したイオンシネマにダメもとで電話すると、快くキャンセルに応じていただき感謝するとともに今年初めの作品鑑賞は絶対これにしようと思い観て大正解でした。
かせさん
共感&コメントありがとうございます。カラフル、結構マイナーな作品について言及していただき嬉しい限りです。音楽と映像は切り離せないこと、つくづく感じます。
かがみの孤城も考えさせられる作品でしたよね。また共感作でお会いできたら嬉しいです。
りかさん
たくさんの共感とコメントありがとうございます。
そうですね。真っ只中にいる当事者が観るには重い内容ですが、老若男女、多くの方に観て考えていただきたい作品だと思います。
こんばんは♪
本当に思います。
TVでですが、絵柄が可愛いし気楽に流し見していたら、子供たちの抱えている事情が、どれもこれも
半端なく、大人でも辛い事情。
2回目しっかり観てました。