「子供たちだって闘っている」かがみの孤城 キレンジャーさんの映画レビュー(感想・評価)
子供たちだって闘っている
原作未読どころか、予告編以外の予備知識皆無で観賞。
朝イチ上映だったが、観客は小中学生の女の子、もしくはその家族といった感じで、「あ、そういう映画?」と思ってしまった。
結果的には「闘う子供達とそれを見守る大人達」の映画。
大人になって振り返ってみるとあんなに「ちっぽけな事」が、子供達にとっては生死に関わるほどの重要な問題…いや、それこそが「世の中のすべて」であると言ってよかった。
そんな子供たちの苦しみに優しく寄り添い、「我慢しろ」や「とにかく頑張れ」ではない方法で背中を押す、そんな作品だった。
おそらく原恵一監督作品と知らなければ観なかったかもだけど、ファンタジーでありSFっぽくもあり、ミステリ要素があってエンターテインメントとしても楽しめた。
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