「こころ」かがみの孤城 Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
こころ
ファンタジー展開と設定の多さに思いやられる冒頭から、ひとつひとつのエピソードを重ねて、登場人物に心が寄せられ、シンプルな謎であるが万華鏡のように奥行きのある話に手繰り寄せられる。個人的には最悪のシチュエーションを想起したところ。それぞれの想いが積み重なって押し寄せ、涙腺が刺激される。
後から考えれば脆さのある話ではあるが、考えさせすぎることもなく、軽快に組み立てる。また、謎解きはこの話において重要でもなく、残るのは人の心に寄り添う温かさである。
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