「悩める少年少女だけでなく」かがみの孤城 META坊さんの映画レビュー(感想・評価)
悩める少年少女だけでなく
試写会が当選したので、娘と一緒に鑑賞。
原作は辻村深月の同名小説で、本屋大賞を史上最多得票数で受賞した作品の劇場版アニメ。
絵柄から受ける印象とは違い、なかなかの本格的ミステリーで、本屋大賞受賞は伊達ではないと思えた。
序盤から散りばめられた伏線が見事に回収され、納得の結末・・・からのラスト。
とても苦しく切ないエピソードが多いが、悩める少年少女だけではなく、子供を持つ親御さんや、いろんな世代の人に観てほしい良作。
ただ作画に関しては、最近観た『すずめの戸締まり』や『THE FIRST SLAM DUNK』の精細な絵とリアルな動きに比べると、物足りなさを感じずにはいられない。
余談だが、高山みなみ演じるマサムネが発した、他のアニメでお馴染みのあの台詞は、きっとウケ狙いだと思うんだけど、どうだろう。たぶん原作にはないと思うんだが。
それもあって、原作が読みたくなり、早速ポチった。
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