「歩むこと、踏み出すこと。」かがみの孤城 オレンジさんの映画レビュー(感想・評価)
歩むこと、踏み出すこと。
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辻村深月さんの原作に感動したので、映画化するには内容が多すぎるのではないか、と心配しました。ちゃんと2時間の物語となっていて満足できる作品でした。
おおかみさま役の芦田愛菜さんの迫力のある声は、少女でありながらこの城の支配者だと納得。7人の子ども達の声も合っていました。
とても辛いことを扱っているので、気分良く見られるわけではありません。けれど綺麗な画面や魅力的なキャラクターに惹きつけられてのめり込んでいけます。
孤城を歩く時に響く靴音、階段を駆け上る足、朝の通学路、様々な場面での歩みが印象に残りました。
実は本編が終わったあと、最後に一番泣けました。あれはずるいです。映像作品ならではの演出でした。
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