アイ・アム まきもとのレビュー・感想・評価
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阿部サダヲさんが適役な作品。 本年度ベスト級!
阿部サダヲさん。
最近観た死刑囚の作品もお似合いだったけど本作も適役。
唯一無二な日本の役者さんって感じで彼の演技に引き込まれた印象。
孤独死した身寄りの無い方の親族を探し、お葬式や火葬をする役所に勤める「まきもと」さん。
知的障害がある感じのキャラ。
空気が読めない感じに笑える。
亡くなった方の親族を探しお葬式に参列してもらう情熱が素晴らしい。
前半は今一つな感じだったけど、後半の予想外な事件が衝撃的。
そこからの展開に泣けた。
もはやファンタジー映画(笑)
まきもとさんの無駄な様な仕事が報われた感じに感動。
まきもとさんの生活環境から少し考えれば結末は読めてしまう感じ。
自分は全く結末が読めず、それが逆に良かったのかも(笑)
警察の遺体安置所を貸倉庫的に使うまきもと。
その為、警察との関係も悪い中、警官の神代の心遣いに泣き笑う(笑)
憎めないキャラのまきもと。
自宅で食事するシーンの孤独さが辛い。
金魚が唯一の友達って感じ。
満島ひかりさん。
宇崎竜童さん。
宮沢りえさん。
でんでんさん。
皆さん素晴らしい演技だった。
最近お気に入りの片山有希さん。
ちょい役だけど登場♪
テンション上がりました( ´∀`)
ホヘェー❕趣旨はわりと暗めだが…あれっ?あの人も!こんな人まで…⁉︎
メンソレータム
まあまあ
アスペルガーの主人公が実直にお見送り業務をこなす。孤独死を取り扱い、最後は非業の死。それから、過去にお見送りした孤独な霊逹に大団円でお見送りされる。
なんか引っ掛かりながらも、印象に残る映画。
察しの悪さも貫けば良い
正直、蕪木自体の魅力は分からなかったので
メインストーリーには共感しにくい事が多かったが
まきもとを取り巻く人(特にみはる)とのやり取りが良かった
さかなのこのミー坊のように
まきもとに関わり、何か感じる人が居る。
ただ
ラストシーンの展開に持って行きたいのは分かるけど
まきもとの最期はあまりにも唐突で
さすがにかわいそうだったなあ。
良い映画だと思います。
水田&阿部サダヲにハズレなし!
リメイクは成功、邦題は「?」
ウベルト・パゾリーニ監督の映画『Still Life/おみおくりの作法』 を原作に、日本翻案リメイクしたのが本作。
『エール!』に対しての、『コーダ あいのうた』 みたいな位置づけかな。
原作自体、「孤独死問題と、その遺体処理業」を報じた英ガーディアン紙のニュースから着想を得て撮った作品ですが、「孤独死」という概念・言葉は日本から行ったそうで、部分的な里帰りみたいな。
思った以上に原作通り。
ジョン・メイ(エディ・マーサン)に相当するのが牧本。
「孤独な自分に当てはめて懸命に働く」が「あまり人の心のわからない」ジョンより、一層「人の細かいニュアンスを理解できない」アスペルガー症候群 か、ASD(自閉症スペクトラム)っぽい描き方になったくらいか。
なのでラストの展開も同じ。
阿部サダヲのこれまで蓄積されたイメージや、今回の愚直なキャラの演じ方で、本来は暗くなる重いテーマをコミカルに見せてくれるあたり、配役は正解だったと思いました。
それと、日本の風土や日本人の気質を反映したリメイクは、『おみおくりの作法』 で感じた不条理さを薄めて、成功しているようにも思えました。
邦題はどうかと思ったけど。
生真面目だけど憎めない男
行動が生真面目で周りから煙たがれる存在なんだけど、何処か憎みきれない男性の生き方。
誰もが自分のことを考え生活する中で孤独死について考えさせられる。そんな彼が起こす小さな奇跡を通して観てるものの心の中に小さな灯火を着けてくれる。
伝えたいことって…
静かで沁みる作品
一人で死ぬということ
私も独りなので、一人で死ぬってこういうことなんだなぁと考えながら鑑賞。
まきもとの天然なところにクスッと笑えるシーンもあり、なぜそこまでするのかと考えてしまうところもあった。でも最後のシーンになると、まきもとの行動は無駄じゃなかったのだと思えた。「疲れた時は頑ったって言うといいんだよ」が最後そんな風に使われるとは。
最後の松下洸平の「牧本さん、あなたの粘り勝ちですよ」は涙腺やられた。頑張ったね、まきもと。賛否ありますが私は観て良かったです。
最近の映画では珍しい雰囲気
ラストが、、、
スルメの味
ちょっぴり切ない
全てはエンディングのために
死に向かい続ける男が「生」に触れた時。
めっちゃ阿部サダヲ。
最初から最後まで阿部サダヲ。
サダヲがもうほんとまきもと。
お話は、ずっと孤独死が描かれるのでわりときついです。でも笑える。自分が死ぬ時孤独であることよりも、死後に迷惑がられる方がずっとつらいなと思いました。
そして実は社会問題立ち向かっているのにファンタジーのような透明感があるのは、庄内の美しい景色とやっぱりサダヲのせい。
全体的は特に泣かなかったんですが、赤ちゃんをエア抱っこするところでじわっときてしまいました。ジャケットにしみがある。匂いを嗅いでみる。観客は「ん?なんだっけあれ?」と思う。抱っこのジェスチャーで、そのしみがやっと赤ちゃんによくあるミルクの吐き戻しであり、まきもとが昼間抱っこした赤ちゃんを思い出していることがわかる。空気は読めないし、なかなか人の気持ちもわからない彼、そして常々死に対面している彼だけど、「生」を慈しむ気持ちはちゃんとあり、もしかしたら子を成したかもしれない自分の姿にも思いを馳せたのかもしれない。まきもとのキャラクターを膨らませるとても良いシーンだった。
まきもとが孤独死のように事故死し、無縁仏になることで完結する物語、なのは理解できたが、やはり車椅子とかでカブラギの葬儀に現れて欲しかったし、葬儀の後塔子さんとも語り合って欲しかったな。
そして、ラストのラストの死者の集まりははっきり言って蛇足だった。
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