「青い」モエカレはオレンジ色 イナヅマゴローさんの映画レビュー(感想・評価)
青い
主演の二人、とても頑張っていた印象。
とくにめるるさんの演技は初めて見ましたが、思っていたよりも好印象でした。
全体的に見ていてむず痒くなるシーンが多く、それが演出脚本によるものか、演技力によるものか、はたまた両方か定かではありませんが、画面を見ていられない瞬間が多々ありました。
若い人はきゅんきゅんするのだと思いますが、青春時代をとうに過ぎ去った世代は画面を注視できないかもしれません。いわゆる若者恋愛キラキラ映画の中でも見ていてなんかむず痒くなる度は圧倒的に高いです。
尤も、年配?世代は見に行かないとは思いますが。
余談になりますが、青春という言葉、なぜ「青い」春なのか、この映画を見てよく分かりました。若さというのは青いんですね…。
登場人物がほぼ全員青かったです。いや、作品自体が青いのかな?オレンジというよりも。
さて、この映画が良かったのは、キャスティングが新鮮だったこと。主演二人以外も、昨今の映画、ドラマで常に見る定番キャスティングではなかったので新鮮でした。
演技力が未知数で、必ずしも担保されてないキャスティングには勇気が必要だったのではないでしょうか。
また、笛木優子さんを母役にするとは、なかなか新鮮で、かつ親子何となく似ていて意外な説得力がありました。
すごいおすすめかと言われると答えづらいですが、たまにはこういう新鮮な作品もよいのかなと思わされました。
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