「感動…というよりちょっとホラー…」月の満ち欠け あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)
感動…というよりちょっとホラー…
クリックして本文を読む
この作品は作中の音楽と淡い色彩のみを使用した描写が「生まれ変わり」という題材にうまく切なさを持たせていたと思います。
しかし大泉さん演じる父親の元に生まれてきた娘の瑠璃や、伊藤沙莉さん演じる親友の娘の瑠璃。幾度にも渡り「瑠璃」という人間が前世の記憶を持ち合わせ生まれ変わる部分が「え、親友の子供まで…?」と限度を超えてきて感動というよりホラーに思えてきてしまい、終いには大泉さんの妻役だった柴咲コウさん演じる梢もヘルパーで来ていた方の幼い娘のみずきに生まれ変わっていて鳥肌が止まりませんでした…
良かったところとしては、有村架純さんがこの物語において始まりの瑠璃である正木瑠璃役を演じたことが、儚さを体現することに相応しい方をキャスティングされたな。と思いました。
あと個人的には内容こそ違えど「今、会いにゆきます」をどこか彷彿とさせる作品でした。
コメントする