「生まれ変わっても逢いたい人はいますか?」月の満ち欠け 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
生まれ変わっても逢いたい人はいますか?
瑠璃と名付けられた3人の女性。
正木瑠璃(有村架純)
小山内瑠璃(大泉洋の娘=高校生)
緑坂るり(小山内瑠璃の親友・緑坂=伊藤沙莉の娘)
3人には時空を超えた絆がありました。
佐藤正午の直木賞受賞作「月の満ち欠け」の映画化です。
【時空を超えた愛の物語】
あなたはこの物語に涙しますか?
心の純粋さとロマンチックさを問われる感じですね。
主人公の小山内堅(大泉洋)は不慮の交通事故で妻子を一度に奪われる。
悲しみに暮れる8年後のある日・三角哲彦(目黒蓮)が訪ねてくる。
「娘さん(小山内瑠璃)は自分の最愛の女性だった正木瑠璃の
生まれ変わりではないか?」
交通事故に遭った8年前のその日、堅の妻と娘は三角哲彦に会いに行く
途中だったことを堅は聞きます。
「小山内瑠璃は正木瑠璃の生まれ変わりではないでしょうか?」
そう言うのだった。
この【生まれ変わり】と言う設定を、
「あなたは信じられますか?」
少なくとも映画なら、その設定を観客に信じ込ませるだけの説得力ある
ディテールが必要です。
正木瑠璃は27年前に死んでいる?
それなら三角哲彦は50歳近い年齢になる筈です。
何故27年前にしたのか?
映画なら原作と変えて、1年年前でも2年前良い筈だと思います。
ならば現在の正木(田中圭)だって、老けている筈。
運転している本人の顔は写らないし、見えない。
その正木が小山内妻子の交通事故の引き金を引いているのですから?
考えてみると佐藤正午の小説はけっこう複雑です。
「鳩の撃退法」でも時間軸が難しかったです。
その上この映画では【輪廻転生】が何度も何度も起きるですから。
原作を読んでないので、
分からないのですが・・・
この映画はファンタジーとして観るのが正解なのか?
ホラーとして観るのが正しいのか?
きっとミステリーとしても観る人は、この映画に向かない人ですね。
ラストは素直に泣けます。
緑坂るりちゃん。
小さい女の子がオマセで達者!!
お利口で大人みたいです。
有村架純さんは大好きなので、見たい女優No. 1です。
「ちひろさん」以来なので、禁断症状が出てました、私。
有村架純が画面に姿を現すと、途端に有村架純ワールドに映像が染まる。
その意味ではかなり満足でした、彼女の出演シーンは。
ラストの小山内梢(柴咲コウ)のビデオレターも、うるうるしました。
ここがラストシーンで良かった気がします。
こんばんは♪
共感コメントしていただきましてありがとうございました😊
面白いのですが、訳わからなか印象も。仰る通り、男性老けませんね。ますますわけからなくなります。女性は年とる前に居なくなるし。田中圭さん怖い役、ストーカーから殺人犯にならないのかな。とか。皆事故死←ホラー
次のるりちゃん⁉️
共感を有り難うございます。
そうですよね。ファンタジーは全体は大きな幻、ディテールは緻密な事実(らしきもの)の積み重ねが基本だと言われますからね。この映画は、全てがモヤモヤしてました。
有村架純は、いつもファンタジーっぽくて可愛らしいです。