「人を愛し、何にでも挑戦してみようという気になる」瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
人を愛し、何にでも挑戦してみようという気になる
2021年11月に99歳で亡くなった作家で尼僧の瀬戸内寂聴のドキュメンタリー。
夫と子供を残して家出、駆け落ち、妻子ある男性との不倫、三角関係などを経験し、自らの体験を私小説で発表し、バッシングを受けながらも、作家として瀬戸内晴美は地位を確立した。51歳で出家してから寂聴と名前を変え、僧侶と作家として、コロナ前の2020年1月まで毎月一回行っていた法話には全国から人が訪れるなど人気を集めた。人生を楽しむ彼女の生きざまを通して、いかに生き、老いていけばよいかという事を知る作品。
17年間にわたり瀬戸内寂聴に密着して撮影を続けた中村裕が監督で、寂聴から裕さんと呼ばれホントに親密な関係を築いてたんだと解る。
恋はした方がいい、岐路に立ったら安易ではない方を選ぶ、などこれからの生き方の参考になる言葉も多かった。
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