「家父長制と宗教とアダルトチルドレン」三姉妹 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
家父長制と宗教とアダルトチルドレン
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本作のテーマは、家父長制と宗教と虐待の被害者であるアダルトチルドレンでした。
基本的に多くの宗教は家父長制を肯定していて、家父長制でない宗教を私は知りません。父親(男性)が絶対であり、教えが絶対です。安倍さんの事件を受けて、現在やっと統一教会の教義が報道され始めましたが、本作で描かれた子供達と新興宗教2世が被ってしまいました。彼らのことを思うと本当に可哀想で仕方ありません。
本作では、ラストで宗教という権威に依存してきた次女が父親と牧師という権威に楯突くシーンがありました。私はこのシーンで少しは救われた気がしましたし、救われた人も少なくないと思います。虐待や暴力は絶対にやったらダメなのです。後半からの物語の作り方も含めて、やはり韓国映画のメッセージ性は凄いと思いました。
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