「観てる時はひたすら辛い」三姉妹 まゆこっちさんの映画レビュー(感想・評価)
観てる時はひたすら辛い
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韓国の階級差みたいなものは本当にこんな感じなのかしら。韓流ドラマはこれに比べたら小綺麗ないいとこ取りの絵なんだなぁ…
みんな心が少しずつ歪んでしまってる。
その原因であろうことは最後の方に描かれてるからなるほどね、なんだけど…ちょっとね、苦しい。幸せになるのってこんなに難しいの?
なんか私自身色々落ち込むことあるけど、全然元気で幸せじゃん、と思ってしまった。
長女の卑屈さ、全然大丈夫じゃないのに薄ら笑顔だったり、娘が想いを寄せている男に対しての異様なほどに謙った物言いが特に観ていて辛くて嫌だったけど、そういうことだったのか。この長女はこの後二人の妹から温もりを与えてもらえてるはず。幼い頃から弟を身を挺して守り自分が犠牲になることで二人の妹には被害がなかったのだから。
次女のシーンで信仰がちっとも幸福に導かない描かれ方なのも絶妙です、怖いですね、特にカルトではないんですよね?普通の教会の様子だと思うけど怖かった…
お姉さんがカモられた二人組のは新興宗教っぽかったけど。
ちょっと三女の立ち居振る舞いや嘔吐や立ち○ョンとか絵的に嫌悪感がありますが、最後の海のシーンの爽やかさが眩しかった。
観終わった直後より時間が経ってからの方が心にじわじわ来る、そんな映画でした。
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