劇場公開日 2023年8月11日

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「ワンカットワンカットが美しい」リボルバー・リリー N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ワンカットワンカットが美しい

2024年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

耽美ロマンサスペンス。
怪人二十面相などを思い出す。

時代特有の雰囲気を半ばファンタジーに仕立て上げた映像美が行き届いていた。
出演陣も違和感なくはまってなおさらゴージャス。
特に長谷川さんの立ち居振る舞い、雰囲気は主役を食うほどと見た。

回転式ゆえ昨今のガンアクションよろしく、
バラバラ撃ちまくれないガンアクションは、イーストウッドの西部劇あたりをお手本に見るべきだろうが、やはり物足りなさを感じたためもうひと工夫欲しい気がした。
とはいえ上記のようにワンカットワンカットが美しい。
綾瀬さんのアクションも女優さんばなれしていて見ごたえがある。
それでもうOKのような気もしなくはない。
(「ベイビーわるきゅーれ」シリーズを見た後というのが、すべて悪い)

大金をめぐる陸軍海軍の間に入り、キーパーソンを護衛する。
主人公の過去と、それぞれの関係の変化。
王道の二本軸だがややうまくかみ合っておらず、両軸あることが散逸に見えたことが残念だった。
主人公コンビはアニメ版「攻殻機動隊」の素子とバトーにも見えて気に入っただけに、
次作があるならバディものとして見てみたい。

というか綾瀬はるかさん、カジュアルダウンした衣装で少佐をやったらば、スカヨハよりハマリそうなんだが。どうだろう。

N.river