「これはドキュメンタリーではなくトーク番組」ももいろクローバーZ アイドルの向こう側 特別上映版 吟遊詩人さんの映画レビュー(感想・評価)
これはドキュメンタリーではなくトーク番組
自分はAE歴8年て、メットライフドームの「ももクロマニア」のライブでは最前列でサイリウムを振ったモノノフだが、がっかりした。結成から紅白落選までの記録映像「はじめてのももクロ」は、とてもよかった。となると、今回記録映画を作るなら、有安杏果脱退と東京ドームでの10周年ライブまでの取り組みや舞台裏を映像にしなくちゃ、ももクロのドキュメンタリーとは思えない。俺はね。そして、その後のコロナ禍でどんなことを思い、どんな取り組みをし、そこでの葛藤とかを記録映像にしてこそ、今ドキュメンタリー映画を世に出す意味があると思う。俺はね。しかし、つい最近撮影したテーマ別座談会を中心に見せられては、コロナ禍で収入が十分に確保できずに「なんとか回収する方法はないか」と川上マネージャーが画策した映画と思えてしまう。俺はね。
紅白落選や有安杏果の脱退の舞台裏に、そこからTDFライフまでの舞台裏も、逃げずに描いてくれなくちゃね! それと、あたなのコメントから考えると、この映画は「ドキュメンタリー」ではなく「スピンオフ」と銘打てば、不満や誤解をもっと抑えられたということかな? 「スピンオフ」と言われたら、確かに「じゃあ仕方ないなぁ」とは思えますね。
この企画(テーマ)は言ってみれば『私がオバさんになっても』
テレビ朝日の『ももクロChan』からの延長線上にある『はじめてのももクロ』と比べ、違う角度からの見方になるのは当然といえば当然のように思います
あちらは大河ドラマの総集編。こちらはスピンオフだと思えばいいんじゃないでしょうかね?
なので『はじめてのももクロ』の続編はあらためて別に制作されることを期待しちゃいます。