ブラックライトのレビュー・感想・評価
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はじめは、おもしろかったけど。
リーアム・ニーソン、大好きな俳優なんですが、さすがに肉体的な衰えは隠せなくなってきましたね。走るシーンは見ててつらい。そこは、そういう脚本にしてあげないとね。
ストーリとしては、出だしはおもしろかったのですが、徐々にあたりまえというか、普通になってしまったのが残念。最後は大急ぎでまとめたという感じ。
そろそろアクション映画の主人公は卒業されては?
FBIでイリーガルな諜報員を務める主人公が、FBI長官の悪辣な企てに対抗する物語。
リーアム・ニーソン主演のアクション映画です。
以前より、リーアムの作品に対して「当りもないけど外れもない」と記していましたが、最近は外れ作品が多くなってきた印象です。
年齢からアクションが怪しくなってきたことが大きく、それを誤魔化すためか、変なアイデアを付け足して・・・更に評価を下げています。
この作品も、FBIのイリーガルな工作員役を演じますが、潜入捜査官を救出する役回り・・・これって、正規の職員がやる仕事でしょうに、なぜイリーガルな役になるのかまったく分かりません。
長官が主人公に拘る理由も分かりませんし、主人公がFBIを辞められない理由も分かりません。
長官の悪だくみの根底にあるものも分からず、それも作品全体の浅さを際立たせてしまいます。
私的評価は厳しめです。
期待が外れた
リーアム・ニーソンのアクションがもっさりしている感じ。それは、見せ方ではどうにもならなかったのか。遅めにとって1.5倍速で流すとか。
FBI長官の家に乗り込んでHDDを金庫から強引に取り出させたら、FBI長官は隙を見てそそくさと逃げた。「そそくさ」という言葉がこんなに合うシーン初めて見た。
この「そそくさ」だけなら星5つの価値がある。ほんとうに「そそくさ」逃げる。
セットも「FBIのオフィス」「新聞社?のオフィス」「家の中×4くらい」で、こじんまりとした映画でした。
ブラックライトによって見えてくる真実とは。
本作の主人公トラヴィスはFBI潜入捜査官をサポートするフィクサーと呼ばれる男。FBI長官と旧知の仲ということで雇われている。
実話ベースの潜入もの「フェイク」では長期間の潜入捜査でどれだけ捜査官にストレスが及ぶかリアルに描かれていた。そんな心に傷を負った捜査官たちの職場復帰に手を貸すのも彼の役目だ。
しかし、今回彼がサポートする捜査官ダスティはどこかおかしい、まるで何かにひどくおびえた様子だ。
そして彼がひそかに記者にリークしようとしていた事実を知りトラヴィスは愕然とする。それはFBI長官が国家にとって都合の悪い人間を暗殺しているということだった。
冒頭で殺された議員候補の女性は長官の命を受けたFBI捜査官によって暗殺されたのだった。
と、ここまで書いてて、ん、FBIが一般人を暗殺?司法省直属の法の執行者である連邦捜査機関が殺人という犯罪を犯す?頭がパニックになる。
百歩譲って例えば長官達が汚職にかかわっていてその証人を殺したというならまだ映画として成り立つけど、このアメリカでFBI長官が独自に国の秩序を守る名目で不穏分子を暗殺って、いつの時代?影の大統領と呼ばれたフーバーを信奉してるみたいだけどフーバーだって暗殺まではやらなかったよ。
すごく大雑把な例えだけど警視総監が部下の刑事に暗殺を命じるくらいの違和感がある。正直、この脚本ってどうなんだろう。前作のリーアムと監督が組んだ「ファイナルプラン」はアメリカ映画なのに今回はオーストラリア映画なのもこの脚本のせいなのか?
などなど、大きな違和感を感じながらもゴミ収集車とのカーチェイスや銃撃戦など結構見ごたえあるし、ダスティがどういった事実をリークしようとしているのかじらせて引っ張るから最後まで見れてしまった。そしてリーアムが画面に出てれば絵的にも持つし、孫娘もかわいい。時には孫娘に厳しいおじいちゃんだけど。
ただ、あんなにオペレーションユニティを公表するのを拒んでいた長官にどうやって公表させたのかが謎。命も惜しくないとまで言ってたし。それに長官の片腕として今まで違法なことに手を染めてきたトラヴィスは一切おとがめなしというのも都合がいいような気が。
正義を貫くために自分も犠牲になるなんて厳しめの結末も予想したんだけど、でもおじいちゃんを慕ってる孫娘から彼を奪い取るわけにもいかないか。
ラストはかわいい孫娘との凧揚げで終わるという、終わり良ければ総て良し。すべての違和感が拭い去られ、ほのぼのとした気持ちで見終われたのでした。
にしても、「家に帰りたい人ー!ハーイ!」って、リーアム可愛すぎでしょ。だからリーアム映画はやめられないんだな。最新作は韓国でもリメイクされた「暴走者ランナウェイカー」のリメイク作品、内容はほとんど車に乗ってるだけだから、今のリーアムにはもってこいの作品。今から楽しみ。
シニア世代のリーアム・ニーソン頑張れ!
主人公役を演じているリーアム・ニーソンが好きで、この人が出演している映画はよく鑑賞しているので期待して観ました。
物語としては、FBIの長官に直々に雇われているトラヴィスはフィクサーと呼ばれ、極秘任務で潜入捜査をしている秘密捜査官に危機が迫ると、その救出を担うという任務を担当。ある日、救出した潜入捜査官からFBIが一般人の殺しに関与しているという話しを聞き、色々調べる中で国家を揺るがす極秘プロジェクトの存在を知り、FBI長官に問いただそうとした矢先に彼の家族が誘拐されてしまうといった内容。
今まで観てきた映画の中では、物語もゆっくり進んでいく感じを受けたし、銃撃戦もあるけどスリルはあまり感じないかな。アクションシーンもあるけど、70代を迎えるリーアム・ニーソンはよく頑張っているなと感じてしまった。
この作品を観て、戦うオヤジから戦うシニアといった感じを受けたけど、やっぱりリーアム・ニーソンはいくつになっても、年代にあったカッコ良さを感じました。
フィクサーと言っても黒幕ではないリーアム
フィクサーと呼ばれるFBIエージェントもので、心身共に壊れた潜入捜査官を文字通りフィクス=修復する係と言うのが面白いです。始めから派手なドンパチあり、カーチェイスありとは言え、アクションとしては平凡な出来です。一方で面白いのが、長年FBIの裏方をやってきたため、主人公自身が壊れかかっている設定です。剛腕キャラが多いリーアム・ニーソンだけど、悔恨と強迫觀念に潰れそうな複雑なキャラを上手く演じています。ここでストーリーをもう少し捻って、彼自身のパラノイアが重症化して、いま進行しているストーリーが現実なのか妄想なのか分からない状態だと、もっとサスペンスが盛り上がったかも。役者では、リーアム・ニーソンの内面の脆さと無双ぶりがいい感じで、ホントに絵になる役者さんです。
あっけない
ニールソンの安定した王道アクションを踏襲する本作は、期待を裏切らない作品であると思います。
今年ついに70歳を迎えたリーアム・ニーソンが年齢を感じさせないド派手なアクションを繰り広げるところが素晴らしい作品です。アクション作品でアクションをすっかり見せなくなってしまったブルース・ウィリスに、爪の垢を飲ませたいものです。
本作では陰謀に巻き込まれていく凄腕のフィクサーという役どころに扮し、激しいカーチェイスや壮絶な戦闘シーンに挑みました。
監督は、全米2周連続NO.1ヒットを記録した『ファイナル・プラン』(21)に続き、ニーソンと再タッグを組んだマーク・ウィリアムズです。
物語の冒頭では、政治活動家のソフィア・フローレス(メラニー・ジャーソン)がワシントンD.C.の集会で、女性の平等と人種間の平等についてスピーチをしている。その日の夜、ソフィア・フローレンスは自宅の前でひき逃げ事故に遭い死亡してしまうシーンから始まります。
ベトナム戦争の退役軍人トラヴィス・ブロック(リーアム・ニーソン)は、戦友だったFBI長官のガブリエル・ロビンソン(エイダン・クイン)に戦後拾われて、その下で働いてきました。その任務は、通称“フィクサー”と呼ばれ、極秘任務で潜入捜査をしている秘密捜査官に危険が迫った際、救出し更生させるという陰の任務を担っていたのです。
彼はもう還暦を迎えており引退して娘や孫娘と過ごす時間を増やしたいと考えていましたが、ロビンソン長官は優秀な彼を手放すことを渋っていました。
ある日、救出した潜入捜査官ダスティ・グレイン(テイラー・ション・スミス)から、FBIが一般人の殺しに関与しているという話を聞かされます。グレインを保護しようとしたところ、彼は拘束から逃れ逃亡を図ろうとしますが、“謎の二人の男“に射殺されてしまうのです。
グレインは、冒頭のフローレスの事故死に関する情報を持っているジャーナリスト、ミラ・ジョーンズ(エミー・レイバー・ランプマン)に接触しようとしていました。ブロックは真相を究明しようと、ジョーンズと出会い、彼女はグレインが『ある組織、国にとって不利益な行動を行うフローレスを含む一般市民を殺害する“オペレーション・U(ユニティ)”と呼ばれる極秘作戦』の情報を持っていたことで狙われていたと話すのでした。
次第に国家権力の大きな闇に立ち向かっていくことになるブロック。その中で、彼の娘と孫娘が危機にさらされることとなるのでした。
本作の一番の見どころは逃げるグレインを、ブロックが追いかけるカーチェイスシーンB級映画でありながら、オーストラリアのメルボルンで行われた同シーンは、一線級の作品にひけをとらない大規模で迫力あるものでした。
そしてニーソンの主演作品には、お馴染みの娘と孫娘との葛藤と救出劇です。強面のフィクサーとしての一面と孫娘と接しているときの普通のお爺ちゃんぶりの落差が、いかにも彼らしいところなんですね。
そして演じる役柄では、普通70歳を迎えた老境の身にあるものを、アクションシーンで大暴れさせると嘘っぽくなりがちです。しかし引退を考えている百戦錬磨のフィクサーという凄みを見せつけて、うまくクリアーしていると感じられました。
『96時間』の絶望的状況を知力で打破していく展開と比べると、少々突っ込むたくなるシーンはあるものの、ニールソンの安定した王道アクションを踏襲する本作は、期待を裏切らない作品であると思います。
安定のリーアム・ニーソン
安定のリーアム・ニーソンおじちゃん
リーアム兄貴
スーパーではないニールソン
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