今夜、世界からこの恋が消えてものレビュー・感想・評価
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意外な展開に驚き
眠ってしまうとその日の記憶がなくなる日野。 ある日、神谷と付き合うことになった。 お互いに恋愛感情を抱かないようにしていたが次第に好かれあっていった。 しかし、突然神谷がいなくなってしまった。 日野は精神的に壊れかけてしまったので、周りの人達が日野の記録を改案した。 日野の記憶障害が治りかけてきた時、周りの人達が神谷のこと打ち明けて本当の真実を知ったという内容だった。 驚きました。日野のことばかりに気にしていたので。 まさか、神谷の方にも秘密がでてくるなんて。 いいことだけが書かれている作品でしたね。 多分、嫌なことも書いてあったと思いますがそのあたりはなくて美化しすぎのような気がしました。 日野を守るためとは、神谷の存在そのものを消すのは周りの人たちにとってはつらいことだろうなと思いました。 日野を演じた福本莉子さんが「きみの膵臓をたべたい」の浜辺美波さんによく似ていたなと思いました。
ありがちな恋愛映画
役者さんは演技も良くて若い女性が見る映画としては良く出来ている 多くの恋愛映画にありがちなストーリーで見て失敗の無い映画だけど、ラブストーリーに興味が無い人は見るべきところはあまりない とにかくきゅんきゅんしたい、泣きたい人向け
この映画の個人的な是非ポイント
(完全ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
この映画の個人的な是非のポイントは、寝てしまうと前日の記憶を失ってしまう主人公の日野真織(福本莉子さん)の恋人となった神谷透(道枝駿佑さん)が心臓病で亡くなり、これ以上は日野真織を悲しませたくないという神谷透の生前の願いから、2人の友人である綿矢泉(古川琴音さん)が、日野真織の記憶代わりの日記から神谷透の記述を消去するところだと思われました。
この日野真織の記憶代わりの日記から、恋人であり大切な存在だった神谷透の記述を消去する綿矢泉の行為に、個人的には深い納得感がありませんでした。
もしかしたらその理由の1つに、神谷透の心臓病の話が唐突にやって来すぎなのかもしれないとも思っています。
ただ、この日野真織の記憶代わりの日記から、恋人であり大切な存在だった神谷透の記述を消去するというのが、この映画の根幹であると思われるので、そこへの深い納得感のなさは映画の評価への個人的なマイナスポイントにはなってしまうとは思われました。
この大切な人の記述を消去する深い納得感ある別の理由を見つけ出すことが出来れば、よりよい映画になったのにとは、残念ながら思われました。
福本莉子さん道枝駿佑さんの演技はみずみずしく素晴らしく、古川琴音さんもさすがのお芝居で、神谷透の姉の神谷早苗(松本穂香さん)や神谷幸彦(萩原聖人さん)の小説にまつわる神谷家の描写も感じが出ていて、そこから考えても惜しい作品だなとは僭越思われました。
真織の毎日を楽しいで埋めつくしたいという純粋な透君の気持ちと、大事...
真織の毎日を楽しいで埋めつくしたいという純粋な透君の気持ちと、大事な2人のために辛い選択をした泉ちゃん。出てくる人みんなが温かくて、私も誰かの心に無条件に愛を与え、心に温かい記憶を残せる人でありたい。本当に観てよかった。
流石の存在感古川琴音が作品を縁取る
2022年劇場鑑賞55本目 良作 60点 鑑賞予定はなかったけど、当サイトにて高評価を受け鑑賞。 とりわけ若手ティーン俳優のマス層狙いの恋愛映画にしては、頑張っていた気がします。 台詞回しがどうしても耳聞こえのいいわかりやすい表現を使いがちですが、他同系作品より胃もたれしなかった。 タイトルにも記載しましたが、助演兼準主演の古川琴音が今作の縁というか、輪郭を縁取った作品であることは、演じた本人も認識した上で撮影に挑んだであろう出来でした。 思い返せば、古川琴音はチワワちゃんや十二人の死にたい子供たちから劇場鑑賞していて、二作はあまりスポット当たっていない作品で、注目され始めた街の上では言わずもがな満を辞して開花し、偶然と想像からの今作と、短いスパンで着実に飛躍している様が、今後をより期待させる一人としてより一層注目していこうと思います。 それなりに楽しめると思います、是非。
好感
二人で明日の君を騙そうというパワーワード。男の子は素朴な感じが出ていて好感が持てる。毎朝記憶を失って、前日の失敗とか引きずらずに新鮮な出会いができるのは結構いいかも。ヒロインの演技もよかったが、一番光っていたのは親友の泉ちゃん。
前向きなヒロインに共感
若い子向けの映画なんだろうなと思い見る気は無かったが、評価も凄く良くストーリー的には嫌いじゃないので、暇潰しに見に行きました。 ヒロインの記憶障害は現実社会でも最近よく耳にする症状で、健常者からは想像を絶する生活してるんだけど外見からは誰もわからない。本人と近しい家族友人だけが苦しい思いしてる。 もっと健常者は病気や障害を持つ弱者のことを知る必要があるね、優しい社会にするために。 映画としては少し過大評価かな、現代と過去の情景の行き来が???って何度か考えることが。 ラストの事件はなんとなく前触れというか想像出来ちゃって残念でした。 でも親友役の彼女は良い味出してたし、演技も素晴らしかった、台詞がない場面での顔の表情だけの演技が特に。 それもあってか主役を親友目線でもよかったかなというか、そちらの方が感情移入しやすかったかも。 実際に途中から完全に親友の気持ちになって見てました。その方が泣けます。
予想外の結末
公開1ヶ月後くらいに観に行きました。ですが映画館はほぼ満席。上映開始すぐに隣から涙を啜る音が聞こえてきましたが私は全く泣けませんでした。メインキャストの顔は綺麗で話も面白いけど泣けるほどではないなぁと思いながら映画も後半に差しかかりました。やけに透の母親の話をするとは思っていましたが透の隠し事を勝手にファンタジー的なものだと思っていました。あんな結末になるとも知らずに。
花火の胸キュンシーンにほっこりしていたのも束の間、あれよあれよという間に物語は進んでいき私の涙も止まらなくなっていました。泉の抱えているものが大きすぎて観ているこっちまで辛くてたまらなくなりました。最初はおふざけで始まった恋はいつしかとても大切なものになっていたところに心打たれました。透いい人すぎるよ。
テンポ感や映し方などすごく観やすい作品だったと思います。キミスイとかが好きで泣き映画を観たいという方は是非。
ハンカチでずっと目頭押さえてた
古川琴音さん、キーパーソンすぎる。 私としてはまさかの展開だったので(え、?え?)となりながら友人と困惑していましたが、最終的には道枝くんの姿を見るだけで泣けました。 ひょろっとしていて儚げな美男子……適任だったと思います。
福本莉子と古川琴音が良い
三木孝浩監督×青春恋愛映画とくれば、間違いないでしょう。ストーリーは正直読めてしまいましたが、それでも良いものは良い。 本作は福本莉子と古川琴音も良いですね。福本莉子は昔はキーンとした声が苦手でしたが、単に可愛いだけでなくクセになる魅力があります。古川琴音も演技の巧さは流石です。ちゃっかり、高校生役が違和感無いのも、脇役中心の彼女だからこそでしょう。 道枝駿佑は、、まぁ良いんじゃないでしょうか。こういう儚げでふわっとした役柄には合っている。
全てがキレイすぎて不自然で気持ちが悪い
■結論 全てがキレイすぎて不自然で気持ちが悪い/。 面白くない。 過ぎたるは及ばざるがごとし。 ■評価説明 ストーリーがキレイすぎてひく。 主要な出演者はさっきヘアメイク終えて出てます菅がすごい。 整いすぎている。 主人公の女性はアンドロイド(ロボ)みたい。 日記の文字がきれいすぎてひく。 映像がきれいすぎてひく。 エキストラの動きが他者の意思で動いていることが見透かされてひく。 出演者が登場する間がびったりすぎてひく。 ■改善提案 もっと人間味や現実感、不正確さがあったほうが良い。
心が洗われる!
主役のお2人が、かわいらしくて、見ていると終始微笑ましかったです。
相手の人生を、楽しいこといっぱぃに埋めつくしたい。
笑顔で生きていく。ということは、大切なことだと改めて思いました。
日記を改ざんするのは、意志の尊重とはいえ、主役男性の生きてきた証が消えてしまう気もして、あまり良い描写とは感じませんでした。
体に何かを抱えていても、実際自分自身がその立場にならなければわからないことも多いと思いますが、笑顔でいること、人と接することで、自分の心も明るくなり、前向きな人生が送れるのではないかと思うことが出来る映画だと思います。
何度も繰り返すことで人の心に刻み込まれていくモノ。それも人の記憶の一部となるのです。観た後にじわじわ心に沁みてくる作品です。
最近観て面白かった作品の、同じ監督の作品が
他にも上映中だと気がついて鑑賞することに。
※ 同時に3本公開中だったのですね すごいなぁ
◇
主な登場人物は、そんなに多くない。
主人公? の少年A と
ヒロイン? の少女A と
同級生? の少女B の、概ね3名(…だけではないですが)
少年A (神谷透=道枝駿佑)は高校生。 同級生との流れで
少女A (日野真織=福本莉子)に「付き合って」と勢いで告白。
「うん いいよ。付き合おう」 と交際が始まる。 おぉ。
ある日のデート中、うとうとしてしまう真織。
目を覚ました彼女が、小さく悲鳴を上げる。
「あなた 誰?」
「前向性健忘」 ぜんこうせいけんぼう
高一の時に彼女が遭遇した交通事故 の後遺症。
事故の前の事は覚えている。 けれど
事故の後の事は、眠ると記憶から消える。 …うわぁ
朝、真織が目を覚ます。
彼女はまず、「日記を読め」というフセンを見る。
そして、前日までの自分が書いた日記を読み返す。
それをすることでようやく
彼女は昨日までの自分に追いつくのだ。
そんな彼女の症状を知っていて
何か辻褄の合わない事態が起きたとき
真織を混乱から救って支えてきたのが
少女B (綿谷泉=古川琴音)。
絵を描くのが好きな真織。
スケッチブックには、神谷透の絵が増えていく。
大きなキャンバスにも、彼の絵を描きだす。
真織に笑顔の時間が増えてきた。
当初、神谷透を快くは思っていなかった泉も
神谷透の存在を認めるようになる。
そんなある日、神谷透が泉に話しかける。
「もしも僕に何かあったら
彼女の日記から 僕を消して欲しい」
うーん。
何かフラグが立ちましたけど…。
◇
とまあ
二人の関係はどうなってしまうのか
ストーリーが進むに連れて話の先が気になり
引きこまれていきました。
この作品、不思議な魅力があります。
いくら説明に文字を費やしても
作品の本質を上手く伝えられない気がしています。
ぜひ自分で観て
どんな作品かを確かめてみて下さいませ。
※ …って、上映館の数、少なくなってきてますね…(汗)
もっと早くみておけば良かった。
◇ 鑑賞後に振り返って
鑑賞中は、もちろん
ストーリーの展開の通りに作品を観る訳で
途中では、登場人物の行動の意味や理由や
そういったものが分かりにくい事があります。 …よね ?
この作品、
エンディング時点からストーリーを逆上り
その時点での主人公たちの心情を振り返ってみたら
より一層
一人一人の行動や心情の揺れ動きが良く読み取れ、
共感の想いがいっそう深くなりました。
何て気持ちの暖かくなるストーリーなのかと
心に沁みてきました。
哀しい終わり方をしたと思っていたのに
ハッピーエンドのお話を見た様な
そんな気分にさえなっていて
そのことに自分でもびっくり です。
観て良かった。
◇最後に
一番辛い思いをしてきたのは、
「ヒロインの親友の子」
ですよねぇ。
ヒロインの一番の理解者であり続けるだけでも
相当しんどい。
もう一人の理解者が出来て、良かったなぁ
との思いも束の間。 よりによってこの男から
更に重荷を背負わされてしまうという…
陰の主役は、この娘かと思います。 うん。
※演じた古川琴音さん。
「メタメルフォーゼの縁側」などで見てましたが
この作品での演技に魅了されました。
”神谷透君を忘れないで” のメモを見つけた時の
表情の変化とか…もう なんというか。 ふぅ
◇最後の最後に
日記を読み返して一日が始まる。
その日課が、10年20年と続き
日記も数十冊になっていたら…
う~ん 読み返すだけで
一日が終わってしまいそうです。
◇最後の最後の最後(…おーい 汗)
絵を描くことで、神谷透の事が
真織の記憶に残るようになったのであれば
そして、それを本人も期待したのであれば
彼の人生も悪くはなかったのかな と
そんな風にも思うのでした。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
脚本が素晴らしい
恋愛映画となればありがちな設定も多いと思いますがこの映画の伝えたいことは恋愛ではないと思う。 もっともっと深いメッセージ 思い出を作れない彼女と僕のお話。それでも人は体が記憶するものもある。それはどんな超えるのが困難な壁があっても出来ること、やれることはあるんだよ。と ストーリーが無理やりすぎると感想を抱いた人はいるかもしれません。しかしこの映画は恋愛を通したものでありもっとメッセージがあるはずです。 伏線回収もしっかりされていて全体を通して納得のいく構成になっていました。 本当に素晴らしい作品だと感じました。 今度は原作を読むとします。
青春物の三木監督は安心して観られますね
純粋に美男美女の切ない恋を観たいという想いに応えている良作です。 夏への扉などで最近空回りが目立っていた三木監督ですが、これは十分に楽しめる。 ふとした瞬間の溢れる想いの撮り方とかなら本当に素敵な監督です。 君の膵臓を食べたい、の路線は順調に進化を遂げていますね……。
中盤まで良かった!!
福本莉子さんの存在に依るところが大きいですが、海岸~花火大会までは丁寧に作ってあって楽しめました。花火大会でキスした事がないので、「ああ、良いな」と思いました。男の子のお父さんの描写は全部要らなかったと思います。男の子の病気設定と退場が唐突で、例えば海岸でヒロインを探す際に「俺、走るの苦手なんだよね」とかあれば良かったです。キャスト一覧を見て彼が主役だったのかと言われれば違うと思いますし、単にジャニーズの若手を初主演にして箔付けしたかったのだと感じました。日記改竄のシーンで「記憶を取り上げる権利は誰にも無いし、単なるエゴだ」と感じたので、感動的なBGMが流れて違和感を感じました。欠損して幸せへの感度が上がるのは欠損した人間にしか分からないと考えながら観ていたのですが、それで日記を改竄するという周りの人間のエゴとの対比を描いたのかと一瞬思いましたが、特にそういうテーマでも無かったです。日記を改竄する事に両親は同意したというか、知らずに貸し出したんだなというのは想像するしかなく、両親の同意は不可欠だと思いますので描写不足に感じました。日記改竄について、親友は謝りましたが、男の子のお姉さんは謝らなかったので大人として不味いと思いました。親友は演者のせいか何か鼻に付く印象だったので、改竄に手を染める事でバランスが取れていました。タイトルに「今夜」とありますが、花火大会の夜などに何か悲劇的なイベントがあった訳では無いので、単に毎晩寝ると忘れるという事だけでしたら昼間でも寝ていますし、タイトルは雰囲気で付けたような印象でした。中盤まで丁寧だと思いましたが、特に終盤はイマイチに感じました。
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