今夜、世界からこの恋が消えてものレビュー・感想・評価
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大切な人ともう一度観たくなる映画
原作を前に読んだことがあり観に行ったのですが、結末がわかってる中でも後半はずっと号泣してしまいました。 登場人物が本を読んでいた時の感覚通りの方が多く、キャストさんの演技も素晴らしかったです。 映像が綺麗で、特に主演2人の透明感と儚さも良かったです。 最後の方の泉ちゃんと透のお姉さん、それぞれのシーンが一番涙しました。 本を読み返して、また映画を観に行こうと思います。
なにこれ、全然泣けないんですけど、、、
涙もろくてほぼほぼ泣きの映画は泣いてしまう自分がウルッともしなかった。 伏線張りまくりで、逆にその先がバレバレで驚きもなし。感動もなし。 最初の時点で死ぬのがわかる。 予告編も消えていくところがネタバレなので良くないと思う。 手書きの日記の方に実はこうだった的なサプライズネタがあるとかもないし、家族の話もめちゃ薄い。 どう終わるのかと思ったら普通に終わった。。。 あと非現実すぎるのもある。 毎日初対面であんな好きにはならないでしょ。 ただ、テンポだけはいい。ダラダラと退屈ではなかった。
光の魔術師、2人の女優さんが光り輝く
ストーリーは全く違いますが、「キミスイ」に近い感覚です。涙が止まりません。 恋愛映画ですが大人にもオススメです。 あまりネタバレしたくないので、詳細は割愛です。 予告通り、高校生の恋愛映画ですが、友情や親子愛などの要素も強く。泣けるポイントはひとつではないと思います。 基本は、予告通り、予想通りのストーリーですが、それだけでは終わらない、とても良いストーリーでした。途中から、「あれ?これはどういう話になるのだ?」と分からなくなりました。 オープニングの「??」が最後に回収される気持ちよさもあります。 「寝ると記憶が無くなる」という設定は過去の映画にもありましたが、予想以上に良かったです。 それぞれのキャラクターに感情移入して切なくなります。そう選択するのね。(><) 福本莉子の儚い感じがとても良いです。やっぱり主役級ですね。 何より、古川琴音が良い。この役はなかなか奥が深い。泣けました。切ない。とにかく良い。本当の主役は古川琴音ですね。 このおふたりはとても個性的です。ナレーションシーンがありますが、どちらの声がすぐに分かります。実はこの点がとても重要です。 やっぱり三木監督×高校生は鉄板ですね。 とにかく女優さんが可愛い!三木の逆光!光のの魔術師! 月川監督の脚本も素晴らしい。 後味がとっても良い映画でした。 あっ、あとヨルシカがいい! 3夜のなかで1番好きだけど、最近曲が出てなかったので、「おかえり」といいたい。 余談ですが、三木監督作品が続きます。次は「タング」経由で「アキラとあきら」ですか、、。高校生の爽やか恋愛映画のイメージしかないので楽しみです。
幸福も不幸も全てが今生きている証‼️❓そして、全ての出逢いが運命❓‼️なんですよね‼️❓
いろんなことが医学的にも、社会的にも、リアルで、切実で、心に迫る、ものがある。 久々に、魂が揺さぶれれて、慟哭した。 キミスイは最後がダメでしたけど、この映画最初から最後まで完璧。 シナリオが凄い、セリフが凄い、全てが心に沁みてくる。 ストーリーは片鱗すら触れられない、ネタバレ注意。 この凄い映画を、抑えた演技で、それでいて鬼気迫る、道枝くんの演技は映画史に残るだろう。 福田莉子も、キミスイの浜辺美波を超えているかも。 脇役のみんなも凄い、化学反応を起こしてる。 生きていて、出逢いを、運命を感じる、ことは稀有だけど、そう信じる希望がここにある。 生きる勇気を感じさせる、それがここにある。 感動が知りたいなら、是非。 生きる希望を知りたいなら、是非。 魂が揺さぶれれて、明日に希望を繋ぐ映画を、是非。
3つ目の約束はだいぶ前から破ってる。
「前向性健忘」という、ある時点から以降の記憶がなくなる少女と恋愛をする映画。
自転車に乗ることや、絵を描くことなどの無意識に覚えた感覚は長期記憶といって忘れることがないらしい。
主人公が透の葬式で透の顔写真を見た時、何も思い出せないのに悲しい気持ちになって泣いてしまったり、透の絵を無意識に描いてしまったり、透の何かが長期記憶として残っているとわかった時に涙が止まらなかった。
他にも泣き所は沢山あったが、自分的には親友が嘘を隠しきれなくて吐露する所が一番泣けたかな。演技がとても上手でした。
あと、ヨルシカの「左右盲」という曲がこの映画の雰囲気にとても合っていた。
過去の大切な記憶を失うシーンがメッチャ辛くて切ない邦画。 本年度ベスト級。
全く先が読めない展開だったけど、卒業式のシーンから全ての理由が解り涙が止まらない。 一晩寝ると前日の記憶が無くなる病気を持つ福本梨子さん演じる真織。 ある事情で真織と疑似恋愛する事になった神谷。 真織の友達、綿矢(古川琴音さん) 小説家の早苗(松本穂香さん) これらの登場人物を中心に進むストーリー。 疑似恋愛の3つの約束。 後からその理由が分かり泣ける。 登場人物全ての方が真織の為に行動する姿に泣ける。 疑似彼氏役の道枝さん。 期待して無かったけど、演技も良いしイケメンだった(笑) 古川琴音さん演じる綿矢の献身的な行動が印象的。 あんなに友達思いな人がいるのか? 真織が羨ましい。 本作の裏の主人公と思います! 作家の早苗役の松本穂香さん。 メッチャ大人っぽい(笑) 眼鏡姿は松たか子さんみたい(笑) 多少無理のある展開だけど、後半の予想もしていなかった展開に引き込まれ満足度と号泣度は高め。 綿矢が泣く全てのシーン。 自分もつられヒクヒク泣きました( ´∀`)
最近観た映画の中で1番好き
原作のあとがきにあった「悲しい物語ではありますが、悲劇ではありません。」を見事に映像化している作品。
切なくて泣けるけど、鑑賞後は悲しい気持ちだけが残るわけではなく温かい気持ちになれる。
もともと主演2人は消えた初恋で共演していて、いいなと思っていたけど今回は恋仲としての2人が見れて、やはりお似合いの2人でした。2人とも透明感がすごかった、その透明感が映像美と相まってさらに良かった。
また、古川琴音さん、最高です。なんならいちばん印象に残っている登場人物は彼女。私は泉の目線に近い感覚でこの作品を観ていたため、視線の使い方や台詞の発し方がとても感情移入させられて泣いてしまった。特に真織の部屋の張り紙を剥がすシーンは台詞がないのに印象的。
サウンドトラックも主題歌の左右盲もとてもよかった、パンフレットに楽曲制作の裏話が掲載されているので読んでない人は是非読んで欲しい。
君の膵臓をたべたい が好きな私としては、最後の真織の日記を読みながらの回想シーンが君の膵臓をたべたいと重なるところがあった、三木さん×月川さんの作品をまた観たいと思いました。
え、まって。
え、クソ泣いちまったんだが。 福本さん、声も顔も浜辺ちゃんにそっくりなんだけど、比べて申し訳ないが、芝居は福本さんのが好みです。 あざとさが無いのが良い。嫌味がない。 膵臓と比べがちな内容だが、膵臓の浜辺さんが「わたし、病気だけど明るく頑張って生きてるの、でもちょっと無理してます、そこに気づいてよ」芝居が苦手だった(申し訳ない)んだけど、福本さんはすごく自然体な芝居で好感持てました。 そして三木孝浩監督作品、好きですね。すごく丁寧。主人公2人の歩み寄りもすごく丁寧でラストに効いてる。 心臓病の展開は急過ぎてびびったけど、人生ってそんなもんだよなって納得させた。
古川琴音が良かった
高校生の神谷透は同級生を助けるため、日野真織に嘘の告白をした。彼女は、お互い本気で好きにならないこと、など3つの条件にその告白を受け入れ、2人は付き合うことになった。真織は自分が事故による後遺症で、夜に眠るとその日の出来事をすべて忘れてしまう前向性健忘症だと透に打ち明けた。彼女は毎朝、前日までの日記を読み返しなんとか記憶をつなぎ止めていた。透はそんな真織と1日限りの恋を積み重ねていき・・・てな話。
悲しい結末だった。
真織の友達、泉が意地の悪い女かとミスリードさせられて観てたが、凄い良い子で、古川琴音の演技も素晴らしく引き込まれた。
道枝駿佑のはにかんだ笑顔は魅力的だった。
福本莉子は可愛かったが、あまり印象に残らない感じ。
久々に水野真紀を観たが、相変わらず綺麗だった。
音楽、映像が綺麗で美しい
4分の3程はただ美男美女のカップルを見てる感じ。でもその残りの4分の1が感動系でいい。特に最後辺りがやばくて分かっていても涙が出る。これは音楽、映像が凄くいいバランスで組み合わさってるからこそだと思う。試写会と映画館で2回見たが2回目を見ると伏線がしっかり描かれていたり、音楽に集中できたりするから時間があったら2回見るのがおすすめ。
眩しくて見ることができない…、そんな輝く青春の物語。
今の世に不幸の種は満ち溢れている。 昨今の風潮も、不幸や絶望を描くと作品の深みが増すように考えられ、実際の価値以上に評価されているように思う。 幸福や希望は、そんなにうまくいかないだろうと考えられ、おめでたいという感じか、場合によってはお花畑と揶揄される。 ハッピーエンドの映画がカンヌでパルムドールを取ることは、まず考えられないだろう。 三木孝浩監督の映画は、常に人間の幸福感を描く。そして、人間の心の原風景を思い起こさせる。 そして、彼の映画を観ると、いつも幸せな気持ちになる。まるで、日だまりのような映画だ。 青臭いと言ってしまえば、青臭い。 幼稚と言ってしまえば、幼稚かもしれない。 だけど、誰しも、そんな気持ちを持っていたのではないだろうか。 もう忘れてしまったかもしれない。 持ちたくても、持てなかったかもしれない。 でも、心の底には、そんな青臭い気持ちが、誰しも横たわっていたのではないだろうか。 惜しいのは、透の死についてだ。あまりに唐突で違和感を感じてしまう。 若者が病気で突然死する確率は低い。それが記憶喪失と重なると、ちょっと安っぽい話になってしまう。お隣の国のドラマのようでもある。 原作はどのような話かはわからないが、ここは何らかの前振りや描写が必要だったのではないだろうか。 また、交通事故と子供を助けた話も描写が必要だっただろう。これも設定がないとストーリーが薄っぺらくなってしまう。 ともあれ、映像は美しく、光とやわらかな影とが真織と透の姿を映し出す。 ぜひ、劇場でご覧ください。
ティーンエイジャーや20代前半女子は「感涙、感動の嵐🥹❤️」確実。でも「50歳代半ばの偏屈ジジイ」には💢😤怒り心頭の作品。
本作は「モエカレ❣️」ほど甘いスィーティな感じでは無いイメージだったので 若い女性に混じってコッソリと・・しかし「最後列ど真ん中という大将席」 で武田信玄のようにどっしりと「軍配持って(ウソ)、身構えて」本作と対峙した。 最後の方「前方性健忘」でなくて「前向性健忘」ね。「・・症」「・・病」と断定できないとこがミソ。 確かに「記憶喪失」は事故等をきっかけに症例がポピュラーだけど・・・ あと、いくら「心臓悪いとはいえ」若い人が突然は・・❓❓❓前兆あると思う・・ また「甘い恋愛❤️映画に戻ると・・・ って言うかジジイも「恋愛モノ」嫌いではない。さすがにツレ家族とはめんどくさいので 「エベレスト単独行🏔」の意気込みで本作に臨んだ。【イヤだよ家族と・・恋愛作に限らず映画館って・・】 客席には年配夫婦以外にも若い単独男性も居て、内心安心した。 あえて今の生ぬるい世に表現するが「若い女性7割、そうでない女性2割、男性(ツレがいる人含め)1割」 と言う感じか・・・だいたいほぼ5割超えの入りだからスマッシュヒットみたいな感じだ。和製英語ね。 ストーリーは昔の表現で言う「ライトノベル」的な爽やか恋愛モノと・・ 思いきや・・「変な深み・・急展開 不思議 非現実感」のあるストーリー ただし、映像的には、わかりやすく、なぜ主人公でない女友達が日記読んでるんだろう? と「引っかかり」を作りつつ王道の画面展開。楽チン。快適テンポ。 演技的には「食べ物を食べていない」演技の拙さが気になった。 「ものを食うのと濡れ場は演技上級者でないとできないよねぇ」痛感した。 めんどくさいだろけど、食い物食わずにセリフが先行は役者として未熟だと思う。 サンドイッチ🥪一口だけかじって延々と会話はリアリズムに欠ける。 女性のすすり泣きが、映画館を占拠した。感動の恋愛映画❤️ ただワシ、ジジイだから言わせてもらう ・そもそも「精神医学」って「クスリの処方」以外は未発達。毎日の記憶がなくなる「前方性健忘」 つて違うような気がするよ・・だって毎日忘れるならなんで「高校の授業受けてるの?」「明らかに友人関係覚えてるよね」 「それに毎日最初からだったらそれだけで2、3時間経過は必至。学校の試験もいきなり記憶ない状態から徹夜」って 明らかに無理・・そう・・日毎に都合よく忘れるって、少なくとも映画の主人公として無理、現実にも詐病だろう。 ・仮に急死した人が何を言っていようとも「故人を偲び、悲しみを受け止め、記憶を呼び起こす」のは亡くなった人に対する最大レベル、と言うか最低限の礼儀というもの。「敢えて痕跡を消す 無神経な姉と友人」にブチ切れそうになった。 ・最後に辻褄合わせで「やっぱり思い出させよう→記憶の復活」が女性陣の「共感、涙の🥲ツボ」とはわかる。でもね「酸いも甘いも噛み分ける偏屈ジジイから見れば「それが最初から当たり前。勝手に生きた証消すなよ」と思う。 なにわ男子の道枝君、福本莉子、古川琴音、松本穂香が「それぞれの力量で好演」は確か。 まだまだ希望に満ちている若い高校生、大学生、新入社員クラスの女性にはオススメ。涙腺の弱い方は涙腺崩壊します。 別に「女性蔑視」ではなくて、自立した女性、お子さんのいる女性、人生の経験則のある年配の女性は 「現実は・・・」とわかってしまう作品ですよ。あっそれと「若い学生くらいの男性にもオススメ」 この三木監督は最近多作だけれども、ある意味「確実にターゲットの観客を陥落させている」 ジジイに通用しないのは「織り込み済み」なのだろう。 ワシ的には💢😤星ZEROゼロなのだけれども「受ける人には受ける」ターゲット絞り込み映画としては秀作だから 星⭐️⭐️⭐️三つの平均点。・・涙腺の弱い女性・・激しくオススメです。
美しい物語。しかし、想像以上の展開はない。
ストーリー ★★☆☆☆ キャラ ★☆☆☆☆ 演技 ★★★☆☆ 演出 ★★★★★ 王道と言っても良いほどの素直な展開で見やすい。ひねりがない分メッセージを読み取りやすい。しかし、その分面白みに欠ける。 キャラに人間味がない。主要キャラ全般が、普通の人なら壊れてしまうほどの、絶望的な環境に置かれている。しかし、作品が終わるまで皆んな人間として強くて優しい。キャラたちがあまりにも理想的なゆえ、キャラに共感できない。 カメラと演出が良い。背景一つ一つに拘りを感じる。特に、キスシーンは凄く美しい。 キャラの魅力をちゃんと伝わる演技だが、キャラの現実味が薄いせいで演技の説得力が半減。 美しい物語が見たい人にはオススメ。しかし、それ以上のことは期待できない。
予定どおり、泣きました。
みっちー目当てで鑑賞笑 福本莉子ちゃんも、古田綾音ちゃんも、透明感あるみずみずしい演技でした。 音楽や映像も美しく、自然な雰囲気のよい映画でした! 透のお母さんが家族に残した料理のレシピ、真織が明日のために紡ぐ日記、真織に毎日の彩りを与える透の優しさ、透と真織を見守る泉、真織の体のどこか奥底に残っている「記憶」。大切に想うこと、想われることで、人は生きていけるのね。 ヨルシカの主題歌もエンディングにピッタリでしたね^_^
昨日が無くとも、今日を愛する
ついに、三木孝浩monthがやって参りました。 三木監督作である、「今夜、世界からこの恋が消えても」「TANG タング」「アキラとあきら」が1ヶ月の間で上映されるのです!なんてことだ!!! 一昨年からものすごい勢いで映画を作っている、今一番ノリに乗っているといってもいい売れっ子監督。一昨年は「思い、思われ、ふり、ふられ」。昨年は「夏への扉 君のいる未来」が個人的にベスト10になるくらい、この監督は最高品質の作品を届けてくれるのです。 三木孝浩monthで上映される3つの作品の中で最も期待していた本作。予告、なんなら特報の時点で勝ちを確信していたわけですが、今回脚本を務めてる月川翔が監督した「君の膵臓をたべたい」と似たような雰囲気がして、あの素晴らしい作品を越すことが出来るのかと少し不安もありました。 ...なんと、まさかのキミスイ越え。そして、まさかの★5.0。今も〈ちょっと思い出しただけ〉でトリハダが止まりません。ぐわぁぁぁ、いい映画すぎるぞぉぉお...。 3本も三木監督作品が上映される訳ですから、せっかくなのでこの監督の素晴らしさというのを3回に分けて紹介しようかなと。 本作のMiki′s pointは、「人物描写」です。 ふりふらといい、ぼく明日といい、三木監督の作品はどれもこれも登場人物が魅力的。メインはもちろんのこと、主人公の両親だとか兄弟だとか友人だとかまでも愛おしく映し出すのです。しかも、今作は「君は月夜に光り輝く」「君の膵臓をたべたい」の月川翔と「明け方の若者たち」の松本花奈の共同脚本。そりゃ、最高の映画になるに決まってるでしょ?笑 いつもの三木作品以上に、繊細で煌びやかに描かれていたキャラクター。そして、俳優の良さを存分に発揮させる監督の底力。より踏み込んで、レビューしていきます。 「461個のおべんとう」では井ノ原快彦、「99.9 刑事専門弁護士」では松本潤、というベテランがメインを飾る中で、観客の心を掴む演技を見せてくれた道枝駿佑。本作で、より一層、いや三十層くらい(?)大好きになりました。絶妙な感情の変化と表し方、自然で何気ない温かさを感じさせる表情、そして何よりカッコ良さと可愛さを兼ね揃えた美貌。話し方や仕草など、彼の全てが美しいのです。これは三木&月川&松本パワーか??更なる飛躍が見られて、もう道枝駿佑の演技だけで満足できるくらい最高でした。 ふりふらでも、監督とタッグを組んだ福本莉子。あれから、何本もの映画に出演して着々と役者としての力を身につけてきた彼女ですが、この映画で一気に成長しすぎ!?と思っちゃうくらいに、すごくいい演技でした。福本莉子が出演している作品の中で、作品自体の質もあるでしょうけど、頭3つくらい飛び抜けて上手かった。あの涙が頭から離れません。こんな綺麗な泣き方出来たんだ、この人。 そして、脇を固める俳優たち。 まずは、ほぼメインといっていいほどに登場していた古川琴音。「街の上で」が印象に残っていますけど、この人もまた成長したなぁとお母さんのような気分です笑 主人公の友達役女優のトップの座は個人的には堀田真由と思っているんですが、彼女もその座を狙えるのではと感じるぐらいにいい役者です。 また、キミツキでも主人公の姉ちゃんだった松本穂香。やっぱりこの人ってすごく落ち着くわ〜。映画をキュッとまとめて引き締めるような、脇役なのにこの人がいたからこそと思える、数少ない女優です。 他の俳優陣も流石です。一人一人説明していなら、埒が明かないのでこの辺で笑 そして、肝心な内容。 映像の美しさからだろうか、冒頭から一気に引き込まれるのです。私、よく面白い映画を見た時にあっという間だとか飽きないとかっていう言葉を使うんですけど、この映画は他の映画と比べて没入の具合が段違いでした。退屈しないとかそんなレベルじゃない。普段、レビューを書くことばかり頭で考えていて、「あ、今のは無いな。減点。」だとか「意味わかんなくね?アウト。」だとか、否定的な目で映画を見ちゃう悪い癖があるのですが、そんなことさえも考えさせない、考えさせる時を与えない作品が本作なのです。どれほど、素晴らしいものなのか伝わりますかね...笑 見どころを切らさない、非常に上手い構成。 これが、この映画をそこまで魅力的に感じる最大の理由かなと。こういう、しんみりとした本格的な恋愛映画ということもあって、テンポがいいとかいっぱい笑えるとかそういうのじゃないのだけど、真正面から立ち向かってストーリーの面白さと各シーンの見応えで勝負している感じが、めちゃくちゃ満足感を与えてくれる。続きが気になる...!と観客に思わせつつ、その場をも大いに楽しませる。展開は早くないけど、隙もない。一分一秒に全力を注いでいるような丁寧さがものすごく伝わってきて、こっちも全てのシーンを滞りなく見ていたいという思いになって、没頭できるのです。 いいセリフがたくさんあって、いいシーンがたくさんあって、悔しいけど泣きまくってしまった。劇場でこんだけ泣いているのが聞こえたのも久しぶり。「余命10年」の時は滝のようにぼろぼろと涙してしまったのだけど、この映画では割と初めてなんじゃないかという「本気泣き」をしてしまいました。すすり泣きって、したことあったっけ笑 ものすごく色んな感情がぶつかって、とになく泣けて泣けて仕方なかった。ネタバレになるから、このシーンがとか、このせりふがとか言えないのが悔しいです... 観客に涙を流させる余裕を作ったり、しんみりと心を落ち着かせる間をとったりと、観客の気持ちに立ってよく考えられて作られている本作。全体通して音楽も非常に良くて、★5.0付けたわけですから、主題歌も最高なんです。ヨルシカって今まで全くと言っていいほど聞いてこなかったんですけど、こんなにいい曲を歌っているのかと結構衝撃でした。予告の時から薄々思っていたけど、あまりにも映画の雰囲気と合いすぎている。エンドロールの時に、今までのシーンが脳裏に浮かんでまた涙しちゃう。この映画の全てがこの「左右盲」という曲に詰まっているようで、この曲を聴いたら何度でも思い出せそうです。そのくらい、いい曲なんですわ。。。 なんか、考えれば考えるだけいい所が出てきて書ききれません。かなり長々とした文章になってしまいましたが、本当に出来のいい最高級の本格恋愛映画です。個人的には〈記憶について教えた〉という点で違和感を感じるところがあったのですが、これは2回目見てなにか気づけそうなので、また改めてレビューします。色々と変わった映画を高評価にしてきましたが、本作は誰にでもオススメしたい傑作です。ぜひ、この夏に涙を流しに劇場へと足を運んでください。
全人類に見てほしい映画
原作から大好きです。 アイドル道枝駿佑ではなく、俳優道枝駿佑として、雰囲気もオーラも神谷透になっていたので驚きでした。 わたしてきに小説の好きなシーンがなかったり、変わっている部分はもちろんありますが、 これはこれで、映画としてとても大満足な一本です! 最初のシーンから涙目→開始5分では泣きましたね。笑 また、登場人物みなさんの透明感がすごすぎて、 儚くて切ないラブストーリーの配役にぴったりだと思いました。 友達みんなにオススメします!
寸分違わず思った通りの展開だったのに号泣
2022年劇場鑑賞173本目。 目覚めると前の日までの記憶を全て失うので日記をつけて朝読んで辻褄を合わせる女子高生と、ひょんなことから恋人のフリをすることになった彼氏の話。ただ冒頭はその未来、つまり現在のシーンでなにか違和感を感じます。 まあ正直この情報だけで終盤の展開が全部分かってしまうのですが、自分が一番この展開だと泣けるよな、という筋をそのままなぞられていくのにもう三十分くらい嗚咽混じりの号泣でした。 「50回目のファーストキス」と似た設定ですが全然違う話になっているので良かったです。 こういう恋愛映画に花火のシーンは必ずと言っていいほど出てきますが、これまで観た映画で一番心に響く美しい花火シーンでした。
切ない
主人公二人の、愛がどんどん芽生えてくる姿にほっこりしました。スマホで動画を取り合うシーンは可愛くて、愛おしかったです。 透くんの優しさは心に刺さります。本当いい人なんだな、、と。 一番の印象は親友の泉ちゃん。古川琴音さんに惹きこまれました。特に最後、泣きました。
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