「土地や樹木や自然に関するすべての常識が破壊される」杜人(もりびと) 環境再生医 矢野智徳の挑戦 駒井尚文(映画.com編集長)さんの映画レビュー(感想・評価)
土地や樹木や自然に関するすべての常識が破壊される
主人公、矢野智徳に密着した、「情熱大陸」の長尺版みたいな映画です。そして、もの凄くためになるんです。それは、衝撃的といっていいレベル。土地をコンクリで固めてしまうと、ガスの溜まったグライ土壌になってしまう。水脈を整備し直し、風の通る道を作ると、土地が見事に復活する。今まで誰からも聞いたことのなかった学びが満載です。自然はあるがままに、「LET IT BE.」ってことなんですねえ。人間が手を加えるにしても、加える程度ややり方がちゃんとある。建築や土木や造園に関わる仕事の人や、そういう業界を目指す学生さんたちに見て欲しいと心から思います。
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