劇場公開日 2022年4月15日

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「アクションとCGがすごい」バーニング・ダウン 爆発都市 バラージさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アクションとCGがすごい

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

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『ショック・ウェイブ 爆弾処理班』(未見)という映画のパート2らしいが設定や登場人物やストーリーは全く別で、主演のアンディ・ラウが演じる主人公が爆弾処理班員のアクション映画というところだけが共通してるらしい。なので前作を観ていなくても全く問題はない。ヒロイン役の中国女優ニー・ニーが好きだったんでちょっと気になってはいたんだが、ジャッキー・チェン以外のこの手の中華圏娯楽映画が地方に来ることは珍しく、どうせ来ないだろうと思ってたら来たんでちょっとびっくりした記憶がある。

いやはやすごいアクションでした。最近はハリウッドでもあまり作られなくなったようなものすごい金をかけた大規模娯楽アクション映画で、途方もない大風呂敷を広げたようなストーリーもこれまたかつてのハリウッド映画的。CGもすごくて、アンディの片足失った姿とか義足を見せるシーンがCG加工でほんとに見えちゃうほど。アンディのアクションも相変わらず香港映画的にむちゃくちゃで、もちろんスタントマンも使ってるんだろうが、この映画の数年前に落馬事故で再起不能かと言われた人とは思えない。見た目も還暦とは思えぬ若さで、30代前半のニー・ニーと恋人同士という設定にも何の違和感も感じなかったりする。

そのニー・ニーも同僚警察官役でお飾りではなく、出番が多い上にストーリー的にも重要な役どころでさらにアクションシーンもこなしていた。やっぱりいい女優です。広東語吹替で本人の声じゃなかったのだけがちょっと残念。

まあ、主人公は爆弾処理班なのに刑事やテロリストよりもよっぽど強いとか、明かされる主人公の真実にも、そんなんありか?それでいいのか?と思っちゃうとか、いろいろと香港映画的なツッコミどころは多々あれど、んなこたどうでもいいんだよとなっちゃうようなパワーで押し切る系の娯楽アクション映画でした。

バラージ
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